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  • 即役立つ!絶対身につけたい 効果的な症例プレゼンテーションの仕方とその応用**金芳堂/見坂 恒明/978-4-7653-1994-2/9784765319942**

即役立つ!絶対身につけたい 効果的な症例プレゼンテーションの仕方とその応用**金芳堂/見坂 恒明/978-4-7653-1994-2/9784765319942**

販売価格
3,520円(税込み)
編著
見坂 恒明(兵庫県立丹波医療センター内科(総合診療)/神戸大学大学院 医学研究科地域医療支援学部門)
出版社
金芳堂
分野
 
医学教育

数量

販売期間
2024/04/17~
商品コード
9784765319942
発行 2024年4月
判型:A5判 151頁
ISBN 978-4-7653-1994-2

短時間で症例プレゼンテーションの仕方がわかる! うまくなる!

日々の診療で、症例プレゼンテーションは必須です。ただ、ベッドサイドラーニングを始めるまでに十分なトレーニングを受けていない人が多いのが現状ではないでしょうか。

現場に出て症例プレゼンテーションをする段階になると、要点がまとまらず多くを語りすぎたり、話が脱線して結局何が言いたかったのか皆に伝わらないまま終了したりする医学生・研修医が多いものです。

そこで本書では、著者の経験も踏まえ、症例プレゼンテーションのノウハウを余すところなく紹介しました。そもそも何のために症例プレゼンテーションを行うのか、また、症例プレゼンテーションの上手な進め方とは何か、良いプレゼンテーションの共通点とは、など充実した内容です。第4章では症例提示も行っているため、読みながら練習できるのも本書の特徴です。第5章では、症例プレゼンテーションを活かした紹介状・返書の書き方、他科コンサルテーションの進め方などにも触れています。

【目 次】
はじめに
 
第1章 症例プレゼンテーションには、どんな意義があるか?
 1 プレゼンテーションについて考えてみましょう
  プレゼンテーションを行っていますか?
  プレゼンテーションの基本
  聞き手のニーズ
  順序やフォーマット
  いかにうまく伝えるか
 
 2 症例プレゼンテーションの意義
  医療者にとっての意義
  研修医・専攻医にとっての意義
  指導医にとっての意義
  患者にとっての意義
 
 3 良いプレゼンテーションとは?
  目的や論点が明快である(Clear)
  簡潔である(Concise)
  情報が正確である(Precise)
  情報が必要かつ十分である(Pertinent)
  論点が絞り込まれている(Focused)
  ユーモアがある(Humor)
 
 Column.1 つなぎ言葉は矯正できるか?
 
第2章 症例プレゼンテーションの前に、おさえておきたいこと
 1 診断プロセス
  臨床推論
  診断プロセスのステップ
 
 2 Semantic Qualifier
 
 3 System 1(直観的思考)とSystem 2(分析的思考)
  解剖学的な軸
  臓器/系統的な枠組み
  4Cアプローチ
  アルゴリズム
  ベイズの定理
  記憶術(mnemonics)
 
 4 System 1(直観的思考)とSystem 2(分析的思考)の比較
 
 5 診断エラー
 
 Column.2 プレゼンテーション上手はコミュニケーション上手?
 
第3章 症例プレゼンテーションの基本型
 1 症例プレゼンテーションの基本的項目
  1.患者ID(Identifying Date)
  2.主訴(または受診理由)/CC(Chief Complaint)
  3.現病歴/HPI(History of Present Illness)
  4.既往歴/PMH(Past Medical History)
  5.薬剤使用歴(Medications)
  6.アレルギー歴(Allergies)
  7.家族歴/FH(Family History)
  8.社会生活歴/SH(Social History)
  9.システムレビュー/ROS(Review Of Systems)
  10.身体所見/PE(Physical Examination)
  11.(検体)検査所見と画像所見(Laboratory test results&Images)
  12.要約:患者サマリー(Summary)
  13.プロブレムリスト(Problem List)
  14および15.アセスメントとプラン〔Assessment and Plan(A/P)〕
  
 2 症例プレゼンテーションのポイント
  症例プレゼンテーションの評価項目と評価者から見たポイント
  症例プレゼンテーションの基本的項目とプレゼンターから見たポイント
  
 3 症例プレゼンテーションの能力向上
  
 Column.3 手段的日常生活動作(IADL)はフルですか?
  
第4章 プレゼンテーション練習帳
 1 症例プレゼンテーションの練習(入院シンプル症例)
   症例提示1(入院シンプル症例)
   症例提示1のプレゼンテーション
   症例提示1のプレゼンテーションの重要箇所の解説
  
  
 2 症例プレゼンテーションの練習(入院コンプレックス症例)
   症例提示2(入院コンプレックス症例)
   症例提示2のプレゼンテーション
   症例提示2のプレゼンテーションの重要箇所の解説
  
 3 症例プレゼンテーションの練習(外来症例)
   症例提示3(外来症例)
   症例提示3のプレゼンテーション
   症例提示3のプレゼンテーションの重要箇所の解説
  
 Column.4 丹波医療センターの症例カンファレンス
  
第5章 症例プレゼンテーションを活かそう
 1 紹介状、返書に活かそう
   紹介状の書き方
   返書の書き方
  
  2 他科コンサルテーションに活かそう
   他科コンサルテーションの紹介状の書き方
  
  3 バイシステムを用いた症例プレゼンテーション
  
  4 症例プレゼンテーションを活かせる場面
   外来診察患者の上級医へのコンサルテーション
   ベッドサイドでのショートプレゼンテーション
   緊急時のコミュニケーション
  
  5 学会発表でのプレゼンテーションに活かそう
  
 Column.5 プレゼンテーション能力の向上のためには?