世界一わかりやすい心肺運動負荷試験**メジカルビュー社/木田 圭亮/978-4-7583-2216-4/9784758322164**
発行 2024年10月
判型:B5変型判 152頁
ISBN 978-4-7583-2216-4
「CPXってなに?」「どうやるの?」「なんのためにやるの?」心リハするなら,まずはここから
安全で効果的な心臓リハビリテーション(心リハ)に必要な運動処方,その運動処方のベースとなる心肺運動負荷試験(CPX)について解説した書籍。CPXの基礎知識,具体的な実施方法,結果の評価,運動処方をなるべく平易にわかりやすく説明しており,これから心リハを始める,心リハについて勉強したい方におすすめの1冊。
【目 次】
Ⅰ 運動負荷試験の実施方法
A. 7W でおさえておきたい運動負荷の基礎知識
1 Why? なぜ心肺運動負荷試験を行うのか?
1)運動処方
2)病態評価
3)重症度判定
4)併存疾患の評価と労作時息切れの精査
5)まとめ
2 Who? 誰が運動負荷試験をするのか?―各職種の役割について―
1)職種それぞれの役割
2)まとめ
3 When? いつ運動負荷試験をするのか?―どのようなときにするのか, 試験前後にすべきこと―
1)どのようなときに運動負荷試験をするのか?
2)運動負荷試験前にすべきこと
3)運動負荷後にすべきこと
4 What? 運動負荷試験とは何か? 意外に重要なことは何か?
1)運動負荷試験とは何か?
2)到達するべき負荷目標を理解する
3)それぞれの目的にあった目標値を理解する
4)目標までどのように負荷をかけるのか
5)呼気ガス分析とは何なのか,何が得られるのか
6)CPXは具体的にどのような検査なのか
7)リスク管理
5 Where? 運動負荷試験はどこでやるのか?
1)実施可能な施設
2)実施体制
3)検査室の室内環境管理
4)室内設備
5)運動負荷に必要な医療機器
6)医療機器以外の設備
6 Whom? どのような患者に運動負荷試験を行うのか? やってはいけないのか?―運動負荷試験の適応と禁忌―
1)どのような患者に運動負荷試験を行うのか?
2)どのような患者に運動負荷試験をやってはいけないのか?
7 Which? どの運動負荷試験を行うのか?
1)負荷方法による分類
2)画像検査を用いた運動負荷試験(負荷イメージング)
3)呼気ガス分析を用いた運動負荷試験
B. How toセッション
1 やってみよう心肺運動負荷試験
1)どうする? CPXの精度管理
2)どうする? 検査前の準備
3)どうする? CPXの検査中
4)どうする? CPX終了後
2 運動負荷心エコー
1)患者説明
2)実施日までの準備
3)開始前の準備
4)患者入室~機器のセットアップ
5)安静時測定~ウォームアップ
6)試験開始,モニタリング
7)終了の判断
8)クールダウン,終了後の患者ケア
9)結果説明
Ⅱ心肺運動負荷試験の結果の活用
A. 各種パラメータの見方・評価法
1 9パネルとは?
1)9パネルの構成
2 パネル1:V??E
1)V?Eとは? なぜV?Eをみるのか?
2)グラフはここだけ見ればいい
3 パネル2:V?O2/HR(O2 pulse)
1)V?O2/HR とは? なぜV?O2/HRをみるのか?
2)グラフはここだけ見ればいい
4 パネル3:V?O2,V?CO2
1)V?O2,V?CO2 とは? なぜV?O2,V?CO2をみるのか?
2)グラフはここだけ見ればいい
3)実際の心臓リハビリテーションにおいてどのように使うか
5 パネル4:V?E V?s. V?CO2 slope
1)V?E V?s. V?CO2 slopeとは? なぜV?E V?s. V?CO2 slopeをみるのか?
2)グラフはここだけ見ればいい
6 パネル5:V-slope
1)V-slopeとは? なぜV-slope をみるのか?
2)グラフはここだけ見ればいい
7 パネル6:V?E/V?CO2,V?E/V?4 O2のトレンドグラフ
1)V?E/V?CO2,V?E/V?O2 とは? なぜV?E/V?CO2,V?E/V?O2 をみるのか?
2)グラフはここだけ見ればいい
8 パネル7:TV/V?E
1)TV/V?Eとは? なぜTV/V?E をみるのか?
2)グラフはここだけ見ればいい
9 パネル8:ガス交換比(R)
1)ガス交換比(R)とは? なぜRをみるのか?
2)グラフはここだけ見ればいい
10 パネル9:ETCO2,ETO2のトレンドグラフ
1)ETCO2,ETO2とは? なぜETCO2,ETO2をみるのか?
2)グラフはここだけ見ればいい
11 各パラメータを臨床にどう活かすか?
1)CPXの結果の評価方法
2)まとめ
B. 運動処方
1 トレーニングの原則
1)リスクの層別化
2)運動療法の保険適用疾患
3)積極的な運動療法が禁忌となる疾患・病態
4)運動中止基準
5)まとめ
2 運動強度,時間,頻度
1)有酸素運動
2)レジスタンストレーニング
3)まとめ
3 運動の種類と注意点
1)ウォームアップ
2)有酸素運動
3)高強度インターバルトレーニング
4)レジスタンストレーニング
5)心不全のプログラムについて
6)クールダウン
7)まとめ