高齢者周術期管理マニュアル**克誠堂出版/新山 幸俊/978-4-7719-0575-7/9784771905757**
“術後せん妄”と“術後認知機能障害”の予防をエンドポイントとした
発行 2023年4月
判型:B5判 136頁
ISBN 978-4-7719-0575-7
編集:新山 幸俊 / 木村 哲 / 合谷木 徹
高齢者の術後高次機能の維持を目的とした介入は、有用性が未確定な分野が多い。本書は、術後せん妄・認知機能障害を予防するための周術期介入の最新のエビデンスを詳解する。
【目 次】
第I章 はじめに
01 手術・麻酔の侵襲が高齢者の術後高次機能に与える影響
02 神経炎症と術後認知機能障害
03 ERAS
04 高齢者におけるERAS
第II章 術前管理
01 フレイルと高次機能障害
02 サルコペニアと高次脳機能障害
03 プレハビリテーション
04 術前認知機能検査(MMSE)
05 術前認知機能検査(Mini-Cog test①)
06 術前認知機能検査(Mini-Cog test②)
07 歯科治療介入
08 歯牙本数評価
09 嚥下機能評価
10 嚥下機能リハビリテーション
11 術前栄養
12 絶飲食
13 禁煙
14 好中球と術後せん妄
15 ビデオゲーム
第III章 術中管理
01 選択すべき麻酔法:区域麻酔VS.全身麻酔
02 選択すべき全身麻酔薬:吸入麻酔VS.静脈麻酔
03 術中脳波モニタリング:効果ありVS.効果なし
04-A デクスメデトミジン:効果あり
04-B デクスメデトミジン:効果なし
05 レミマゾラム
06 呼吸管理
07 循環管理:平均血圧の維持に意義ありVS. 意義なし
08 補液管理
09 輸血
10 循環作動薬
11 体温管理
12 メチレンブルーによる認知機能障害予防
13 インスリンによる認知機能障害予防
14 覚醒・抜管
第IV章 術後管理
01 高齢者におけるマルチモーダル鎮痛
02 オピオイド
03 オピオイドフリー麻酔
04-A 硬膜外麻酔:効果あり
04-B 硬膜外麻酔:効果なし
05 末梢神経ブロック
06 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)
07 アセトアミノフェン
08 デクスメデトミジン
09 リドカイン
10 尿道カテーテルの違和感予防
11 高齢者の局所麻酔中毒
12 術後悪心・嘔吐(PONV)対策
13 術後栄養
14 腸内細菌
15 術後リハビリテーション
16 術後せん妄の評価法
17 術後認知機能の評価法
18 集中治療後症候群