小児感染対策のトリセツ**金原出版/笠井 正志/978-4-307-17082-6/9784307170826**

販売価格
4,620円(税込み)
編著
笠井 正志
出版社
金原出版
分野
 
小児科学一般

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特集
新刊
書籍版 販売期間
2024/07/31~
JANコード
9784307170826
商品コード
9784307170826
発行 2024年7月
判型:B6変判 280頁
ISBN 978-4-307-17082-6

監修:笠井 正志
著者:伊藤 雄介

子どもとスタッフを感染症から守る! 小児科の感染対策の超実践法

小児トリセツシリーズ第6弾。小児科の感染対策は、成人とは異なる事情を加味する必要がある。たとえば子どもの年齢によって流行しやすい感染症は異なり、感染症をうつしやすい環境や行動も多くある。さらに、子どもゆえに隔離の難しさや使用できる物品にも制限がある。 本書ではそんな小児科特有の事情にも配慮しつつ、メリハリがある感染対策を行うための知識とテクニックについて解説する。
コロナ禍を経た今だからこそ読みたい! ほんとうに現場で使える感染対策のトリセツ。

【目 次】
Chapter 1 小児における感染対策の原則
 1.感染対策のキホン
  1 感染対策をするうえで知っておくべき大人と子どもの違い
  2 標準予防策と経路別感染対策
  3 洗浄・消毒・滅菌
 2.小児科スタッフの感染対策
  1 PPE のつけどころ
  2 患者環境の判断
  3 小児医療従事者のワクチンプログラム
 3.感染対策のピットフォール
  1 感染対策のデメリット
  2 コホーティングの罠
  3 手袋は手指衛生最大の敵である
  4 検査結果と感染対策
 
Chapter 2 症状・微生物別にみる小児の感染対策
 1.症状別にみる感染対策
  1 咳のある子どもの感染対策
  2 嘔吐や下痢のある子どもの感染対策
  3 皮疹のある子どもの感染対策
 2.微生物別にみる感染対策
  1 RS ウイルス
  2 ヒトメタニューモウイルス
  3 インフルエンザウイルス
  4 パラインフルエンザウイルス
  5 新型コロナウイルス
  6 ライノウイルス
  7 エンテロウイルス
  8 パレコウイルス
  9 アデノウイルス(咽頭結膜熱,流行性角結膜炎)
  10 百日咳
  11 結核
  12 ノロウイルス・サポウイルス
  13 ロタウイルス
  14 腸管出血性大腸菌
  15 偽膜性腸炎(クロストリジオイデス・ディフィシル感染症)
  16 水痘・帯状疱疹ウイルス
  17 麻疹
  18 風疹
  19 ムンプスウイルス
  20 単純ヘルペス
  21 パルボウイルス
  22 伝染性軟属腫(みずいぼ)
  23 疥癬
  24 トコジラミ
  25 アタマジラミ
  26 A 群溶連菌
  27 B 群溶連菌
  28 髄膜炎菌
  29 薬剤耐性菌
 
Chapter 3 シチュエーション別にみる小児の感染対策
 1.場所でみる感染対策
  1 小児科外来における感染対策
  2 保育施設における感染対策
  3 プレイルーム・おもちゃの感染対策
  4 NICU における感染対策
  5 産科新生児室における感染対策
  6 PICU における感染対策
  7 自宅における感染対策
 2.患者背景でみる感染対策
  1 人工呼吸器関連肺炎
  2 カテーテル関連尿路感染症
  3 カテーテル関連血流感染症
  4 手術部位感染症
  5 周術期とワクチン
  6 先天性感染症の感染対策
 3.困ったときの感染対策
  1 母親が感染症だが母乳をあげていい?/別の母親の母乳を投与してしまった!
  2 付き添いの保護者に,ガウンや手袋をつけてもらったほうがいいですか?
  3 面会者から感染症が流行しないか心配です
  4 ICU はスタッフの曝露リスクが高く心配です
  5 NICU でMRSA がアウトブレイクしてしまいました
  6 海外から高度耐性菌を持ち込まれることが怖いです!
  7 生ワクチン接種が院内感染の原因になることはありますか?
  8 手術直前に感染症に罹りました。延期したほうがいいですか?
  9 術前検査でHBV/HCV/梅毒関連検査が陽性になりました
  10 感染症法と届出を知りたい
 
アドバンストレクチャー 本質でみる感染対策
 1.ほんとうに価値のあるICT のつくり方
  1 チームワークの嘘
  2 エンパワーメント
  3 説得より納得を
  4 効果的な伝え方
 2.感染対策の本質─ COVID-19 感染妊婦の出産と母子同室
  1 母子分離をしなければいけないのか
  2  それでも日本では長い期間母子同室が推奨されなかった
  3 感染対策の本質をみる
 
巻末資料 微生物別の感染対策まとめ