有水晶体眼内レンズ手術**医学書院/神谷 和孝/9784260050562/978-4-260-05056-2**

販売価格
19,800円(税込み)
動画付
編著
神谷 和孝
出版社
医学書院
分野
 
眼科学

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書籍版 販売期間
2022/10/14~
JANコード
9784260050562
商品コード
9784260050562
発行 2022年10月
判型:B5 252頁
ISBN 978-4-260-05056-2

編集:神谷 和孝 / 清水 公也
ICL認定術者となるうえで必要となる知識・技術を1冊に!

近年手術数が増加している「有水晶体眼内レンズ(ICL)手術」。これを行う“ICL認定術者”となるうえで必要となる知識・技術を一冊にまとめた教科書。編集・執筆はいずれも本領域のエキスパートで構成。全体像(屈折矯正手術の現状・世界との比較、歴史と種類)の解説に加え、実践的な内容(適応選択、術前検査、手術の実際、術中合併症・トラブルへの対処、術後合併症と対処)を掲載。ポイントとなる手技は動画で紹介する。

【目 次】
1章 屈折矯正手術の現状・世界との比較
1 屈折矯正手術の種類
2 適応選択と手術特性
①角膜屈折矯正手術
②有水晶体眼内レンズ
3 海外との比較
4 国内多施設共同研究①
①角膜屈折矯正手術
②有水晶体眼内レンズ
5 国内多施設共同研究②
TOPICS JSCRS Clinical SurveyからみたICLの現状

2章 有水晶体眼内レンズの歴史と種類
1 有水晶体眼内レンズの歴史
2 種類
①前房型
②後房型
3 今後の展望
①プリロードICL
②老視矯正ICL

3章 適応選択
1 ICL認定プロセス
①ICLの導入に適した医師とは
②日眼講習会,メーカー講習会
③ライセンス認定手術の概略と実際の評価
TOPICS ICL研究会の役割
2 屈折矯正手術のガイドライン
①ガイドラインの骨子
②ガイドラインの改訂

4章 術前検査
1 屈折度数決定のための検査
①術前検査を行う前に
②術前検査の実際
③調節麻痺薬の使用下屈折検査
④再検査を要する症例
2 トーリック選択の適否
①自覚乱視と角膜乱視の確認
②日常矯正における乱視矯正の確認
③等価球面矯正視力の確認
COLUMN トーリックレンズにするか? ノントーリックレンズにするか?
3 サイズ決定のための検査
①メーカーノモグラム
②NK式
③KS式
④AIを用いた予測式
4 両眼視・斜視検査
①両眼視検査
②斜視検査
5 その他の検査
①角膜径(WTW)
②前房深度
③角膜内皮細胞密度
④コントラスト感度
⑤細隙灯顕微鏡・精密眼底検査
⑥その他
6 レンズ注文方法の実際
①OCOS入力の流れ
②注意すべき点
7 患者指導の実際
①術前指導のポイント
②術後指導のポイント

5章 手術の実際
1 術前準備
①術野で使用する手術器具・薬剤
②ICLセッティングで使用する手術器具・薬剤
2 ICL手術の実際
①手術の全体の流れ
②各手術手技の説明
TOPICS イメージガイドシステムを用いた軸合わせ
3 手術のバリエーション
①トーリックモデル
②角膜輪部減張切開術(LRI)併用
③上方切開・垂直固定
TOPICS ICLの惹起乱視 / ICLの上方切開・垂直固定

6章 術中合併症・トラブルへの対処
1 術前レンズ準備
2 術前患者因子
①散瞳不良
②狭瞼裂
③緊張の強い症例
3 レンズ挿入
①創口嵌頓
②展開不良
③アップサイドダウン(裏返し)
④角膜内皮損傷,デスメ膜?離
⑤虹彩脱出
⑥空気迷入
4 乱視軸修正(トーリックモデル)
5 創口閉鎖不全

7章 術後合併症と対処
1 白内障
2 眼圧上昇
3 緑内障(PAC含む)
4 ハロー・グレア
5 レンズ回旋
6 過矯正
7 低矯正・再近視化
8 結膜下出血
9 色素散布
10 TASS
①TASSとは
②感染性眼内炎との鑑別
③対処
11 眼内炎
12 網膜?離,黄斑疾患
13 角膜内皮細胞密度低下
14 その他
TOPICS 外傷によるICL脱臼

8章 経過観察のポイント
1 術後検査・診察
①手術当日検査
②手術翌日以降検査
2 術後治療
3 術後の注意点
4 vaultの観察
①low vault
②high vault

9章 臨床成績
1 LASIKとの比較
①視機能の比較
②長期臨床成績の比較
③術後満足度の比較
2 前房型との比較
①レンズ規格と手術手技の比較
②臨床成績の比較
③術後合併症の比較
TOPICS ICLの光学特性 ①基礎
3 長期臨床成績
①多施設共同研究
TOPICS ICLの光学特性 ②臨床

10章 個別例への対処
1 軽・中等度近視への対処
①軽・中等度近視への適応拡大
②軽度近視の適応拡大に向けて
2 老視への対処
①中年者に対する臨床成績
②老視世代の対応
③初期老視への対処の実際
3 浅前房への対処
①多施設共同研究
4 円錐角膜への対処
①多施設共同研究
5 白内障手術後への対処
①多施設共同研究
6 LASIK後への対処
①多施設共同研究