抗不整脈薬の考え方、使い方**中外医学社/小竹 康仁/978-4-498-13686-1/9784498136861**

販売価格
3,520円(税込み)
編著
小竹 康仁
出版社
中外医学社
分野
循環器一般

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書籍版 販売期間
2024/11/12~
JANコード
9784498136861
商品コード
9784498136861
発行 2024年11月
判型:A5判 142頁
ISBN 978-4-498-13686-1

【編 著】
小竹 康仁(鳥取大学第一内科診療群 学部内講師)
永嶋 孝一(日本大学 医学部内科学系 循環器内科学分野 准教授)

明快なロジックから紐解く抗不整脈治療

カテーテル治療が広く普及した現在においてなお欠くことの出来ない存在である抗不整脈薬.しかしながら,その種類の多さや副作用に対する不安など,苦手意識を感じるドクターも少なくありません.そこで本書では,抗不整脈薬の考え方と使い方をロジカルに,かつわかりやすく解説し,抗不整脈薬をみなさんの苦手分野から得意分野に変えることを目的としています!

【目 次】
総 論
1 抗不整脈薬総論

 1)ここだけは覚えて! 心筋細胞の脱分極/再分極
 2)実は強い味方:Vaughan Williams分類と Sicilian Gambit
 3)どのイオンチャネルをブロックし,どのイオンチャネルのブロックを避けるか

2 抗不整脈薬の分類と使い方のコツ
 1)I群
 2)II群
 3)III群
 4)IV群

各 論
1 心房性不整脈
 1. 上室期外収縮
  1)心電図の特徴
  2)原因・病因
  3)薬物治療の適応
  4)薬物治療の実際
   まとめ

 2. 発作性上室性頻拍 房室結節リエントリー性頻拍
  1)心電図の特徴
  2)原因・病因
  3)薬物治療の適応
   3-1 急性期治療(頻拍の停止)
   3-2 慢性期治療(再発の予防・再発時の対応)
  4)薬物治療の実際
   4-1 急性期治療(頻拍の停止)
   4-2 慢性期治療(発作時の頓用処方)
   4-3 慢性期治療(再発予防)
   まとめ

 3. WPW症候群
  1)心電図の特徴
  2)原因・病因
  3)薬物治療の適応と実際
   3-1 房室回帰頻拍 ORT/ART
   3-2 偽性心室頻拍 pseudo-VT
   3-3 発作予防
   まとめ

 4. 心房粗動(心房頻拍)
  1)心電図の特徴
   1-1 房室伝導が1対1の心房頻拍
   1-2 房室伝導が2対1以下の心房頻拍
  2)原因・病因
   2-1 房室伝導が1対1の心房頻拍
   2-2 房室伝導が2対1以下の心房頻拍
  3)薬物治療の適応
  4)薬物治療の実際
   4-1 房室伝導が1対1の心房頻拍
   4-2 房室伝導が2対1以下の心房頻拍
   まとめ

 5. 心房細動
  1)心電図の特徴
  2)原因・病因
  3)薬物治療の適応
  4)薬物治療の実際
   4-1 薬理学的除細動(心房細動⇒洞調律化)
   4-2 心房細動の再発予防(洞調律の維持)
   4-3 カテーテルアブレーションの併用
  5)具体的な薬剤の使用法
   5-1 Na+チャネル遮断薬(I群薬)
    コラム: Ic Flutter
   5-2 K+チャネル遮断薬(III群薬,ベプリジル)
   まとめ

2 心室性不整脈
 1. 心室期外収縮
  1)心電図の特徴
  2)原因・病因
  3)薬物治療の適応
  4)薬物治療の実際
   まとめ

 2. 心室頻拍
  1)心電図の特徴
  2)原因・病因
   2-1 VTの原因と基礎疾患
   2-2 作用機序から考える抗不整脈薬の狙い
  3)薬物治療の適応
   3-1 VT治療の考え方
   3-2 VTに合わせた薬物の選択
  4)薬物治療の実際
   まとめ

 3. 心室細動
  1)心電図の特徴
  2)原因・病因
  3)薬物治療の適応
  4)薬物治療の実際
   4-1 チャネルで考える心室細動薬物治療
   4-2 各抗不整脈薬の使用方法と注意点
   4-3 基礎疾患から考える心室細動薬物治療
  コラム: QT延長症候群の緊急時対応
   まとめ

3 薬剤代謝の立場から注意すること
 1. 肝機能障害・腎機能障害のある患者
  1)抗不整脈薬の適切な投与量の調節
   1-1 薬物動態学の基本,ADMEを理解しよう
    コラム: タンパク結合率と非結合形分率の考え方
   1-2 肝臓と腎臓による薬物の消失過程を知っておこう!
   1-3 肝機能と腎機能はどうやって評価するの?
   1-4 症例問題
    コラム: 肝抽出率
    コラム: 分布容積とタンパク結合率
    コラム: 総濃度と非結合形濃度の関係
   1-5 血中濃度モニタリングは有用なのか?
  2)併用薬との薬物間相互作用
    コラム: DDIの予測と管理
  3)副作用モニタリング

 2. 服薬アドヒアランスを高める工夫
  1)アドヒアランス
  2)服薬アドヒアランス
  3)服薬アドヒアランスとその評価方法
  4)服薬アドヒアランスの低下要因
  5)服薬アドヒアランスを高める工夫
  6)不整脈領域で用いられる薬剤の服薬アドヒアランス向上のために
   6-1 抗不整脈薬
   6-2 抗凝固薬
   まとめ