日常生活から学ぶ 子どもの発達障害と睡眠**診断と治療社/山下 裕史朗/978-4-7878-2617-6/9784787826176**

販売価格
4,950円(税込み)
編著
山下 裕史朗
出版社
診断と治療社
分野
 
小児科学一般

数量

販売期間
2024/04/24~
商品コード
9784787826176
発行 2024年4月
判型:B5判 272頁
ISBN 978-4-7878-2617-6

【監 修】
山下 裕史朗(久留米大学 医学部 小児科学講座 主任教授)

【編 集】
原 宗嗣(久留米大学 医学部 小児科学講座 講師)
弓削 康太郎(久留米大学 医学部 小児科学講座 講師)
石井 隆大(久留米大学 医学部 小児科学講座 助教)
高橋 長秀(名古屋大学医学部附属病院 親と子どもの心療科 准教授)

日本の子どもは諸外国に比べ睡眠の問題を抱えていることが多く,特に発達障害のある子どもは睡眠障害の有病率が高いとされる.本書はそんな発達障害のある子どもの睡眠について,各ライフステージにおける日常生活に着目しながら,多角的に解説.発達と睡眠の関係を示した総論に始まり,発達障害のある子どもが抱えがちな睡眠の問題,よりよい眠りを得るためのヒント,問診,検査,新規治療法など様々な話題を豊富に詰めこんだ.

【目 次】
第Ⅰ章 発達障害のある子どもの睡眠を理解するために
 1.オーバービュー 
 2.子どもの発達 
 3.子どもに必要な睡眠と発達過程における睡眠の生理的変化 
 4.睡眠の問題による生活や心身の発達への影響
 5.睡眠と発達障害の関係性 
  
第Ⅱ章 子どもの日常生活にみる睡眠の問題と発達障害
 A 全発達段階
  1.生活リズム 
  2.食事 
  3.運動,スポーツ
  4.無呼吸,肥満,扁桃腺肥大
  5.疲労,倦怠感
  6.体内時計
  7.寝付きが悪い,不眠
  8.途中で目が覚める(中途覚醒)
  9.寝言,寝ぼける
  10.寝起きが悪い 
  11.昼間の眠気
  12.寝室環境
  13.寝相,歯ぎしり 
  14.いびき,口呼吸,よだれ
  15.睡眠中の行動異常 
  16.スクリーンタイム
  
 B 乳児期(0~1歳6か月)
  1.授乳
  2.入眠儀式 
  3.夜泣き,乳児疝痛 
  
 C 幼児前期(1歳6か月~3歳)
  1.イヤイヤ期 
  2.添い寝,絵本読み聞かせ 
  3.こだわり,マイペース 
  4.常同行動 
  5.かんしゃく 
  6.言葉の遅れ 
  7.感覚過敏,感覚鈍麻 
  8.クレーン現象 
  9.虐待 
  
 D 幼児後期(3~5歳)
  1.しつけ 
  2.昼寝 
  3.コミュニケーションの問題,人見知り
  4.時間の感覚がない 
  5.家庭環境の問題 
  
 E 学童前期(小学校低学年)
  1.就学 
  2.学校行事 
  3.おねしょ 
  4.攻撃的な行動 
  
 F 学童後期(小学校高学年)
  1.進学 
  2.落ち着きがなく,集中力がない 
  3.極端な不器用,協調運動の不良 
  4.ゲーム症 
  5.塾,習い事 
  
 G 青年期(中学校~高等学校)
  1.思春期 
  2.遅刻,欠席,不登校 
  3.ストレス 
  
第Ⅲ章 子どもの睡眠を妨げるその他の症候・疾患
 1.感染症,喘鳴,クループ症候群 
 2.アトピー性皮膚炎 
 3.消化器症状,経腸栄養,胃瘻 
 4.頭痛,発熱 
 5.不安,緊張,うつ 
 6.摂食障害,強迫性障害,分離不安,愛着障害 
 7.自家中毒(周期性嘔吐症候群) 
 8.概日リズム睡眠・覚醒障害,時差ぼけ 
 9.睡眠関連律動性運動障害 
 10.むずむず脚症候群 
 11.ナルコレプシー 
  
第Ⅳ章 睡眠改善のためのABC
 1.問診 
 2.検査
 3.治療 
 4.発達特性に基づく睡眠ガイド 
 5.フォローアップ 
 6.専門医の紹介,医療連携,トランジション 
  
Coffee break
 民間伝承にみる睡眠障害:枕返しと三年寝太郎 
 クラシック音楽 
 関連施設で集計したアンケート調査結果 
 うつぶせ寝と乳幼児突然死症候群 
 早寝早起き朝ごはん 
 メラトニンの知見 
 動物の睡眠
 ペット 
 発達障害から精神疾患への進展とその原因 
 睡眠グッズ
 バーチャル睡眠 
 睡眠計