脳神経内科 改訂5版**中外医学社/神田 隆/978-4-498-42806-5/9784498428065**

販売価格
13,200円(税込み)
編著
神田 隆(脳神経筋センターよしみず病院院長 / 山口大学名誉教授)
出版社
中外医学社
分野
 
脳神経科学・神経内科学

数量

販売期間
2024/05/15~
商品コード
9784498428065
発行 2024年5月
判型:B5判 194頁
ISBN 978-4-498-42806-5

神経学の魅力を余すところなく伝える,進化し続けるスタンダードテキスト,改訂第5版.

神経系は美しい論理に貫かれた臓器だ.本書は,長きにわたり神経学に真摯に向き合ってきた著者が独自の視点で説き起こし,その魅力を余すところなく伝えている.全篇フルカラーで,重要度によって強弱をつけた紙面は視覚的にも見やすく,理解が進む.前版からの進歩を踏まえ,内容をアップデートした改訂第5版.脳神経内科指導医や一般内科医にとっても有用な内容となるよう工夫された,進化し続けるスタンダードテキストである.

【目 次】
第1章 神経疾患の診察法
 A.診察道具を揃えよう
 B.意識の診察
 C.知能と高次脳機能の診察
 D.顔面と脳神経の診察
 E.運動系の診察
 F.反射の診察
 G.感覚系の診察
 H.小脳系の診察
 I.立位・歩行の診察
 J.自律神経系の診察
 K.髄膜刺激症候の診察

第2章 神経系の感染症
 A.中枢神経系のウイルス感染症
 B.中枢神経系の細菌感染症
 C.中枢神経系のスピロヘータ感染症
 D.中枢神経系の真菌感染症
 E.中枢神経系のリケッチア感染症
 F.中枢神経系の原虫感染症
 G.中枢神経系の寄生虫感染症
 H.プリオン病

第3章 脳血管障害
 3?1.無症候性脳血管障害
 3?2.局所性脳機能障害
 3?2?1)一過性脳虚血発作
 3?2?2)脳卒中
 A.脳出血
 B.くも膜下出血
 C.脳梗塞
 3?3.血管性認知症
 3?4.高血圧性脳症

第4章 脳腫瘍
 脳腫瘍総論
 脳腫瘍各論
 A.転移性脳腫瘍
 B.神経膠腫
 C.髄膜腫
 D.下垂体腺種
 E.神経鞘腫
 F.頭蓋咽頭腫
 G.胚細胞由来腫瘍
 H.中枢神経系原発悪性リンパ腫
 I.髄芽腫

第5章 中枢神経系の外傷
 A.頭部外傷
 B.脊髄外傷

第6章 先天異常・発生異常による疾患
 A.先天奇形
 B.胎内感染症
 C.周産期脳損傷
 D.母斑症
 E.染色体異常

第7章 神経系の変性疾患
 A.大脳の変性疾患
 B.錐体外路系の変性疾患
 B?1.α?シヌクレイノパチー
 B?2.タウオパチー
 C.不随意運動を主徴とする疾患
 C?1.舞踏病が前景に立つ疾患
 C?2.ジストニアが前景に立つ疾患
 C?3.振戦のみを症候とする疾患
 C?4.下肢の不随意運動を症候とする疾患
 D.脊髄小脳変性症
 D?1.常染色体潜性遺伝で後索性運動失調を主症候とする疾患
 D?2.常染色体顕性遺伝で小脳性運動失調を主症候とする疾患
 D?3.その他
 E.運動ニューロン疾患
 F.脳脊髄液循環異常

第8章 中枢神経系の脱髄・炎症性疾患
 A.多発性硬化症
 B.急性散在性脳脊髄炎
 C.同心円性硬化症(バロー病)
 D.視神経脊髄炎スペクトラム障害
 E.MO G抗体関連疾患
 F.自己免疫性脳炎

第9章 脊髄と脊椎の疾患
 A.脊髄空洞症
 B.頸椎症
 C.椎間板ヘルニア
 D.後縦靱帯骨化症
 E.脊柱管狭窄症
 F.平山病(若年性一側上肢筋萎縮症)
 G.脊髄腫瘍
 H.脊髄の血管障害
 I.脊髄の感染症

●神経学のプロフェッショナルになるために:神経学を志す医学生・研修医諸君へのメッセージ

第10章 末梢神経の疾患
 末梢神経の病気を勉強するにあたってはじめに知っておかねばならないこと
 末梢神経障害各論
 A.遺伝性ニューロパチー
 B.炎症性ニューロパチー
 C.内科疾患に伴うニューロパチー
 D.中毒性ニューロパチー
 E.感染性ニューロパチー
 F.神経叢障害,単神経障害と多発性単神経障害
 F?1.神経叢障害
 F?2.単神経障害
 F?3.多発性単神経障害

第11章 神経筋接合部の疾患
 A.重症筋無力症
 B.ランバート・イートン筋無力症候群

第12章 筋肉の疾患
 A.炎症性筋疾患
 B.筋ジストロフィー
 C.遠位型ミオパチー
 D.筋強直症候群
 E.先天性ミオパチー
 F.ミトコンドリア病
 G.代謝性筋疾患
 H.内分泌異常に基づく筋疾患
 I.周期性四肢麻痺
 J.中毒性およびその他の原因による筋疾患
 K.筋痙攣を主症候とする疾患
 L.筋の異常収縮を主症候とする疾患

第13章 自律神経の疾患
 A.全身性の自律神経不全をきたす疾患
 B.局所性自律神経障害をきたす疾患

第14章 発作性神経疾患
 A.てんかん
 2?1.焦点発作(焦点起始発作)
 2?2.全般発作(全般起始発作)
 3?1.焦点発作に属するもの
 3?2.全般性発作に属するもの
 B.めまい
 C.失神
 D.睡眠異常

第15章 頭痛
 A.一次性頭痛
 B.二次性頭痛
 C.特殊な頭痛

第16章 代謝性神経疾患
 A.ライソゾーム病
 B.ペルオキシソーム病
 C.金属代謝異常
 D.アミノ酸代謝異常
 E.プリン代謝異常
 F.糖代謝異常
 G.ポルフィリン代謝異常

第17章 内科疾患に伴う神経障害
 A.ビタミン欠乏症
 B.代謝・内分泌疾患に伴う神経障害
 C.肝疾患に伴う神経障害
 D.心・肺疾患に伴う神経障害
 E.腎疾患に伴う神経障害
 F.膠原病・炎症性疾患に伴う神経障害
 G.サルコイドーシスに伴う神経障害
 H.血液疾患に伴う神経障害
 I.悪性腫瘍に伴う神経障害
 J.リウマチ熱に伴う神経障害

第18章 中毒性神経疾患
 A.重金属中毒
 B.有機物質中毒
 C.薬物中毒
 D.CO中毒
 E.シアン中毒
 F.放射線による中枢神経障害
 G.自然毒による中毒


第19章 神経疾患の特殊検査
 A.形態学的検査
 B.電気生理学的検査
 C.脳脊髄液検査
 D.画像検査

付録:主要な神経疾患の診断基準
 脳神経内科が関与する指定難病
 HTLV-1 関連脊髄症
 認知症
 MCI
 アルツハイマー病
 血管性認知症
 大脳皮質基底核変性症
 レヴィー小体型認知症
 筋萎縮性側索硬化症
 多発性硬化症
 視神経脊髄炎スペクトラム障害
 MOG抗体関連疾患
 CIDP
 多巣性運動性ニューロパチー
 Crow-Fukase 症候群
 多発筋炎・皮膚筋炎
 頭痛
 抗リン脂質抗体症候群

付録:人の名前のついた神経学的局在症候群

あとがき