患者さんと家族を支える End of Lifeケア**照林社/林 ゑり子/978-4-7965-2592-3/9784796525923**

販売価格
3,080円(税込み)
編著
林 ゑり子
出版社
照林社
分野
 
がん看護・疼痛管理・ターミナルケア

数量

販売期間
2023/07/06~
商品コード
9784796525923
発行 2023年7月
判型:B5判 232頁
ISBN 978-4-7965-2592-3

編著:林 ゑり子
医学監修:上村 恵一
あらゆる疾患・症状・場面で「今、必要なEnd of Life ケア」がわかる!

看取りのケアは、経験が少ないと困難に感じることが多いといわれています。本書は、その人の人生を最期まで支える「End of Life ケア」の全体像について、はじめてでも取り組めるように解説しています。個別性が高いケアの内容について、疾患・症状・場面などの、多方面から展開していることが特徴です。臨床で生じやすい倫理的葛藤や、家族ケアでよく出合う問題などの具体例も掲載しているため、実践に役立つヒントがみつかります。

【目 次】
PART 1 【総論】
 End of Lifeとは
 1 End of Lifeの概論
 2 End of Life ケアの理解と看護師の役割
 3 看取りに向かう変化とケア
 4 End of Lifeケアに関連する用語.
 
PART 2 【基本】
 End of Life ケアで必ずおさえておきたいこと
 1 全人的苦痛
 2 コミュニケーション
 3 意思決定支援.
 4 End of Lifeにみられる倫理的葛藤
 ・排泄の自立と安全.
 ・休息と体位変換
 ・「食べたい・飲みたい」と誤嚥予防
 ・せん妄と転倒予防
 ・睡眠と服薬・排泄
 ・スマートフォン・携帯電話の管理
 ・刃物(爪切り、ナイフ)の管理
 ・迷っている・否認している間の急変
 
PART 3 【場面別】
 場面に応じたEnd of Life ケア
 1 End of Lifeにおける家族ケア
 2 家族ケアでよく出合う問題
 ・食べられなくなった時期に、家族から「食べさせてほしい」
 ・家族関係が複雑
 ・経済問題
 3 スピリチュアルケア
 4 社会的苦痛・経済的苦痛へのケア
 5 多様な場におけるEnd of Lifeケア
 ・病院における看取りの場所の情報提供
 ・在宅療養支援診療所における情報提供
 ・一般病棟における看取り
 ・緩和ケア病棟
 ・通院(一般総合病院
 ・高齢者向け施設・看護小規模多機能居宅介護
 ・在宅(訪問看護、訪問診療・小児の看取り
 6 グリーフケア
 ・家族へのグリーフケア
 ・エンゼルケア、エンゼルメイク(臨終後)
 ・看護師へのグリーフケア
 
PART 4 【疾患別】
 疾患に応じたEnd of Life ケア
 1 がん
 2 心不全
 3 腎不全
 4 肝不全
 5 COPD(慢性閉塞性肺疾患)
 6 神経難病
 7 認知症
 8 老衰
 9 ICU・救急(急性期の看取り)
 
PART 5 【症状マネジメント】
 End of Life における症状とケア
 1 痛み.
 2 呼吸器症状
 ・呼吸困難
 ・咳嗽
 ・喘鳴
 3 消化器症状
 ・食欲不振
 ・悪心・嘔吐
 ・悪液質症候群
 ・腹部膨満・腹水
 ・便秘・下痢
 4 精神症状
 ・不安・抑うつ
 ・せん妄
 ・不眠
 5 皮膚症状
 ・浮腫
 ・褥瘡
 6 全身症状(倦怠感)
 7 鎮静
 
コラム
 多職種との連携~ End of Lifeにおける心理士の役割
 家族としての「豊かな時間」を支えるこどもホスピス
 研究会への参加「私の礎となるもの」
 End of Lifeにおける「湯につかる入浴」の効果