私たち麻酔科医が知っておきたい 周術期の栄養管理**克誠堂出版/谷口 英喜/978-4-7719-0590-0/9784771905900**

販売価格
4,400円(税込み)
麻酔科外来から術後管理まで、すぐに使える栄養スキル
編著
谷口 英喜
出版社
克誠堂出版
分野
 
麻酔科学・ペインクリニック

数量

販売期間
2024/05/30~
商品コード
9784771905900
発行 2024年5月
判型:A5判 192頁
ISBN 978-4-7719-0590-0

麻酔科医が麻酔科医のために書いた、麻酔科目線の栄養管理です。本書のコンセプトは、臨床麻酔業務に負担がかからない程度に臨床栄養学を学んでもらうことです。「Lesson 0  今さら聞けない栄養管理のための基礎知識」からはじまり、「麻酔科医だから答えられるQ&A」「栄養学に興味がわくプチ情報」なども掲載されています。“本書が、麻酔科医の先生方に気軽に臨床栄養に接することができる書籍の走りになって欲しい”という思いで企画いたしました。

【目 次】
Lesson 0 今さら聞けない栄養管理のための基礎知識
 1. 含まれる三大栄養素を基に熱量は算出される
 2. 栄養投与経路の選択基準は、“ If the gut works, use it ! ”
 3. グル音、マーゲンチューブ、IVH なんて言葉は使わない;恥をかかないための栄養用語の再確認
 
Lesson 1 麻酔科医による周術期栄養管理が期待される術後回復促進策から学んでみよう
 1. 術前絶飲食ガイドラインの制定で、大きく周術期栄養管理に関与
 2. 周術期絶飲食期間の短縮、DREAM の達成支援こそが周術期栄養管理の基本
 
Lesson 2 周術期栄養管理に貢献できる麻酔管理
 1. こんな麻酔管理がDREAM 達成の邪魔をする
 2.栄養管理に貢献できる麻酔管理
 
Lesson 3 麻酔科外来でできる栄養状態の評価法
 1. まずは、いつも見ている術前検査値から栄養状態が推測できる項目を知る
 2. 他職種が使う一般的なスクリーニング・アセスメントツールを知る
 3. 特別なシチュエーションで実施する栄養スクリーニング・アセスメントツールを知る
 4. 世界基準となりつつあるGLIMクライテリアを知る
 
Lesson 4 術前栄養介入
 1.術前栄養介入を実施する基準を知る
 2.術前栄養介入法のスタンダードを知る
 
Lesson 5 麻酔管理に問題となるフレイル・サルコペニアを学ぶ
 1.フレイルとは
 2.サルコペニア
 
Lesson 6 間違いなくやってくる、プレハビリテーションの時代に備えて
 1.プレハビリテーションとは
 2.プレハビリテーションの適応判断
 3.プレハビリテーションの実践(海外)
 4.プレハビリテーションの実践(著者の施設)
 5. 麻酔リスクを減らすために、高度肥満患者こそプレハビリテーション
 
Lesson 7 最新の周術期栄養管理のトレンド
 1. 術前口腔管理から栄養管理が始まるOral care
 2. 人工栄養は避けて、血糖コントロールを最優先
 3. 早期経口摂取の目的は、エネルギー摂取ではない
 
Lesson 8 入院後の周術期栄養管理を実践する
 ①手術前日から直前まで
 1. 術前絶飲食期間の短縮で栄養管理に貢献 糖尿病、妊婦、肥満でも実践できるか?
 2. 術前経口補水療法(POORT)
 3. 術前炭水化物負荷(HCHO loading)
 
Lesson 9 入院後の周術期栄養管理を実践する
 ②手術中から術直後まで
 1.術前からの強制栄養は、術中はこう管理する
 2. 麻酔科医は、実は術中栄養管理を知らず知らずのうちに実施している
 
Lesson 10 入院後の周術期栄養管理を実践する
 ③手術翌日以降
 1.術直後の栄養投与経路の考え方
 2.術直後の栄養投与の実際
 3.麻酔管理の術後栄養管理への影響と対策
 
Lesson 11 重症患者の栄養管理
 1. 救急・集中治療領域における重症疾患での急性期の栄養療法ガイドライン
 2. 重症患者における栄養評価 NUTRIC スコア
 3. 投与経路は、経腸栄養―早期経腸栄養がトレンド―
 4.必要なエネルギー、タンパク質投与量
 5.Refeeding 症候群
 
Lesson 12 Nutrition Support Team(NST)を知って麻酔科医もNST メンバーに
 1.栄養サポートチーム(NST)の歴史
 2.わが国のNST
 3.わが国のNST の構成と業務形態
 4.わが国のNST 活動の実際
 5.わが国のNST の活動効果
 
おわりに
「栄養管理」頻出略語