看護白書 令和4年版**日本看護協会出版会/日本看護協会/9784818025257**
訪問看護のさらなる推進―多機能化 / 人材育成・活用 / サービスの質向上
発行 2022年7月
サイズ B5 / 264p
ISBN 978-4-8180-2525-7
地域の健康を支える拠点として、ますます期待の高まる訪問看護。
ステーションの取り組みについて、連携のためにもぜひ読んでおきたい1冊です。
住民が在宅療養生活を継続する上で安定的・継続的な訪問看護提供体制を構築するため、日本看護協会は訪問看護従事者の確保に向けた事業や「看護小規模多機能型居宅介護(看多機)」の普及推進等を進めています。
『令和4年版 看護白書』では「訪問看護のさらなる推進」について特集。「訪問看護総合支援センター」や「看多機」の実践、新卒訪問看護師をはじめとする人材育成、専門性の高い訪問看護師の活動、ICT(情報通信技術)の活用による看護の質向上や組織の活性化、新型コロナウイルス感染症への対応、住民の多様なニーズに合わせて多角的なサービス展開を進めている先進的な事例などを紹介します。
【目 次】
1章 訪問看護のさらなる推進
1 訪問看護の推進に向けた日本看護協会の取り組み―訪問看護師倍増策
2 訪問看護の現状と今後の方向性
3 訪問看護と医療機関との連携の重要性と連携促進のための方策
4 在宅医療の概念整理と訪問看護の活動
2章 訪問看護総合支援センターの役割、訪問看護ステーションの大規模化
1 奈良県看護協会における訪問看護総合支援センターの取り組み―開設準備から開設1年間の成果
2 新潟県看護協会における訪問看護総合支援センターの取り組み―地域で求められ、必要とされる訪問看護提供体制の整備をめざして
3 訪問看護ステーションの機能強化とネットワーク化―拠点訪問看護ステーション
4 自分らしく生きることを支援するために―地域の中核病院としての役割
3章 看護小規模多機能型居宅介護の実践
1 街づくりにつながる地域看護をめざして―訪問看護から看多機、そして街づくりへ
2 訪問看護事業の展開から見えた地域の課題と実践―地域に必要なものを創る
3 看護小規模多機能型居宅介護と療養通所介護サービスで地域を支える
4 地域共生社会における訪問看護の多機能化―看護小規模多機能型居宅介護と共生型サービス
4章 人材育成・人材活用
1 訪問看護ステーションの教育的役割―大学、大学病院、ステーションの協働による訪問看護人材の育成
2 認定看護師の活躍と人材育成 ―管理者として、職員として
3 医療機関併設の強みを生かし地域で特定行為実践を推進する
4 滋賀県における新卒訪問看護師育成支援―大学と訪問看護ステーションの連携
5章 特色ある訪問看護の取り組み
1 エコーによるアセスメント導入の現状と課題
2 医療過疎地域における訪問看護ステーションの一元管理
3 ICTツールの活用による業務効率化
4 在宅における新型コロナウイルス感染症対応―自事業所・利用者・地域を支える
column 訪問看護の周辺業務の最適化に向けて―Vehicle for Nursesを設立
5 子どもたちの成長に応じたサービスを増やしていく
6 医療と福祉を地域につなげる精神科訪問看護
資料編
1.看護職の年次データ 〈就業状況〉〈養成状況〉〈労働条件〉
2.看護政策関連の動向 (2021年4月~2022年3月)
3.日本看護協会の主な取り組み