主訴から攻める初期対応 -院内急変版エマージェンシー臨床推論-**メディカ出版/望月 礼子/978-4-8404-8204-2/9784840482042**
「なんだか変」を見抜く! 急変対応力が上がる!トレーニングブック
発行 2023年9月
判型:B5判 152頁
ISBN 978-4-8404-8204-2
【編 著】
望月 礼子(鹿児島大学 救急・集中治療医学分野 非常勤講師)
【著 者】
才田 隆一(鹿児島大学病院 看護部 ICU 副看護師長・特定看護師)
適切なコールと対応が音声で学べる!
急変時には、見逃してはいけない疾患を示唆する症状・所見を評価し、最悪の病態を予測して行動することが大切。本書では主訴ごとに、急変時の観察項目をリスト化して解説。急変コール音声付きのシナリオで、初期対応のポイントや適切なコンサルトを学べる。病棟ナースの急変トレーニングがこれ1冊でばっちり!
【目 次】
・序文
・本書の使い方 院内急変版 救急脳のつくり方
・ユニバーサル レッドフラッグとは
第1章 院内急変への心得
1 院内迅速対応システム(RRS)
2 エマージェンシー臨床推論とは
3 院内急変コールのコツ
第2章 主訴別に考える院内急変
1 主訴〈意識消失〉〈心肺停止〉
~どちらか迷ったら、どうする?~
2 主訴〈呼吸困難〉
~「息苦しい」と言われたらどうする?~
3 主訴〈一過性意識消失〉
~病棟でふらついて転倒?~
4 主訴〈胸痛〉
~胸痛ならすぐドクターコールでいい?~
5 主訴〈頭痛〉
~「指示簿の鎮痛薬を内服させます」でいい?~
6 主訴〈腹痛〉
~「お腹が張るので浣腸します」でいい?~
7 主訴〈背部痛〉
~その腰痛、いつもの?~
8 主訴〈めまい〉
~危険なめまいを見つけるための質問は?~
9 主訴〈片麻痺〉
~「ご飯を残す」は食欲低下?~
10 「発熱」を認めたら
~「熱があるので、解熱薬お願いします」でいい?~
11 「血圧低下」を認めたら
~血圧が低いとき、下肢挙上で満足しない!~
12 「血圧上昇」を認めたら
~白衣高血圧でいい?~
13 「尿量低下」を認めたら
~尿が少ないようです~
第3章 院内急変版 エマージェンシー
臨床推論ケーススタディ
1 70歳男性、抗がん剤点滴中にSpO2が低下した
主訴〈呼吸困難〉
2 80歳女性、排便後に息苦しさを訴えた
主訴〈呼吸困難〉
3 68歳男性、座位で息苦しさを訴えた
主訴〈呼吸困難〉
4 90歳男性、咽頭痛としゃっくりで息が止まりそうと訴える
主訴〈呼吸困難〉
5 76歳男性、食後2時間持続する心窩部痛と嘔吐
主訴〈胸痛〉
6 36歳女性、22時ちょうどに始まった頭痛
主訴〈頭痛〉
7 88歳男性、転倒して腰を打った
主訴〈腰痛〉
8 36歳男性、3時間前からの頭痛と血圧上昇
主訴〈頭痛〉