AO法骨折治療 アドバンスト頭蓋顎顔面手術**医学書院/下郷 和雄/978-4-260-05081-4/9784260050814**
発行 2023年10月
判型:A4判 720頁
ISBN 978-4-260-05081-4
原著:Michael Ehrenfeld / Neal D Futran / Paul N Manson / Joachim Prein
監訳:下郷 和雄
訳者代表:外木 守雄 / 宮脇 剛司
AOCMFが伝授する、頭蓋顎顔面領域の切除・再建・矯正手術の最先端
頭蓋顎顔面(CMF)領域の骨折治療に関する研究開発を行い、世界的な教育・普及活動を行っているAOCMFによるテキストの第2弾。今回はコンピュータ支援による仮想手術計画や患者個別のカスタムメイドインプラントの作成などの最新技術を含め、CMF領域の切除・再建・矯正手術の基本から最先端までのすべてを余すことなく解説。口腔外科医や形成外科医をはじめとしたCMF外科に携わるすべての医師・歯科医師へ贈る、充実の一冊。
【目 次】
日本語版の序
序
はじめに
1 骨移植片,骨弁,骨置換材料および手技
1.1 骨移植片と骨弁のタイプと採取
1.2 骨延長術による頭蓋顎顔面骨の延長
1.3 セラミック骨代替材料
1.4 頭蓋顎顔面領域の組織増殖因子
2 下顎の切除と再建
2.1 腫瘍手術におけるアクセス骨切りと骨接合
2.2 連続性を維持した下顎骨の切除(辺縁切除術)
2.3 良性の単房性骨病変
2.4 下顎区域欠損:架橋,遊離自家骨移植による再建
2.5 関節突起の再建
2.6 血管柄付き組織移植による下顎再建
2.7 プレファブリックフラップによる再建法
3 中顔面と頭蓋-顔面移行部の切除と再建
3.1 中顔面へのアプローチと骨切り
3.2 中顔面の切除手術と再建手術
3.3 眼窩の切除手術と再建手術
3.4 二次的前頭洞手術
3.5 頭蓋底へのアプローチ
3.6 頭蓋底の再建
3.7 頭蓋冠の再建
3.8 眼窩と鼻篩骨骨折後の二次修正
4 頭蓋顔面骨格の複雑な変形および病態の矯正手術
4.1 銃創の治療
4.2 整復不良と不正咬合の治療
4.3 顎関節強直の治療
4.4 萎縮上下顎骨の歯槽堤増大術
4.5 顔面半側萎縮症(HFM)──診断,分類,治療
4.6 顎裂への骨移植と歯槽骨欠損の取り扱い
4.7 片側および両側の完全口唇口蓋裂に対する顎矯正手術
4.8 創外骨延長器による上顎の骨延長法
4.9 創内骨延長器による中顔面の前方移動
4.10 高位中顔面骨切り術
4.11 頭蓋骨縫合早期癒合症
4.12 眼窩性両眼隔離症
4.13 脳瘤
4.14 薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)
5 画像診断と手術計画のテクノロジー
5.1 下顎関節突起と中顔面骨折の内視鏡治療
5.2 頭蓋顎顔面手術における3D製造技術とその応用
5.3 頭蓋顎顔面再建術のナビゲーションとコンピュータプランニング
5.3.1 序論
5.3.2 画像解析:データ取得と処理
5.3.3 仮想モデルとデータ抽出
5.3.4 実体模型
5.3.5 術中ナビゲーション
5.3.6 術中イメージングと治療の質の管理
5.3.7 事前整形インプラント:汎用型
5.3.8 既製の眼窩用事前整形メッシュ
5.3.9 下顎再建用事前整形プレート
5.3.10 下顎用カスタムメイドインプラント
5.3.11 頭蓋顔面再建に用いるカスタムメイドインプラント
5.3.12 コンピュータ支援による手術計画と実際──実体模型,カッティング/ドリリング/ポジショニングガイド,カスタムメイドインプラント
5.3.13 顎矯正手術とデンタルスプリント作製の自動化
5.3.14 頭頸部腫瘍の専門科間の共通課題──コンピュータ支援手術の現在と未来
5.3.15 コンピュータ支援による甲状腺眼症の手術
6 顔面同種移植の原理と技術