臨床に直結する 血栓止血学 改訂3版**中外医学社/朝倉 英策/978-4-498-22546-6/9784498225466**

販売価格
10,780円(税込み)
編著
朝倉 英策(金沢大学附属病院病院 臨床教授)
出版社
中外医学社
分野
 
血液

数量

販売期間
2024/06/13~
商品コード
9784498225466
発行 2024年6月
判型:B5判 722頁
ISBN 978-4-498-22546-6

血栓止血学の最高の入門書かつ最強の実践書 待望の改訂3版

前版(2018年)からのアップデートや最新のホットトピックを完全網羅.血栓止血学を専門としない読者にもわかりやすく,すぐに役立つ知識を中心に解説した入門書の改訂3版。内容はボリュームアップしながらも,「ポイント」「ここがコンサルトされやすい!」「症例紹介」「ピットフォール」「お役立ち情報」の記載などにより,「臨床に直結」した内容をコンパクトに網羅しました.血液専門医はもちろん,一般臨床医,他科専門医,研修医,臨床検査技師,薬剤師,医学生,保健学科学生の方々にも役立つ一冊です.

【目 次】
1章 総論
 1 止血の生理と血栓の病態

2章 血栓止血関連検査
 1 凝固検査検体取扱いに関するコンセンサス
 2 血栓性素因の検査の進め方
 3 出血性素因の検査の進め方
 4 プロトロンビン時間(PT),PT-INR
 5 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)
 6 凝固波形解析(CWA) 〈松本智子〉
 7 クロスミキシングテスト(CMT)
 8 ループスアンチコアグラント(LA)
 9 第VIII因子(8)インヒビター,第IX因子(9)インヒビターの検査法
 10 第XIII(13)因子インヒビターの検査法
 11 第V因子インヒビター
 12 トロンボテスト(TT),ヘパプラスチンテスト(HPT),PIVKA-II
 13 フィブリノゲン
 14 FDP/D-ダイマー
 15 FDPとD-ダイマーの乖離現象
 16 アンチトロンビン,プロテインC,プロテインS
 16-1.アンチトロンビン(AT)
 16-2.プロテインC(PC)
 16-3.プロテインS(PS)
 17 DOACのAT・PC・PS測定への影響
 18 先天性AT・PC・PS欠乏症の遺伝子検査
 19 PS K196E(PS Tokushima)変異の検査
 20 TAT,F1+2
 21 SF/FMC
 22 PIC,プラスミノゲン,α2PI,PAI,t-PA・PAI-1複合体
 23 敗血症とプロカルシトニン,プレセプシン
 23-1.プロカルシトニン
 23-2.プレセプシン(可溶性CD14 subtype)
 24 血液凝固因子
 25 合成基質法による凝固因子活性測定
 26 血小板数
 27 血小板とMPV,PDW
 28 出血時間,血小板凝集能
 28-1.出血時間
 28-2.血小板凝集能
 29 幼若血小板比率(IPF)
 30 VWF抗原,VWF活性,VWFマルチマー構造解析
 31 ADAMTS13活性,抗ADAMTS13抗体
 32 HIT抗体
 33 トロンボモジュリン(TM)
 34 抗カルジオリピン抗体,抗カルジオリピン-β2GPI複合体抗体,抗β2GPI抗体
 35 抗リン脂質抗体パネル検査
 36 新しい抗リン脂質抗体検査
 37 Lp(a),ホモシステイン
 38 術前止血スクリーニング検査

3章 出血性疾患
 1 免疫性血小板減少症(ITP)
 2 妊娠時のITP管理
 3 血友病
 4 血友病保因者と女性血友病
 5 血友病に対する整形外科的治療
 6 血友病の遺伝子治療
 7 稀な先天性凝固因子欠乏/異常症
 8 先天性第X因子欠乏症の臨床と遺伝子検査
 9 von Willebrand病
 10 先天性血液凝固因子欠乏症の妊娠管理
 11 自己免疫性後天性凝固因子欠乏症(凝固因子インヒビター) 〈総論〉
 12 自己免疫性後天性凝固第II(2)因子欠乏症
 13 自己免疫性後天性凝固第V(5)因子欠乏症
 14 後天性血友病A
 15 自己免疫性後天性凝固第X (10) 因子欠乏症
 16 自己免疫性後天性凝固第XIII (13) 因子欠乏症
 17 自己免疫性後天性von Willebrand病
 18 循環器疾患に伴う後天性von Willebrand症候群
 19 ビタミンK欠乏症
 20 先天性血小板機能異常症
 21 先天性巨大血小板性血小板減少症
 22 後天性血小板機能異常症
 23 IgA血管炎(Henoch-Sch?nlein紫斑病,アレルギー性紫斑病)
 24 単純性紫斑病,老人性紫斑病
 24-1.単純性紫斑病
 24-2.老人性紫斑病
 25 遺伝性出血性末梢血管拡張症(オスラー病)
 26 アミロイドーシス
 27 α2-AP低下と出血
 28 皮膚科領域における出血性病態

4章 血小板数低下を伴う血栓性疾患
 1 播種性血管内凝固(DIC)
 2 日本血栓止血学会DIC診断基準2017年版
 3 がん(固形がん)とDIC
 4 造血器悪性腫瘍とDIC
 5 急性前骨髄球性白血病とDIC
 6 敗血症とDIC
 7 PAMPs/DAMPsとDICの臨床
 8 外傷とDIC
 9 急性膵炎とDIC
 10 腹部大動脈瘤・解離性大動脈瘤とDIC
 11 肝疾患とDIC
 12 熱中症とDIC
 13 外科領域のDIC
 14 小児科領域のDIC
 15 産科領域のDIC
 16 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)
 17 溶血性尿毒症症候群(HUS)・非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)
 18 HELLP症候群
 19 ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)
 20 造血幹細胞移植後の血栓性病態

5章 血栓性疾患
 1 先天性アンチトロンビン(AT)・プロテインC(PC)プロテインS(PS)欠乏症
 2 アンチトロンビンレジスタンス(ATR)
 3 先天性AT・PC・PS欠乏症の妊娠管理
 4 抗リン脂質抗体症候群(APS)
 5 APSの妊娠管理
 6 深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症
 7 周術期静脈血栓塞栓症の予防と治療
 8 末梢動脈疾患(PAD)
 9 動脈硬化性冠動脈疾患における抗血栓療法
 10 脂質異常と血栓症
 11 発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)における血栓症と抗補体治療
 12 骨髄増殖性腫瘍(PV,ET)と血栓症
 13 多発性骨髄腫と血栓症
 14 がん関連血栓症の特徴
 15 皮膚科領域における血栓性病態
 16 女性ホルモン剤と血栓症

6章 抗血栓療法
 1 抗血小板療法
 2 ワルファリン
 3 ワルファリンの中和:各種治療法の比較
 4 ワルファリンの中和:プロトロンビン複合体製剤(ケイセントラ(R))
 5 直接経口抗凝固薬(DOAC)
 6 DOACのモニタリング
 7 非弁膜症性心房細動に対するDOAC治療
 8 静脈血栓塞栓症に対するDOAC治療~悪性腫瘍例を中心に~
 9 作用機序からみたDOACとワルファリンの使い分け
 10 DOACの中和薬
 11 へパリン類,アルガトロバン
 12 血栓溶解療法
 13 抗血栓薬の薬学的観点からの管理
 14 抗血栓療法時の出血に対する基本的考え方

7章 血液製剤・抗体製剤・止血剤
 1 濃厚血小板
 2 新鮮凍結血漿
 3 凝固因子製剤(第VIII因子,第IX因子,第XIII因子)
 4 半減期延長凝固因子製剤(第VIII因子,第IX因子)
 5 乾燥濃縮人血液凝固第VIII因子(コンファクト(R))とVWD
 6 ボニコグアルファ(ボンベンディ(R))とVWD
 7 フィブリノゲン製剤
 8 遺伝子組換え活性型第VII因子製剤(rFVIIa)
 9 活性型プロトロンビン複合体製剤(ファイバ(R))
 10 血液凝固第X因子加活性化第VII因子(バイクロット(R))
 11 エミシズマブ(ヘムライブラ(R))
 12 慢性ITPに対するホスタマチニブ
 13 リツキシマブ(リツキサン(R))とTTP
 14 カプラシズマブ(カブリビ(R))とTTP
 15 エクリズマブ,ラブリズマブとaHUS
 16 アンチトロンビン製剤
 17 遺伝子組換えトロンボモジュリン製剤
 18 デスモプレシン酢酸塩水和物(DDAVP)
 19 トラネキサム酸(トランサミン(R))

8章 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と血栓止血異常
 1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の血栓性病態
 2 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と凝固線溶異常
 3 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と血栓症,DIC
 4 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する抗血栓療法
 5 コロナワクチンとワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症(VITT)
 6 VITTにおける凝固線溶検査の特徴
 7 コロナワクチンとITP