サイコネフロロジー診療ガイド**メディカ出版/日本サイコネフロロジー学会/978-4-8404-8476-3/9784840484763**

販売価格
4,400円(税込み)
腎臓病・透析患者の心理的アセスメント&ケア30Cases
編著
日本サイコネフロロジー学会
出版社
メディカ出版
分野
 
透析看護

数量

販売期間
2024/03/26~
商品コード
9784840484763
発行 2024年3月
判型:B5判 126頁
ISBN 978-4-8404-8476-3

基本的な考え方やアプローチの視点がわかる

サイコネフロロジー診療におけるアセスメントや初期治療・ケアの基本内容を詳しく解説。保存期慢性腎臓病、腎代替療法選択・導入初期など、腎臓病のさまざまな病期にみられる症例について、専門家の解説やアプローチのヒント、多職種の視点を豊富に紹介する。

医師、看護師、管理栄養士、社会福祉士など多職種の立場から、チーム医療の円滑化に貢献する指針を提供。

後期高齢者、認知症患者、腎代替療法・保存的腎臓療法に関する意思決定支援など、腎疾患の患者・家族の精神・心理・社会的課題をみるサイコネフロロジー診療における最新動向を反映し、多職種でかかわる診療の指針を紹介。

【目 次】
第1章 サイコネフロロジー診療ガイド作成の意義とその歴史
 1.診療ガイドの意義:「段階的ケア」を意識したチーム医療を目指す
 2.わが国のサイコネフロロジーの歴史~太田和夫と春木繁一のメッセージ~
 
第2章 現場で出合う症状のアセスメントと初期治療・ケア
 1.抑うつ
 2.不安
 3.不眠
 4.認知症
 5.せん妄
 6.「死にたい」と話す患者の理解と対応(希死念慮・自殺企図など)
 7.幻覚・妄想
 8.怒り
 9.発達障害(神経発達症)・知的障害
 10.パーソナリティ障害
 11.心理的要因が影響する身体症状
 
第3章 慢性腎臓病の各病期にみられる症例
 1.保存期のCase
 Case1 保存期にみられることが多い心理反応
 Case2 通院・服薬アドヒアランスに困難を抱える患者
 Case3 食事療法を継続しにくい患者
 Case4 ステロイドによる精神症状をもつ患者
 Case5 薬剤(ベンゾジアゼピン系薬)によるせん妄をきたした患者
 Case6 内分泌疾患による抑うつ症状を呈した患者
 Case7 民間療法を繰り返す患者
 
 2.腎代替療法選択・導入初期のCase
 Case8 腎代替療法選択・導入初期にみられることが多い心理反応
 Case9 家族と患者本人の意向が異なる事例
 Case10 背景に認知症がある事例
 Case11 精神疾患・精神症状による意思決定困難
 Case12 腎移植の適応に苦慮する事例
 
 3.腎代替療法維持期のCase
 Case13 腎代替療法維持期にみられることが多い心理反応
 Case14 怒りや不満を医療者にぶつける事例
 Case15 認知症のBPSDのために透析中の安静を保てない事例
 Case16 喪失体験を長期に引きずる事例
 Case17 むずむず脚症候群(RLS)による不眠事例
 Case18 長く続く身体症状を訴える事例
 Case19 家族間でドメスティック・バイオレンス(DV)がある事例
 Case20 希死念慮がみられる事例
 Case21 知的障害にともなう困難事例
 Case22 発達障害(自閉症スペクトラム)にともなう困難事例
 Case23 パーソナリティ障害にともなう困難事例
 Case24 腹膜透析に対する不安が強い事例
 Case25 摂食障害(神経性やせ症)にかかわる事例
 
 4.終末期のCase
 Case26 終末期にみられることが多い心理反応
 Case27 認知症で保存的腎臓療法を選択した事例
 Case28 がんも慢性腎臓病(CKD)も終末期で予後予測が困難な事例
 Case29 代理意思決定者・サポートが不足していた事例
 Case30 事前指示書を作成していたが判断に苦慮した事例
 
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