甲状腺癌取扱い規約 第9版**金原出版/日本内分泌外科学会/978-4-307-20466-8/9784307204668**

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3,850円(税込み)
45200
編著
日本内分泌外科学会
出版社
金原出版
分野
 
癌・腫瘍一般

数量

販売期間
2023/10/25~
商品コード
9784307204668
発行 2023年10月
判型:B5判 96頁
ISBN 978-4-307-20466-8

編集:日本内分泌外科学会 / 日本甲状腺病理学会

WHO分類第5版、ベセスダシステム第3版に準拠、4年ぶりの改訂

臨床領域ではsTNM分類、sEX分類の活用について明記、N分類の細分化も行った。用語はNCD症例登録フォームとの一致に努め、術前・術中所見のチェックリストを追加した。病理診断領域では境界病変を「低リスク腫瘍」として良性腫瘍と悪性腫瘍の間に組み入れた。遺伝子異常についても言及している。甲状腺癌診療の向上に寄与し、国際的に新たな知見を発信し続けるための礎となる一冊。

【目 次】
I.総論
  1.目的
  2.対象
  3.記載法の原則
  4.UICCによるTNM分類と病期(Stage)分類について

II.臨床的事項
 A.術前の所見
  1.自覚症状
  2.甲状腺腫瘤の所見
   a.腫瘤の占居部位
   b.腫瘤の大きさ
   c.腫瘤の性状
   d.皮膚および皮下組織
  3.術前の腫瘍分類
   a.cT分類
   b.cN分類
   c.cM分類
   d.cStage分類
  4.術前所見チェックリスト
 B.手術時の所見・外科治療の内容
  1.甲状腺腫瘤の所見
   a.腫瘤の占居部位
   b.腫瘤の大きさ
   c.腫瘤および甲状腺の割面
  2.手術時の腫瘍分類
   a.sT分類
   b.sEx分類
   c.sN分類
   d.sStage分類
  3.甲状腺切除範囲
  4.リンパ節郭清範囲(D分類)
  5.合併切除
  6.その他の手術
  7.腫瘍の遺残(R分類)
  8.手術合併症
  9.手術時の所見・外科治療の内容チェックリスト
 C.術後組織所見
  1.組織学的所見
   a.pT分類
   b.pN分類
  2.pStage分類
 D.手術以外の治療

III.UICCによるTNM分類と病期(Stage)分類

IV.甲状腺腫瘍の病理診断
 A.甲状腺切除検体の取扱い
  1.固定法
  2.切開法
  3.肉眼観察と切出し法
  4.遺伝子検査用標本処理
 B.組織学的分類
 C.組織型の説明
  1.腫瘍様病変
   a.腺腫様甲状腺腫
  2.良性腫瘍
   a.濾胞腺腫
   b.膨大細胞腺腫
  3.低リスク腫瘍
   a.乳頭癌様核所見を伴う非浸潤性濾胞型腫瘍
   b.悪性度不明な腫瘍
   c.硝子化索状腫瘍
  4.悪性腫瘍
   a.濾胞癌
   b.乳頭癌
   c.膨大細胞癌
   d.低分化癌
   e.未分化癌
   f.髄様癌
   g.混合性髄様癌・濾胞細胞癌
   h.リンパ腫
  5.その他の腫瘍
   a.篩状モルラ癌
   b.粘表皮癌
   c.好酸球増多を伴う硬化性粘表皮癌
   d.胸腺様分化を伴う紡錘形細胞腫瘍
   e.甲状腺内胸腺癌
   f.甲状腺芽腫
   g.肉腫
   h.その他
   i.続発性(転移性)腫瘍
  6.その他の甲状腺疾患
   a.嚢胞
 D.組織診断用のチェックリスト
  組織像
 E.細胞診
  1.インフォームド・コンセント
  2.標本採取
  3.標本作製法
   a.塗抹法
   b.固定法
   c.液状化検体細胞診
  4.報告様式
   a.判定区分
   b.判定区分の診断基準
   c.付帯事項
   d.本規約とベセスダシステムの異同
  5.細胞所見
   a.腺腫様甲状腺腫
   b.亜急性甲状腺炎
   c.橋本病
   d.濾胞性腫瘍
   e.硝子化索状腫瘍
   f.乳頭癌
   g.低分化癌
   h.未分化癌
   i.髄様癌
   j.リンパ腫
  細胞像