非特異的腰痛の運動療法 第2版**医学書院/荒木 秀明/978-4-260-05006-7/9784260050067**

販売価格
5,280円(税込み)
[Web動画付]

病態をフローチャートで鑑別できる
編著
荒木 秀明
出版社
医学書院
分野
 
リハビリテーション技術

数量

電子版発売中です。(外部サイトへ移動します)

医書JP 電子版ページへ
医書JPご利用初めての方は、こちら >>>
書籍版 販売期間
2023/11/30~
JANコード
9784260050067
商品コード
9784260050067
発行 2023年11月
判型:B5判 248頁
ISBN 978-4-260-05006-7

腰痛リハの定番書、待望の改訂第2版

非特異的腰痛の症状に応じた運動療法を解説し、好評を博した書籍の改訂第2版。今版では、「前屈動作」と「後屈動作」では鑑別できない症例に対応し、「側屈動作」と「回旋動作」をフローチャートに追加。さらに「病期別」という視点から、「急性期」「亜急性期」「慢性期」別の運動療法とホームエクササイズを、Web動画でわかりやすく解説する。また、その根拠となるメカニズムを、豊富なエビデンスをもとに解説する。

【目 次】
第1章 今なぜ腰痛が問題なのか?
I 腰痛の実態
1 疫学的観点から
2 経済に及ぼす影響
3 腰痛の危険因子
II 高齢者の腰痛
1 疫学的観点から
2 加齢と脊柱変形
3 腰椎変性側弯症とその要因
III 腰痛の治療戦略
1 腰痛の自然経過
2 これからの腰痛治療

第2章 腰痛を理解する──構造・機能と病期の関係
なぜ,痛いのか?
I 椎間板
1 疼痛発生のしくみ──神経解剖学的観点から
2 臨床解剖
3 椎間板のバイオメカニクス
II 椎間関節
1 疼痛発生のしくみ──神経解剖学的観点から
2 臨床解剖
3 椎間関節のバイオメカニクス
III 仙腸関節
1 疼痛発生のしくみ──神経解剖学的観点から
2 臨床解剖
3 仙腸関節のバイオメカニクス
IV 股関節
1 疼痛発生のしくみ──神経解剖学的観点から
2 臨床解剖
3 股関節のバイオメカニクス
V 大腰筋──腰椎変性側弯症との関連から
1 大腰筋の解剖,バイオメカニクス,病態的特徴
2 腰椎変性側弯症
VI 多裂筋
1 多裂筋の解剖
2 多裂筋のバイオメカニクス
VII 胸腰筋膜
1 臨床解剖
2 神経支配
3 胸腰筋膜のバイオメカニクス
4 胸腰筋膜の病態生理学

第3章 腰痛をみわける──診断的トリアージ
I 腰痛の分類
1 非特異的腰痛が慢性化する要因
2 腰痛のガイドライン
II 症例提示──red flags signに注意する
1 red flags sign
2 green light
3 yellow flags sign

第4章 非特異的腰痛を評価する──理学療法アプローチ
フローチャートでみる理学療法評価
I 問診
II 視診
1 体型
2 歩行
3 態度,外見
4 姿勢
5 腰椎変性側弯症
6 下位交差性症候群
III 自動運動テスト
1 前屈動作
2 後屈動作
3 側屈動作
4 回旋動作
5 腿上げテスト
6 股関節可動域テスト
7 トーマステスト
IV 疼痛誘発テスト
1 腰椎の疼痛誘発テスト
2 仙腸関節の疼痛誘発テスト
3 股関節の疼痛誘発テスト
4 触診テスト
V 他動運動テスト
1 腰椎の他動運動テスト
2 仙腸関節の他動運動テスト
3 股関節の他動運動テスト
VI 筋機能テスト
1 能動的下肢伸展挙上(ASLR)テスト
2 片脚立位テスト
3 歩行動作の観察
VII 神経伸張テスト

第5章 多裂筋・腹横筋の運動療法とホームエクササイズ
I 運動療法をはじめる前に
1 運動療法の目的
2 運動療法の基本方針
II 急性期
1 急性期の生理学的メカニズム
2 急性期の運動療法
3 急性期のホームエクササイズ
III 亜急性期
1 亜急性期の生理学的メカニズム
2 亜急性期の運動療法
3 亜急性期のホームエクササイズ
IV 慢性期
1 慢性期の生理学的メカニズム
2 慢性期の運動療法
3 慢性期のホームエクササイズ

第6章 胸腰筋膜の運動療法とホームエクササイズ
I 胸腰筋膜性腰痛の運動療法
1 結合組織に対する徒手・運動療法
2 胸腰筋膜性腰痛の特徴
II 急性期
1 胸腰筋膜に対する静的リリースの効果
2 急性期の運動療法とホームエクササイズ
III 亜急性期
1 胸腰筋膜に対する動的リリースの効果
2 大殿筋と広背筋の共同収縮の効果
3 亜急性期の運動療法とホームエクササイズ
IV 慢性期
1 胸腰筋膜に対するストレッチの効果
2 不安定下でのモーターコントロールエクササイズの効果
3 慢性期の運動療法とホームエクササイズ

第7章 大腰筋の運動療法とホームエクササイズ
I 大腰筋の運動療法
II 急性期
1 急性期腰痛群に対するリリースの効果
2 側弯症に対する自己矯正の効果
3 急性期の運動療法
4 急性期のホームエクササイズ
III 亜急性期
1 亜急性期の大腰筋に対する運動療法の効果
2 亜急性期の運動療法とホームエクササイズ
IV 慢性期
1 慢性期の大腰筋に対する運動療法の効果
2 慢性期の運動療法とホームエクササイズ

第8章 非特異的腰痛の治療理論の変遷とシステマティック・レビュー
I 脊柱の不安定性とは
1 機能的脊柱単位
2 機能的脊柱単位の不安定性
II 脊柱安定化運動の変遷
1 腹腔内圧理論
2 後部靱帯系理論
3 体幹深層筋制御理論
III 深層筋群に関するエビデンス
1 多裂筋
2 腹横筋
IV 表層筋を含めた筋膜系のエビデンス
1 胸腰筋膜(後部斜方向安定化システム)
2 腹部筋膜系(前部斜方向安定化システム)
3 大腿筋膜系(外側方向安定化システム)
V モーターコントロールエクササイズのシステマティック・レビュー
1 モーターコントロールエクササイズとは
2 腰部多裂筋の形態に対する効果
3 腰痛に対する効果
4 腰部多裂筋の形態変化と,腰痛または腰痛関連性障害に相関性はあるか?
5 モーターコントロールエクササイズの効果