脳血管内治療の進歩 ブラッシュアップセミナー 2021**診断と治療社/坂井 信幸/9784787825278**

販売価格
6,600円(税込み)
編著
坂井 信幸
出版社
診断と治療社
分野
 
脳神経科学・神経内科学

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書籍版 販売期間
2022/05/19~
JANコード
9784787825278
商品コード
9784787825278
発行 2022年5月
サイズ B5 / 192p
ISBN 978-4-7878-2527-8
【編集】
坂井 信幸(神戸市立医療センター中央市民病院 脳神経外科部長)
江面 正幸(国立病院機構仙台医療センター 臨床研究部長?)
松丸 祐司(筑波大学 脳神経外科 脳卒中予防治療学講座 教授)
宮地 茂 (愛知医科大学 脳神経外科 主任教授)
吉村 紳一(兵庫医科大学 脳神経外科学講座 主任教授)

脳血管内治療の普及とレベルアップを目的に開催される「脳血管内治療ブラッシュアップセミナー2021」の演題をまとめたイヤーブック.エキスパートの基本技術から応用テクニック満載のセミナー演題に加え,実臨床に山積する課題をテーマにをとりあげた充実の内容.今版では,硬膜動静脈瘻と再開通療法の最新情報およびディベート2項目,アンケートなど を盛り込みました.最新のデバイスと治療技術を知るための定番書籍です.

【目 次】
1.硬膜動静脈瘻update2021
1.静脈洞をバルーンで温存したdAVFの根治的経動脈塞栓術
1 はじめに
2 適応
3 静脈洞閉塞用バルーン
4 手技のポイント
5 代表症例

2.硬膜動静脈瘻頚動脈的塞栓術における疑似枝払いの有用性
―multiple balloonによる分枝閉塞下でのOnyx injection
1 はじめに
2 Multiple balloon techniqueの実際
3 dAVFのTAEのポイント

3.dAVF に対するOnyx TAEにおけるバルーンカテーテル活用法
1 はじめに
2 Onyx TAEに必要なカテーテルシステム
3 バルーンカテーテルからのOnyx TAE
4 Tenporary Balloon Occlusion法(バルーンカテーテルによる一時遮断)
5 バルーンカテーテルによる静脈洞プロテクション
6 番外編:バルーンカテーテルによる静脈洞PTA
7 おわりに

4.Onyx TAEにおけるバルーンを用いたフローコントロールの有用性
1 はじめに
2 硬膜動静脈瘻における液体塞栓物質の挙動
3 動脈側でのフローコントロール
4 静脈側でのフローコントロール
5 おわりに

5.Onyx TAE時のsinus balloon―SHOURYUとSterlingの使い分け
1 はじめに
2 静脈洞保護に用いるバルーンの選択
3 おわりに

6.Onyxの挙動と注意点
1 はじめに
2 Onyxとは
3 Onyxの挙動
4 体積の縮小
5 X線不透過性の変化
6 その他の注意点
7 おわりに

7.効果的なTAE を行うための一工夫:エピネフリン入りキシロカインの有用性について
1 はじめに
2 皮膚から骨を貫通する流入血管(transosseous branch)の問題点
3 Transosseous branchに対するE入りキシロ皮下注射法
4 E入りキシロの使い方(応用編)
5 まとめ

8.早くて確実,しっかりサポート,両側IJV穿刺での病変部アプローチ
1 はじめに
2 方法
3 考察
4 結語

9.Non-sinus type dAVFに対するtransvenous retrograde Onyx injection
1 はじめに
2 症例提示

10.CCF患者の脳神経外科への早期受信を目指して―眼科医・内科医への啓蒙と医療連携の構築―
1 はじめに
2 本疾患の啓蒙と資料連携の構築の取り組みについて
3 取り組み前後の変化
4 まとめ

11.dAVFの緊急治療―Onyxの使えないアウェイ病院での戦略―
1 はじめに
2 アウェイ治療で考慮すべき事項
3 アウェイ病院での治療戦略
4 症例提示
5 結語

12.脳硬膜動静脈瘻に対するOnyx TAE の合併症対策
1 はじめに
2 合併症回避のための治療適応部位
3 合併症回避のための術前検討
4 合併症回避のためのセッティング
5 手技中の合併症対策

13.硬膜動静脈瘻の治療で再確認が必要な血管解剖のポイント
1 はじめに
2 MMAから塞栓する際に注意すべきポイント
3 OAから塞栓する際に注意すべきポイント
4 その他関連する注意が必要な硬膜の領域
5 おわりに

14.硬膜動静脈瘻の微小解剖解析における高解像度cone beam CTの有用性
1 はじめに
2 Imaging technique
3 CBCT撮像の技術的側面とテクニック
4 症例提示
5 考察
6 まとめ

15.テント部硬膜動静脈瘻の治療戦略とそのピットフォール
1 はじめに
2 発生
3 Tentorial dAVFの分類
4 Tentorial dAVFの治療戦略

16.Onyx で根治を目指す前頭蓋底硬膜動静脈瘻
1 はじめに
2 前頭蓋底硬膜動静脈瘻の疫学
3 静脈の解剖
4 治療の実際
5 おわりに

17.ACC 部dAVF におけるtarget embolization
1 はじめに
2 症例提示
3 おわりに

18.下錐体静脈洞からの進入が難しい時~プランBとプランC~
1 はじめに
2 プランB:上錐体静脈洞アプローチ
3 プランC:顔面静脈-上眼静脈アプローチ
4 考察
5 まとめ

19.海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻の治療の歴史
1 外傷性とは異なるCCFの認識
2 CCFに対する経動脈的塞栓術
3 CCFに対する経静脈的塞栓術
4 経静脈的塞栓術のさらなる進化

20.CS dAVFに対する経静脈的塞栓術-病期に基づいた治療戦略
1 はじめに
2 血管構築の評価
3 病期に基づいた治療戦略
4 おわりに

21.海綿静脈洞部,硬膜動静脈瘻両側病変への対応
1 はじめに
2 症例提示
3 本症例の考察
4 両側海面静脈洞部硬膜動静脈瘻,近年の報告

22.上矢状静脈洞部硬膜動静脈瘻に対する治療戦略
1 はじめに
2 治療方針,治療方法

23 Falcotentorial dAVF の血管内治療
1 はじめに
2 症例提示
3 まとめ
4 おわりに

2.再開通療法 update2021
1.急性期血行再建術における治療開始時の機器選択
1 はじめに
2 Stent retriever
3 Aspilation catheter
4 Combined technique
5 おわりに

2.ATBI症例への対応,時間経過での対応
1 はじめに
2 ATBI急性閉塞への対応
3 症例提示
4 ATBI症例への新たな試み
5 時間での対応
6 おわりに

3.ガイディングカテーテル内径より大きく硬い塞栓子の回収術
1 はじめに
2 GEDRの診断基準と頻度,成因
3 GEDR除去の方法
4 おわりに

4.MeVO(M2閉塞など)に対する再開通療法
1 はじめに
2 頻度と治療成績
3 治療適応
4 治療手技とデバイス
5 合併症
6 おわりに

5.悪性腫瘍関連脳梗塞に対する血栓回収療法
1 活動性悪性腫瘍に合併する脳梗塞の病態
2 悪性腫瘍「合併」脳梗塞に対する血管内再開通療法の有効性
3 悪性腫瘍「関連」脳梗塞に対する血管内再開通療法の治療戦略
4 悪性腫瘍「関連」脳梗塞の術前診断
5 再開通療法施行後の再発予防

6.椎骨脳底動脈閉塞に対する血栓回収療法
1 はじめに
2 BA閉塞例に対する血栓回収療法における注意点
3 治療前の判断
4 アプローチ
5 デバイス
6 病型
7 症例提示

ラウンドテーブルディスカッション
ディベート 私はこうする
(1)5~10mmの内頚動脈傍前床突起部動脈瘤(ICA paraclinoid AN)の治療方針
(2)Distal balloon protection なしで行うCAS

特別企画
脳血管内治療専門医は今どう感じているのか?-アンケート結果と解析
1 はじめに
2 方法
3 回答者プロフィール
4 結果
5 まとめ