最新臨床検査学講座 公衆衛生学 2024年版**医歯薬出版/照屋 浩司/978-4-263-22398-7/9784263223987**
発行 2024年2月
判型:B5判 232頁
ISBN 978-4-263-22398-7
著:照屋 浩司 / 川村 堅
必要な情報を毎年アップデート!令和7年版国家試験出題基準対応!
臨床検査技師を目指す学生さんのための『公衆衛生学』
2023年春に改定された令和7年版国試出題基準に対応して,構成を変更.
法令や医療統計など,必要な情報は毎年アップデートしています.
【目 次】
第1章 公衆衛生の概念
I 健康の概念
1 健康における公衆衛生の意義
2 公衆衛生活動の使命
II 健康の保持増進と予防医学
1 ハイリスク戦略とポピュレーション戦略
2 予防医学の分類
III 健康管理の実際
IV ヘルスプロモーション
V 疾病・障害の概念
VI わが国における公衆衛生の確立
第2章 衛生統計(人口統計と健康水準)
I 人口静態統計
1 国勢調査
2 日本の人口
3 年齢区分
4 老年人口の増加と少子化(人口の少子高齢化)
5 都道府県別人口
II 人口動態統計
1 出生
2 死亡
3 婚姻・離婚
4 生命表
III 疾病・障害統計
1 国民生活基礎調査
2 患者調査
3 国民医療費
4 健康寿命
第3章 疫学
I 宿主・病因・環境
II 疫学的因果関係
III リスクファクター(危険因子・リスク要因)
IV 疫学研究に伴う誤差(エラー)
V 疫学指標
1 頻度を表す指標
2 関連を表す指標
VI 疫学研究方法
1 記述疫学
2 分析疫学
3 介入研究
4 治験(臨床試験)
5 エビデンスレベル,システマティックレビュー・メタアナリシス
VII スクリーニング
1 スクリーニング検査,感度と特異度
2 ROC曲線(受信者動作特性曲線)
3 検査前確率と検査後確率
第4章 母子保健
I 母の健康
II 出産,新生児・乳児・小児の健康
1 出産
2 新生児(生後4週未満)
3 乳児期
4 幼児期
5 乳幼児健康診査
III 21世紀の母子保健
第5章 学校保健
1 学校保健とは
2 保健管理
3 学校における感染症
4 学校給食
5 学校安全
6 がん教育
第6章 成人保健
I 成人保健の動向
II 生活習慣病の予防
III 国民の生活習慣の現状
1 肥満およびやせの状況
2 低栄養傾向の者の割合
3 食塩摂取量の状況
4 野菜摂取量の状況
5 朝食の欠食に関する状況
6 運動習慣者の状況
7 喫煙の状況
IV 主な生活習慣病の疫学とリスクファクター
1 がん(悪性新生物)
2 心疾患
3 脳血管疾患(脳卒中)
4 心疾患・脳血管疾患の予防
5 糖尿病
6 慢性肝疾患および肝硬変
V 健康日本21
VI 特定健康診査・特定保健指導
VII 生活習慣にかかわる基準・指針
1 食事摂取基準
2 食事バランスガイド
3 身体活動基準,身体活動指針(アクティブガイド)
4 睡眠指針(健康づくりのための睡眠指針)
第7章 高齢者保健
I 高齢者保健・福祉の意義と動向
1 高齢者世帯の増加
2 加齢に伴う問題
3 要支援・要介護の原因
4 老人保健法,介護保険法,高齢者医療確保法
5 認知症
6 施設福祉対策
7 在宅医療
8 これからの高齢者福祉対策
9 地域包括ケアシステム
第8章 精神保健,その他
I こころの健康づくり
II わが国の精神保健医療福祉体制
III 依存症対策
IV 自殺予防対策
V 不慮の事故
第9章 環境と健康
I 屋内環境
1 空気環境
2 異常成分の混入
3 温熱環境
4 採光,照明
5 建築物における衛生的環境の確保に関する法律
II 上水道
1 水道普及率
2 水道施設と浄水法
3 水質基準
III 下水道
1 下水処理
2 下水試験
IV 廃棄物
1 一般廃棄物
2 産業廃棄物
3 特別管理廃棄物
4 感染性廃棄物
V 環境たばこ煙と受動喫煙
VI 物理環境
1 電離放射線
2 非電離放射線
3 高温・低温
4 気圧
5 騒音
6 振動
VII 化学環境
1 有害ガス
2 粉じん
3 石綿(アスベスト)
4 有機溶剤と有機化合物
5 金属
6 発がん物質
7 職業がん
8 内分泌かく乱物質
9 ダイオキシン類
VIII 環境リスクの評価
1 リスク分析
2 リスク評価の指標
3 環境基準
4 1日摂取許容量と耐容1日摂取量
第10章 環境問題と環境汚染
I 環境問題
1 地球環境問題
2 地球温暖化
3 オゾン層破壊
4 酸性雨
5 砂漠化
II 環境汚染
1 大気汚染
2 水質汚濁
3 土壌汚染
4 騒音
5 悪臭
6 公害のエピソード
第11章 感染症
I 感染の成立要因(感染源,感染経路,感受性)
1 感染症と病原体
2 感染源
3 感染経路
4 侵入門戸
5 感受性
II 新興感染症,再興感染症,検疫感染症
1 新興感染症
2 再興感染症
3 検疫感染症
4 結核
5 HIV
III 医療関連感染(院内感染)
1 医療関連感染
2 感染予防
IV 感染予防(感染源・感染経路・感受性対策)
1 感染症の予防
2 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)
V 予防接種
1 予防接種
2 予防接種の実施
VI 感染症流行予測調査事業・感染症発生動向調査事業
第12章 栄養と食品衛生
I 食品安全と食品衛生
1 食品監視
2 食中毒
3 細菌性食中毒
4 ウイルス性食中毒
5 寄生虫性食中毒
6 自然毒食中毒
7 化学性食中毒
8 食品添加物
9 食品衛生監視
第13章 産業保健
I 労働災害と業務上疾病
1 労働災害死傷者数
2 業務上疾病などの発生状況
II 労働衛生管理
1 労働衛生の3管理
2 労働安全衛生管理体制
III 一般健康診断・特殊健康診断
1 健康診断の種類
2 健康診断の事後措置
3 生物学的モニタリング
IV 交代制勤務
V 産業疲労,過重労働(過労死)対策
1 産業疲労
2 過労死等の定義
3 過労死等への対策
4 過労死と時間外労働時間の関係
5 働き方改革
6 メンタルヘルス対策
VI トータル・ヘルスプロモーション・プラン(THP)
1 位置づけ
2 目的
3 体制
第14章 衛生行政と社会保障・社会福祉
I 衛生行政
1 一般衛生行政
2 労働衛生行政
3 環境保健行政
4 学校保健行政
II 医療制度
1 医療機関
2 地域医療と医療計画
III 社会保障・社会福祉
1 社会保険
2 社会福祉
第15章 国際保健
I 国際機関・医療協力
1 国際連合(UN)
2 SDGs(持続可能な開発目標)
3 世界保健機関(WHO)
4 国際労働機関(ILO)
5 国連環境計画(UNEP)
6 国際協力
7 国際協力機構(JICA)
II 世界の保健状況
1 世界人口
2 死亡統計
3 感染症の実態
4 開発途上地域の健康問題
5 プライマリ・ヘルスケア
第16章 環境検査法
I 検査の目的
II 室内環境試験
1 気温と気湿
2 気流
3 輻射熱
4 浮遊粉じん
5 ガス濃度
6 照度
7 騒音
8 落下細菌
III 飲料水の水質試験
1 試料の採取と保存
2 温度
3 外観
4 濁度
5 色度
6 臭気,味
7 pH値
8 アンモニア態窒素
9 亜硝酸態窒素(亜硝酸イオン)
10 硝酸態窒素
11 残留塩素
12 過マンガン酸カリウム消費量
13 塩化物イオン(塩素イオン)
14 細菌学的試験
IV 下水(汚水)の水質試験
1 試料の採取
2 温度,pH,濁度,色度,臭気,アンモニア態窒素,亜硝酸態窒素,硝酸態窒素,残留塩素,塩化物イオン
3 浮遊物質量(SS)
4 化学的酸素要求量(COD)
5 溶存酸素量(DO)
6 生物化学的酸素要求量(BOD)
7 大腸菌群