ナースが書いた 看護に活かせる血液ガスノート**照林社/春名 純平/978-4-7965-2582-4/9784796525824**
発行 2023年2月
判型:B5 120頁
ISBN 978-4-7965-2582-4
『ナースが書いた 看護に活かせるノートシリーズ』
第6弾のテーマは、みんなが苦手な「血液ガス」
血液ガス分析は、全身状態を知るための重要な検査ですが、苦手と感じている看護師は多いようです。
理由の1つが、意味がわかりづらい略語や用語がたくさん出てくること。
PaO?、SaO?、分圧、ガス交換、アシドーシス、アルカローシス、代償など、本書では、それぞれの意味や関連性を理解するところからはじめます。
1冊読み終えるころには、血液ガスをどのようにみて、どのように患者ケアに活かせばよいのか、きっとわかります。
●看護のかゆいところに手が届くと大好評『ナースが書いた 看護に活かせるノート』はこんなシリーズです
医師による執筆が多い「基礎医学」のテーマを、1人の看護師が、自身の学んだ知識や、臨床現場での経験をもとに解説しています。
ポイントは、複雑な人間のからだを正しく学ぶこと。「心電図」であれば「心臓」を、「脳画像」であれば「脳」のはたらきが理解できていなければ、患者さんの状態や変化には気づけません。「血液ガス」では、肺や腎臓のはたらきが大きくかかわります。
医学的知識を積み重ねる学習は、看護師にとって遠回りのようで、じつは近道です。応用力もつきます。関心のあるテーマから気楽に読んでみてください。
【目 次】
イントロダクション:血液ガス分析って何だろう?
PART1 血液ガス分析でわかる呼吸状態
1 血液ガスの表記の決まりごとを理解する
2 圧力について理解する
3 酸素分圧について理解する
4 酸素が血液に取り込まれる過程を理解する
5 肺の役割を理解する
6 ガス交換のプロセスを理解する
7 酸素について考える
8 酸素解離曲線
9 二酸化炭素について考える
10 ガス交換の状態を評価する
11 肺が悪いのか、肺以外が悪いのか
12 血液ガス分析を用いて呼吸評価をしよう
PART2 血液ガス分析でわかる酸塩基平衡
1 酸と塩基
2 代償
3 アシデミアとアルカレミア
4 呼吸性アシドーシス
5 呼吸性アルカローシス
6 代謝性アシドーシス
7 代謝性アルカローシス
8 代償反応を理解する
9 血液ガス分析をみるステップ
10 実際に血液ガス分析を読んでみよう
PART3 血液ガス分析でわかる電解質
1 電解質って何だろう
2 細胞内と細胞外の電解質
3 ナトリウム
4 カリウム