診療放射線技術 上巻 改訂第15版**南江堂/小塚 隆弘/978-4-524-23241-3/9784524232413**

販売価格
7,920円(税込み)
編著
小塚 隆弘
出版社
南江堂
分野
 
臨床放射線技術

数量

販売期間
2024/04/03~
商品コード
9784524232413
発行 2024年4月
判型:B5判 496頁
ISBN 978-4-524-23241-3

監修:小塚 隆弘 / 富山 憲幸
編集:土井 司 / 石田 隆行 / 藤埜 浩一 / 隅田 伊織

診療放射線技師養成課程教科書の定本として高い評価を得ているテキスト.上巻・下巻の2冊で養成課程に必要な知識を体系立てて学ぶことができる.今改訂では,放射線物理学の章を新設するなど章立てを見直し,新知見,法律への対応を行った.

【目 次】
第1章 序 論
 Ⅰ.診療放射線技師の業務
 Ⅱ.チーム医療
 Ⅲ.患者サービス
 Ⅳ.医療倫理
 Ⅴ.放射線障害
 Ⅵ.放射線技術学の将来

第2章 放射線物理学の基礎
 Ⅰ.放射線の基礎
 Ⅱ.原子・原子核・電子の基礎
  A.原子・原子核・電子の大きさと質量
  B.中性子・陽子の寿命
  C.陽子・中性子を形成する素粒子
  D.原子の電子配列
  E.軌道電子の速さ
  F.原子の電離・励起
  G.原子核の構造
  H.核反応による発熱・吸熱
  I.原子核の壊変
  J.粒子の運動
 Ⅲ.放射線と物質の相互作用
  A.光子線と物質の相互作用
  B.重荷電粒子線と物質の相互作用
  C.電子線と物質の相互作用
  D.中性子線と物質の相互作用

第3章 医療画像情報学
 Ⅰ.医療画像写真学 天野貴司
  A.増感紙/フィルム系
  B.X線センシトメトリーと写真特性
 Ⅱ.医療画像情報工学
  A.画像情報基礎論
  B.X線画像工学
  C.X線画像処理
 Ⅲ.医療画像情報システム
  A.医療画像情報システムの定義
  B.情報科学の概要
  C.医療情報学と医療情報システム
 Ⅳ.コンピュータ支援診断(CAD)

第4章 X線画像機器工学 
 Ⅰ.X線装置 荒尾信一
  A.X線発生装置
  B.X線画像検出装置
  C.X線機械装置
  D.映像装置・画像関連用品
 Ⅱ.診断用X線システム
  A.一般X線検査システム
  B.循環器系X線検査システム
 Ⅲ.X線機器の管理 原内 一
  A.品質管理と品質保証の考え方
  B.機器の保守点検と安全管理
  C.受入試験(精度管理)
  D.X線源装置からの漏れ線量
  E.利用ビーム(線錐)
  F.過度の放射防止
  G.X線防護用具
  H.X線照射中の表示
  I.放射線防護体系3原則

第5章 X線画像技術学
 Ⅰ.一般撮影法
  A.X線撮影の目的
  B.X線撮影に必要な事項
  C.X線撮影に必要な体位と方向
  D.各撮影法
 Ⅱ.X線造影撮影法
  A.造影剤
  B.各種造影検査法
  C.IVR
 Ⅲ.救急撮影 東 丈雄
 Ⅳ.予防医学 大倉保彦
  A.予防医学と集団検診
  B.集団検診の種類

第6章 X線CT
 Ⅰ.原 理
 Ⅱ.CTシステム
 Ⅲ.データ収集
 Ⅳ.前処置と補正
 Ⅴ.画像再構成
 Ⅵ.画像表示
 Ⅶ.CT画像の特徴
 Ⅷ.画像処理
 Ⅸ.アーチファクト
 Ⅹ.CTの性能評価と日常点検
 ?.CTの被ばく
 ?.CT検査法
 XIII.CT画像
 XIV.応用技術
 XV.CT開発の現状
 ⅩⅥ.CTによる新しい検査

第7章 MRI
 Ⅰ.原 理
  A.核磁気共鳴現象
  B.MR信号の取得
  C.MRIの画像化
 Ⅱ.撮像法
  A.パルスシーケンス
  B.撮像時間
  C.「流れ」とMRA
  D.機能描出
 Ⅲ.造影剤
  A.経静脈性造影剤
  B.経口消化管造影剤
 Ⅳ.アーチファクト
  A.撮像原理に基づくアーチファクト
  B.被検者に由来するアーチファクト(動きや流れによるアーチファクト)
  C.装置が原因のアーチファクト(RF雑音によるアーチファクト)
 Ⅴ.MR装置
  A.静磁場用主磁石
  B.高周波回路
  C.傾斜磁場
  D.ラジオ周波数コイル
 Ⅵ.検査手順
 Ⅶ.安全性
  A.磁 場
  B.高周波磁場
  C.検査室への持ち込み品の安全性
  D.クエンチ
 Ⅷ.精度管理
 Ⅸ.MRI画像コントラストと病変
  A.頭 部
  B.頚 部
  C.脊 椎
  D.乳 腺
  E.心 臓
  F.上腹部
  G.骨 盤
  H.四 肢
  I.体幹から下肢血管

第8章 超音波検査法
 Ⅰ.超音波の特性
  A.超音波とは
  B.周波数,波長,音速
  C.超音波パルスの特性
 Ⅱ.医用超音波への応用
  A.超音波診断装置の構成
  B.探触子の構造
  C.走査方法
  D.超音波画像の表示方法
  E.ドプラー法
  F.画像調整
  G.アーチファクト
  H.新しいアプローチ
 Ⅲ.超音波の臨床
  A.循環器領域
  B.腹部領域(骨盤腔含む)
  C.その他の領域

第9章 その他の画像技術学
 Ⅰ.骨塩定量
  A.はじめに:骨粗鬆症の定義と分類
  B.骨塩定量検査の方法および種類
  C.骨塩量の臨床への応用およびまとめ
 Ⅱ.サーモグラフィ
  A.サーモグラフィとは
  B.サーモグラフィの原理
  C.適 応
 Ⅲ.生体磁気計測
  A.生体磁気計測とは
  B.構 成
  C.適 応
 Ⅳ.無散瞳眼底カメラ
  A.眼底撮影と無散瞳眼底カメラ
  B.無散瞳眼底カメラの利点
  C.眼底カメラの原理
  D.無散瞳眼底カメラの原理と撮影法
  E.無散瞳眼底カメラによる集団検診
  F.画像の見かた

付録:数学および情報科学の基礎

付表