ガイドラインに基づく 胎児心エコーテキスト 精査・臨床編**金芳堂/稲村 昇/978-4-7653-1951-5/9784765319515**

販売価格
7,920円(税込み)
診断・病態把握・治療指針決定のために
編著
稲村 昇(近畿大学医学部小児科学教室/日本胎児心臓病学会理事)
出版社
金芳堂
分野
 
周産期医学(新生児学)

数量

販売期間
2023/04/11~
商品コード
9784765319515
発行 2023年4月
判型:B5判 244頁
ISBN 978-4-7653-1951-5
ガイドラインに基づいた胎児心エコーの撮り方が必ずわかる。豊富な写真とエコー動画で視覚的に理解できる! 待望の精査(レベルⅡ)編が完成!

先天性心疾患を出生前に診断することで、出生後スムーズに新生児の管理・治療に移行し、児の予後の改善が可能となる。そのため、出生前診断の意義は非常に高い。胎児心エコー検査はその出生前診断の一つで、2006年に「胎児心エコー検査ガイドライン」が日本胎児心臓病研究会から公示、2010年には保険収載され、2021年にはガイドラインの第2版が出版され、その重要性に対する認識が年々高まってきている。

本書は、2016年7月に出版した『ガイドラインに基づく 胎児心エコーテキスト スクリーニング編』の続編にあたり、胎児心精査(レベルⅡ)を取り扱っている。ガイドラインに即したスタンダードな内容で、学会が推奨する検査方法を読者が確実に理解・マスターできるよう、写真を豊富に掲載し、わかりやすく解説している。また、ガイドラインでは見られない、エコー動画を特設サイトで閲覧することができ、より理解を深めることができるよう工夫した。さらに、アメリカ心臓病学会より発行された診断治療指針を参考に、先天性心疾患の診断・治療における胎児心エコーの実際までを盛り込んでいる。

【目 次】
Ⅰ レベルⅡ胎児心エコーの基礎知識
 1 胎児心エコーにおける基本断面
 2 基本断面における異常所見
 3 ドプラ
 4 その他の高度な機能
 5 胎児心機能評価
 
Ⅱ 胎児期に進行する疾患
 6 左心低形成症候群
 7 完全大血管転位
 8 総肺静脈還流異常症
 9 Ebstein病
 10 大動脈弁狭窄
 11 Fallot 四徴兼肺動脈弁欠損
 
Ⅲ 新生児期に発症する疾患
 12 単心室 無脾・多脾症候群
 13 三尖弁閉鎖
 14 総動脈幹遺残
 15 肺動脈閉鎖・心室中隔欠損
 16 純型肺動脈閉鎖
 17 大動脈肺動脈窓
 18 大動脈弓離断
 
Ⅳ 乳児期に発症する心疾患
 19 心内膜床欠損
 20 Fallot四徴
 21 大動脈縮窄
 22 修正大血管転位
 23 心室中隔欠損
 
Ⅴ その他の心疾患
 24 血管輪
 25 胎児動脈管早期閉鎖
 26 静脈管欠損
 27 心筋症
 28 心臓腫瘍
 
Ⅵ 胎児不整脈
 29 胎児不整脈の診断方法
 30 完全房室ブロック
 31 先天性QT延長症候群
 32 頻拍性不整脈
 
Ⅶ 胎児心疾患と出生後の対応