標準理学療法学 専門分野 運動療法学 各論 第5版**医学書院/奈良 勲/978-4-260-05293-1/9784260052931**
発行 2023年12月
判型:B5判 544頁
ISBN 978-4-260-05293-1
シリーズ監修:奈良 勲
監修:吉尾 雅春
編集:横田 一彦 / 岩田 健太郎
定評ある理学療法士向け教科書が全面改訂!
臨床現場で理学療法士が行う運動療法の実際をまとめた「各論」を編集体制を新たに大改訂。定評がある本書を「初学者がさらに学びやすく、より理解しやすく」という視点から見直し、情報を更新。社会の変化に対応した新しいテーマを盛り込み、理学療法士の中心的テーマの1つである運動療法を概説する必携の1冊。運動療法の実際を自学自習できるよう、動画も多数収載。
【目 次】
序章 リハビリテーション医療の現状と展望
A 超高齢社会における運動療法の重要性について
B 疾病構造の変化とリハビリテーションの需要について
C 医学の進歩に伴う運動療法の適応拡大と多様化について
D 今後リハビリテーションの需要が高くなる患者の特徴について
E 先端機器を用いたリハビリテーションについて
F まとめ
I 筋骨格障害系の運動療法
1 骨折・脱臼の運動療法
A 概念と特徴
B 骨折・脱臼各論
C 運動療法
2 膝の靱帯・半月板損傷の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
3 腱断裂の運動療法
I 腱板断裂の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
II アキレス腱断裂の運動療法
A アキレス腱断裂とは
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
4 関節リウマチの運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
5 変形性関節症・人工関節置換術の運動療法
I 変形性股関節症と人工股関節置換術後の運動療法
A 変形性股関節症の概要
B 股OAに対する評価
C 股OAに対する運動療法
D 人工股関節置換術の概要
E THA術後に注意すべきポイント
F THA術後の運動療法
II 変形性膝関節症と人工膝関節置換術後の運動療法
A 変形性膝関節症の概要
B 膝OAに対する評価
C 膝OAに対する運動療法
D 人工膝関節置換術の概要
E TKA術後に注意すべきポイント
F TKA術後の運動療法
6 側弯症の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
7 疼痛疾患の運動療法
I 腰痛症の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
? 保存療法の運動療法
? 観血的治療の運動療法
C 運動療法上の留意点
II 肩関節痛の運動療法
A 肩関節に痛みが出る背景
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
8 脊髄損傷の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
9 腰部脊柱管狭窄症の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
10 頸椎症性脊髄症と頸椎後縦靱帯骨化症の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
11 切断の運動療法豊田輝
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
12 熱傷の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
II 神経障害系の運動療法
1 脳血管疾患の運動療法──急性期
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
2 脳血管疾患の運動療法──回復期
A 脳血管疾患における回復期
B 脳血管疾患の回復期運動療法において意識すべき点
C 代表的な脳血管疾患例の運動療法の考え方
D 回復期の運動学習
E 活動としての動作定着に向けて
3 パーキンソン病の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
4 脳外傷の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
5 脳性麻痺の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
6 脊髄小脳変性症の運動療法
A 病態把握
B 現在の治療
C 症状と評価
D SCDにおけるアプローチ
7 筋萎縮性側索硬化症の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
8 多発性硬化症の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
9 神経炎(Guillain-Barr?症候群)・筋炎の運動療法
I 神経炎(Guillain-Barr?症候群)の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法のポイント
C 運動療法の進め方
II 筋炎(多発性筋炎)の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法のポイント
C 運動療法の進め方
10 筋ジストロフィーの運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
11 末梢神経障害の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
III 内部障害系の運動療法
1 呼吸器疾患の運動療法
I 呼吸不全の運動療法
A 呼吸困難と呼吸不全
B 呼吸調節機構と呼吸仕事量の変化による呼吸困難のメカニズム
C 低酸素血症の病態生理学的メカニズム
D 呼吸不全患者に対するリハビリテーションとは
E 呼吸不全患者に対する運動療法の実際
F テーラーメイドを意識した運動療法における呼吸リハビリテーションの課題
II 胸・腹部外科手術後の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
2 循環器疾患の運動療法
I 虚血性心疾患の運動療法
A 運動療法・身体活動の効果
B IHDの評価
C IHD患者に適応される主な運動療法
II 心不全の運動療法
A 概念と特徴
B 心不全における運動療法
III 末梢動脈疾患の運動療法
A 間欠性跛行
B 包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)
3 がん疾患(悪性腫瘍)の運動療法
A 概念と特徴
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
4 腎疾患の運動療法
A 腎臓の役割や機能
B 腎機能障害の分類
C 腎臓病患者の身体機能
D 運動療法の実際
5 肝疾患の運動療法
A 肝疾患とサルコペニア
B 肝疾患と運動耐容能
C 運動療法の実際
6 糖尿病の運動療法
A 糖尿病と基本治療
B 運動療法の実際
C 運動療法上の留意点
IV その他の疾患の運動療法
1 ICUにおける運動療法(人工呼吸器の管理を含む)
A ICUでの運動療法の必要性と対象患者の特徴
B 運動療法の進め方と実際
C ICUで使用される機器関連
2 廃用症候群とサルコペニア
A 廃用症候群とは
B サルコペニアとは
C サルコペニア高齢者への運動療法
V 今後期待される運動療法領域
1 前庭障害の運動療法
A 運動療法が必要な前庭障害の病態
B 運動療法の理論と方法
2 視覚障害の運動療法
A 概要
B 対策
C 課題
3 発達障害(神経発達症)の運動療法
A 発達障害とは
B 神経発達症の運動療法
4 スポーツ障害の運動療法
A 体外衝撃波
B 遠心性トレーニング
C 超音波検査所見による予後予測
5 ウィメンズヘルス・メンズヘルス
A 産前産後の腰痛に対する運動療法
B 骨盤底機能障害に対する運動療法
C 女性の骨粗鬆症に対する運動療法
D 女性アスリートに対する運動療法
E リンパ浮腫に対する運動療法
F メンズヘルス領域における泌尿器系疾患術後の管理
6 リハビリテーションロボットを活用した運動療法
A 当院の歩行練習用リハロボットの紹介
B 再生医療への応用
C 課題