産科診療 Pros & Cons**メディカ出版/室月 淳/978-4-8404-8175-5/9784840481755**

販売価格
5,830円(税込み)
母体・胎児をめぐる6つの論争
編著
室月 淳(宮城県立こども病院産科 科長)
出版社
メディカ出版
分野
 
周産期医学(新生児学)

数量

販売期間
2023/04/26~
商品コード
9784840481755
発行 2023年4月
判型:B5判 200頁
ISBN 978-4-8404-8175-5
ディベートを通して真の課題が見えてくる!

現在、産科の臨床対応について意見が分かれている注目のテーマ「胎児心拍数モニタリング5段階評価」「切迫早産管理」「妊産婦への漢方」「妊娠糖尿病(GDM)」「胎児診断」「無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)」について、それぞれ相反する立場から臨床の課題を解説する。

母体・胎児をめぐる6つの注目テーマを“是と非”それぞれの立場から解説。

胎児心拍数モニタリングの5段階評価、切迫早産に対するリトドリン長期投与、妊産婦への漢方薬の投与など、重要6テーマに絞り、深く切り込んで解説。
「なにが問題か?」「エビデンスや各国の現状はどうなっているか?」なども丁寧に解説します。

【目 次】
第1章 胎児心拍数モニタリングの5段階評価は是か非か?
・総評
・【是の立場から】
・【是の立場から】導入後の臨床データや根拠
・【非の立場から】日常臨床における5段階分類の諸問題
・【非の立場から】単施設における5段階評価によるCTGの意義の調査
?特にレベル2とレベル3の分類の意義について?
・解説

第2章 切迫早産に対するリトドリン長期投与は是か非か?
・総評 歴史的背景:どうして日本だけ切迫早産治療薬の長期点滴投与が行われるようになったのか?
・総評 長期Tocolysisの是非を論じる上での問題点
・【是の立場から】歴史的背景も踏まえて
・【是の立場から】
・【非の立場から】
・【非の立場から】日本発、大規模前向き臨床研究をしてみませんか?
・関連TOPIC 切迫早産の病態仮説を考慮した管理の実際と効果
・関連TOPIC 切迫早産を経験する女性の声を聴いて届けること
・解説

第3章 妊産婦への漢方薬の投与は是か非か?
・総評 漢方を疑うか否か
・【是の立場から】
・【非の立場から】私が妊婦に漢方薬を使用しない理由
・関連TOPIC 新型コロナウイルス感染妊婦への漢方療法について
・解説

第4章 妊娠糖尿病の現行の診断基準は是か非か?
・総評
・【是の立場から】
・【非の立場から】
・【非の立場から】Low-risk GDM-診断と管理の必要があるのか?-
・【非の立場から】それ、すべての産科医に要求するの?
・COMMENT わが国の「妊娠糖尿病の診断基準」の課題について
・解説

第5章 胎児診断のこれからは超音波か?ゲノムか?
・総評
・【超音波の立場から】
・【ゲノム診断の立場から】
・関連TOPIC 胎児乳び胸水における遺伝子疾患と超音波所見
・関連TOPIC 胎児四肢拘縮所見は遺伝子検査の適応になるのか
・解説

第6章 NIPTの認証制度は是か非か?
・総評
・【日産婦の立場から】妊婦本位のNIPTを目指して
・【認証外施設の検査を行う立場から】
・【専門クリニックの立場から】NIPTの認証基準は、不要である
・関連TOPIC 無認証NIPT施設から当院での対応
胎児精密超音波検査とゲノム、メンタルサポートで中絶を回避し救った命
~正常変異である8番染色体の部分重複について~
・解説