本日の内科外来 改訂第2版**南江堂/村川 裕二/978-4-524-23424-0/9784524234240**

販売価格
5,060円(税込み)
編著
村川 裕二
出版社
南江堂
分野
 
内科系 一般

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書籍版 販売期間
2023/04/18~
JANコード
9784524234240
商品コード
9784524234240
発行 2023年4月
判型:A5判 400頁
ISBN 978-4-524-23424-0
“内科外来を担当する”,“専門領域以外の内科診療にもあたる”,そんな状況下で,“今,何をすべきか(どうしのぐか)”を重た過ぎず,読破できる最小限なサイズで,やさしく解説した手引き書,待望の改訂版.

検査値異常や診察室で遭遇する症状・症候に対して,“初診時に何を聞くか”,“何を診るか”,“どう対応・対処するか”に素早くたどり着けるというコンセプトはそのままに,「もう少し知りたい……」そんな声を受けて,めまい,しびれ,のどのつかえ感,発疹といった内科外来でよく遭遇する症状・症候をさらに追加し,内容をアップデート.“すぐに電話で相談する専門医”の代わりとして,卓上に置いてもらいたい一冊.

【目 次】
検査値の異常
 1 尿蛋白≧150mg/日―蛋白尿
 2 腎炎とネフローゼ症候群
 3 血清尿酸値>7.0mg/dL―高尿酸血症と痛風
 4 ペプシノゲン検査―胃がんのリスクマーカー
 5 AST,ALT,γ-GTPの上昇―パターンで見分ける
 6 血小板数≧45万/μL―血小板の増多
 7 血小板数≦15万/μL―血小板の減少
 8 汎血球減少症―白血球,赤血球,血小板すべてが減少
 9 貧血―鉄欠乏性貧血,消化管出血,造血器腫瘍
 10 HbA1c 6.5~7.0%―糖尿病
 11 HbA1c 10%―進行した糖尿病
 12 収縮期血圧140~160mmHg―軽症から中等度の高血圧
 13 収縮期血圧180~220mmHg―重症高血圧
 14 脂質異常症―家族性に要注意
 15 二次性の高コレステロール血症糖尿病かメタボかをチェック
 16 低LDLコレステロール血症―基本的に治療は不要!?
 17 低アルブミン血症―隠れた原因を突き止める
 18 血清ナトリウム≦136mEq/L―低ナトリウム異常(低ナトリウム血症)
 19 血清カリウム≦3.5mEq/L―低カリウム血症
 20 血清カリウム≧5.0mEq/L―高カリウム血症
 21 血清カルシウム≧10.4mg/dL―高カルシウム血症
 22 血清カルシウム≦8.0mg/dL―低カルシウム血症
 23 血清リン≧5.0mg/dL―高リン血症
 24 血清リン<2.5mg/dL―低リン血症
 25 心房細動―抗凝固療法の適応を判断
 26 胸部X線における心胸郭比増大―呼吸困難を伴う?

頻度の高い自他覚徴候
 27 めまい―末梢性めまい,脳出血,脳梗塞
 28 失神(時間が短い)心原性失神,神経調節性失神,起立性低血圧
 29 目が赤い―結膜下出血と結膜炎
 30 口唇の皮疹,粘膜疹口唇ヘルペス,口唇炎,口角炎,血管浮腫
 31 嗄声―声帯の障害?神経の障害?
 32 血痰と喀血―出血を見きわめる
 33 食べ物が飲み込みにくい―嚥下障害
 34 咽喉のかゆみ,つかえ感―アレルギー,咽喉頭がん,不安症 
 35 舌苔,舌がん,舌痛症,ドライマウスなど口の訴え
 36 首の腫れ―頸部リンパ節腫大
 37 顔面の浮腫―むくみは顔だけ?
 38 皮膚・粘膜が黄色い―黄疸
 39 発疹―蕁麻疹,アトピー性皮膚炎
 40 労作時の息切れ―心不全,喘息など
 41 喫煙者の息切れ―COPD,肺気腫
 42 喘息の初期治療―コントローラーとレリーバー
 43 脈が飛ぶ―期外収縮・結滞,脈の不整
 44 脈が速い―洞頻脈
 45 頻拍と動悸―発作性上室頻拍,心房細動など
 46 みぞおちの痛み(心窩部痛),胃もたれ機能性ディスペプシア
 47 腹部大動脈瘤,腹壁の静脈瘤
 48 肥満―健康障害をチェック
 49 体重減少―消化器疾患,内分泌疾患,精神疾患
 50 繰り返す下痢―過敏性腸症候群
 51 便秘―習慣性便秘の処方の考え方
 52 下痢,嘔吐,腹痛―腸炎
 53 しびれ―脊柱管狭窄症,末梢神経障害,脳障害
 54 頻尿―膀胱炎,前立腺炎,過活動膀胱など
 55 排尿困難と尿閉前立腺肥大症,前立腺がん,神経因性膀胱など
 56 ふらつきと転倒―脳梗塞,脳出血,パーキンソン病
 57 手の震え,歩行障害,動作緩慢,ふらつきパーキンソン症候群
 58 下肢の浮腫―片足だけか,両足か
 59 こむら返り―下肢の筋肉の緊張・激しい痛み

痛 み
 60 脳血管障害による頭痛―突発・最悪・増悪がポイント
 61 眼による頭痛―緑内障発作
 62 感染による頭痛―髄膜炎,副鼻腔炎
 63 慢性頭痛―片頭痛,群発頭痛,緊張性頭痛 
 64 胃痛―消化性潰瘍,急性胃炎
 65 ピロリ菌の検査と治療
 66 側腹部痛―胆?炎,憩室炎など
 67 上腹部の急性腹痛発作と圧痛―膵炎
 68 右下腹部痛―虫垂炎を疑うとき
 69 胸部の痛み―肋間神経痛,気胸,胸膜炎,心膜炎,帯状疱疹,前胸部キャッチ症候群など
 70 最近発症の心筋梗塞―recent MI
 71 安静時の狭心症―異型狭心症
 72 中高年の体の痛み―リウマチ性多発筋痛症
 73 膝の痛み―痛風,偽痛風,化膿性関節炎
 74 歩くと足が痛い―閉塞性動脈硬化症,間欠性跛行,下肢痛
 75 片側の刺すような痛み―帯状疱疹
 76 腰や背中が痛む・曲がる―骨粗鬆症
 77 ビタミン欠乏症―かなり危険なビタミンB1欠乏
 78 肝機能異常やリンパ節腫大を伴う発熱―伝染性単核球症など
 79 関節痛と発熱―関節リウマチ,膠原病
 80 皮疹と関節痛―全身性エリテマトーデスと関連疾患
 81 頻尿,排尿時痛,残尿感―膀胱炎,腎盂腎炎

スッキリしない…
 82 遷延する発熱―発熱以外の情報をチェック
 83 倦怠感,ふらつき―身体疾患か精神疾患かその他か
 84 のどの違和感―咽喉頭異常感症
 85 遷延する咳嗽―感冒症状が先行する

感 染
 86 インフルエンザ―冬から春先の咳・発熱
 87 マイコプラズマ感染―非定型肺炎のスコアリングを活用
 88 市中肺炎の診断―外来or入院をスクリーニング
 89 咳・痰と胸部X線異常―結核
 90 ノロウイルス―鑑別疾患に注意
 91 足の感染―蜂窩織炎

専門医に送ることを念頭に
 92 ものわすれ―認知症
 93 食後のめまいとふらつき―食後低血圧
 94 肺異常陰影―サルコイドーシスなど
 95 甲状腺機能亢進症―バセドウ病
 96 甲状腺機能低下症―慢性甲状腺炎(橋本病)
 97 肺がんの診断―胸部X線で異常陰影を見逃さない
 98 骨髄異形成症候群―血球減少(WBC,Hb,PLT)に注意

処方と検査の希望
 99 咽頭炎と感冒薬―急性ウイルス感染症,細菌感染症 
 100 口内炎―丸くて白いアフタ
 101 花粉症―アレルギー性鼻炎,モーニングアタック
 102 咽頭炎や腰痛に用いる鎮痛薬の使い方―NSAIDsなど
 103 慢性疼痛治療薬の使い方 
 104 肝炎ウイルスと梅毒のデータの見方