エビデンスから身につける物理療法 第2版**羊土社/庄本 康治/978-4-7581-0262-9/9784758102629**
発行 2023年2月
判型:B5判 343頁
ISBN 978-4-7581-0262-9
痛みのしくみやROM制限,運動療法との関連,適応や効果,禁忌と注意点が根拠からわかる!国試対策のポイントを明示している他,治療をイメージできる動画39本付き!第2版では,痛みの評価,衝撃波療法を追加!
【目 次】
第Ⅰ章 総論
1 物理療法とは
1 日本の物理療法の定義
2 米国理学療法士協会(APTA)の定義
3 世界理学療法連盟(World Physiotherapy)の定義
4 物理療法の歴史
5 物理療法の実施者
6 物理療法の位置づけと特異的問題点
7 日本物理療法学会
2 痛みの生理学と病理学
1 痛みの定義と分類
2 痛みの受容器と伝導路
3 痛みが抑制(調整)されるメカニズム
4 感作
5 CRPS(複合性局所疼痛症候群)
3 リハビリテーション現場における痛みの評価
1 痛みの強さ測定と物理療法の効果判定
2 痛みの性質と聴取
3 痛みの性質を評価して神経障害性疼痛を見分ける
4 痛みの部位
5 定量的感覚検査(QST)
6 痛みの情動・認知の評価
7 身体機能・日常生活活動(ADL)評価
8 生活の質(quality of life:QOL)の評価
4 関節可動域制限
1 関節可動域制限とは
2 関節の構造
3 コラーゲン線維の特徴
4 関節可動域制限をもたらす関節の不動
5 関節可動域制限の病態
6 関節可動域制限の評価
7 運動療法と物理療法の組合わせ
5 温熱療法に必要な物理学と生理学
A)温熱療法に必要な物理学
1 熱と温度
2 熱の伝達様式
3 電磁波とは
4 電磁両立性(EMC)
B)温熱療法に必要な生理学
1 温熱刺激に対する生理学的反応の概要
2 温熱刺激に対する組織レベルのさまざまな反応
3 温熱刺激に対する全身の反応
4 温熱が軟部組織の伸展性に与える影響
5 温熱が神経系に与える影響
第Ⅱ章 治療法各論
1 ホットパック
1 ホットパックとは
2 ホットパックの適応と効果
3 ホットパックの禁忌と注意事項
4 ホットパックの実際
■ 実験・実習
2 パラフィン浴
1 パラフィン浴とは
2 パラフィン浴の適応と効果
3 パラフィン浴の禁忌と注意事項
4 パラフィン浴の実際
■ 実験・実習
3 水治療法
1 水治療法とは
2 水治療法の適応と効果
3 水治療法の禁忌と注意事項
4 水治療法の実際
■ 実験・実習
4 超短波療法
1 超短波療法とは
2 電磁波とは
3 超短波療法の適応と効果
4 超短波療法の禁忌と注意事項
5 超短波療法の実際
■ 実験・実習
5 極超短波療法
1 極超短波療法とは
2 極超短波療法のアプリケーター
3 極超短波療法の適応と効果
4 極超短波療法の禁忌と注意事項
5 極超短波療法の実際
■ 実験・実習
6 超音波療法
1 超音波療法の歴史
2 超音波
3 超音波療法の適応と効果
4 超音波療法の禁忌と注意事項
5 超音波療法の実際
■ 実験・実習
7 寒冷療法
1 寒冷療法とは
2 寒冷療法の適応と効果
3 寒冷療法の禁忌と注意事項
4 寒冷療法の実際
■ 実験・実習
8 光線療法
A)光線の物理学
1 光とは何か
2 光の波動性と粒子性
3 波長とエネルギーの関係
4 光化学作用
5 光線療法による生理学的作用
6 強度の変化
B)レーザー療法
1 レーザー光の物理学的性質
2 レーザー光の発生
3 人体へのレーザー照射を考えるうえでの基本的知識
4 レーザー療法の作用と適応
5 レーザー療法の禁忌および注意を要する病態
6 レーザー療法の実際
■ 模擬実習
C)赤外線療法
1 赤外線の基本的知識
2 赤外線温熱治療器
3 スポット型近赤外線治療器
4 スポット型近赤外線療法の作用と適応・治療対象
5 スポット型近赤外線療法の禁忌および注意を要する病態
6 スポット型近赤外線療法の実際
■ 模擬症例による実習
D)紫外線療法
1 紫外線の基本的知識
2 紫外線治療器
3 紫外線療法の適応・禁忌,作用
4 紫外線療法の展望と課題
9 電気を用いた治療
A)電気を用いた治療の基本
1 電気とは
2 電気刺激によって神経が興奮するメカニズム
3 電流のタイプ
4 強さ─時間曲線(SD曲線)
5 刺激パラメータ
6 安全に実施するために?禁忌・注意点・一般的手順
B)TENS
1 経皮的電気刺激(TENS)とは
2 TENSの適応と効果
3 TENSの禁忌と注意事項
4 TENSの実際
■ 実験・実習
C)NMES
1 神経筋電気刺激(NMES)とは
2 筋力増強のためのNMES
■ 実験・実習
3 中枢性運動麻痺に対するNMES
■ 実験・実習
4 痙縮抑制のためのNMES
■ 実験・実習
D)イオントフォレーシス
1 イオントフォレーシスとは
2 イオントフォレーシスのメカニズム
3 イオントフォレーシスの適応と効果
4 イオントフォレーシスの禁忌と注意事項
5 イオントフォレーシスの実際
■ 実験・実習
E)バイオフィードバック療法
1 バイオフィードバック療法とは
2 筋電図バイオフィードバック療法の適応と効果
3 筋電図バイオフィードバック療法の禁忌と注意事項
4 筋電図バイオフィードバック療法の実際
■ 実験・実習
F)創傷治癒のための電気刺激療法
1 治療対象となる創傷
2 褥瘡治癒のための電気刺激療法の適応と効果
3 創傷に対する電気刺激療法の禁忌と注意事項
4 創傷に対する電気刺激療法の実際
■ 実験・実習
10 圧迫療法
1 圧迫療法とは
2 圧迫療法の適応と効果
3 圧迫療法の禁忌と注意事項
4 圧迫療法の実際
■ 実験・実習
11 牽引療法
1 牽引療法とは
2 牽引療法の適応と効果
3 牽引療法の禁忌と注意事項
4 牽引療法の実際
■ 実験・実習
12 振動刺激療法
1 振動刺激療法とは
2 振動刺激療法の適応と効果
3 振動刺激の禁忌と注意事項
4 振動刺激療法の実際
■ 実験・実習
13 体外衝撃波療法
1 体外衝撃波療法とは
2 体外衝撃波療法の適応と効果
3 体外衝撃波療法の禁忌事項と副作用
4 体外衝撃波療法の実際
■ 実験・実習