第5分野 摂食・嚥下障害患者の栄養 Ver.4**医歯薬出版/日本摂食嚥下リハビリテーション/978-4-263-45170-0/9784263451700**
日本摂食嚥下リハビリテーション学会eラーニング対応
発行 2024年12月
判型:B5判 128頁
ISBN 978-4-263-45170-0
日本摂食嚥下リハビリテーション学会 編集 eラーニング対応シリーズ
eラーニングコンテンツの刷新にともない改訂!
●日本摂食嚥下リハビリテーション学会では,摂食嚥下リハビリテーションの啓発と普及、その安全で効果的な実施を積極的に具現化するために、「学会認定士」を制度化しています.
●学会認定士の重要な申請要件の一つとして,同学会ではインターネット学習システム(eラーニング)のカリキュラムを作成しており,本書は,このカリキュラムによる学習をサポートする内容になっています.2024年のeラーニングコンテンツの刷新にともない,本シリーズ書籍も改訂いたしました.
●本シリーズは,eラーニングコンテンツの分野ごとに1冊の書籍としてまとめられています.目次はeラーニングコンテンツを踏襲した内容で構成され,摂食嚥下領域の基礎知識について,体系的に6分野76項目に分類された最重要事項をわかりやすく解説しています.
●本書はこのうち「第5分野 摂食嚥下障害患者の栄養」にあたり,臨床栄養の基礎,経管栄養法,食物形態の調整について簡潔にわかりやすく解説しています.
【目 次】
シリーズVer.4発行にあたって
シリーズVer.3発行にあたって
シリーズVer.2発行にあたって
シリーズ刊行に寄せて(Ver.1)
緒言(Ver.1)
eラーニング書籍版全体項目
§22 臨床栄養の基礎
66 栄養療法の基礎
Chapter 1 必要栄養量
Chapter 2 日本における現状
Chapter 3 栄養状態の判定
Chapter 4 低栄養の診断基準(GLIM criteria)
Chapter 5 低栄養の転機
Chapter 6 必要エネルギーの推定法
Chapter 7 基礎代謝エネルギーの推定式
Chapter 8 必要タンパク質量
Chapter 9 必要脂質量
Chapter 10 その他の栄養素
Chapter 11 摂食嚥下障害患者に対して
Chapter 12 経腸栄養法
Chapter 13 胃瘻
Chapter 14 静脈栄養
Chapter 15 とろみを用いた水分補給
67 栄養スクリーニング・栄養アセスメント
Chapter 1 栄養管理プロセスにおける栄養スクリーニングと栄養アセスメントの位置づけ
Chapter 2 栄養スクリーニングと栄養アセスメント
Chapter 3 栄養スクリーニング:顕在化している栄養障害の抽出
Chapter 4 身体計測方法
Chapter 5 身体計測値の評価
Chapter 6 栄養スクリーニング:潜在的な栄養障害の抽出
Chapter 7 標準化された栄養スクリーニング・ツール
Chapter 8 栄養スクリーニング・ツール:SGA(1)
Chapter 9 栄養スクリーニング・ツール:SGA(2)
Chapter 10 小児の栄養スクリーニング・ツール
Chapter 11 栄養アセスメント
Chapter 12 摂食嚥下障害患者に多くみられる栄養障害の評価ポイント:エネルギー・栄養素摂取量不足(相対的不足も含む)
Chapter 13 摂食嚥下障害患者に多くみられる栄養障害の評価ポイント:水分摂取量不足
68 リハビリテーション栄養
Chapter 1 リハビリテーション栄養とは
Chapter 2 リハビリテーションの臨床現場では低栄養を認める患者が多い
Chapter 3 リハビリテーション栄養ケアプロセス
Chapter 4 リハビリテーション栄養での診断推論と診断
Chapter 5 低栄養の診断(GLIM基準)
Chapter 6 悪液質と診断基準
Chapter 7 運動によるエネルギー消費量
Chapter 8 リハビリテーション栄養でのゴール設定
Chapter 9 1日エネルギー必要量と攻めの栄養療法
Chapter 10 サルコペニアとは
Chapter 11 サルコペニアの摂食嚥下障害;誤嚥性肺炎
69 サルコペニア
Chapter 1 サルコペニアの定義
Chapter 2 サルコペニアの診断
Chapter 3 サルコペニアの原因
Chapter 4 サルコペニアの原因と対応:リハビリテーション栄養
Chapter 5 サルコペニアと摂食嚥下障害:4学会合同ポジションペーパー
Chapter 6 サルコペニアの摂食嚥下障害の歴史
Chapter 7 サルコペニアの摂食嚥下障害の定義
Chapter 8 サルコペニアの摂食嚥下障害の診断フローチャート
Chapter 9 サルコペニアの摂食嚥下障害の有病割合と予後
Chapter 10 サルコペニアの摂食嚥下障害の治療
Chapter 11 サルコペニアの摂食嚥下障害の予防
Chapter 12 サルコペニアの摂食嚥下障害の展望
70 障害者・高齢者の栄養管理
Chapter 1 高齢者の栄養障害
Chapter 2 日本人高齢者の栄養摂取量
Chapter 3 高齢者の低栄養の要因:食欲低下
Chapter 4 高齢者に適した栄養評価
Chapter 5 日本人高齢者の推定エネルギー必要量
Chapter 6 身体活動レベル別にみたタンパク質の目標量
Chapter 7 高齢者の栄養管理のガイドライン
Chapter 8 脳卒中急性期の栄養障害
Chapter 9 脳卒中患者における栄養と帰結
Chapter 10 脳卒中患者での経口摂取と栄養との関係
Chapter 11 脳卒中治療ガイドライン2021
Chapter 12 回復期リハビリテーション病棟では入院時約4割が低栄養
Chapter 13 回復期リハビリテーション病棟入院中にるい痩患者が増加している
Chapter 14 栄養改善度が高いほどFIM効率,利得が高い
Chapter 15 脳卒中患者への栄養療法
Chapter 16 大腿骨近位部骨折患者への栄養療法
Chapter 17 高齢者への栄養療法単独での効果
Chapter 18 肥満例や低活動高齢者に対するHarris─BenediCTの式(H─B式)使用時の問題点
Chapter 19 経管栄養は誤嚥性肺炎を防げるか
Chapter 20 日本での胃瘻造設後の長期生存率
Chapter 21 半固形栄養と経胃的腸瘻による胃食道逆流への対応
Chapter 22 半固形栄養のエビデンス
§23 経管栄養法
71 経管栄養の適応・種類と特徴・合併症
Chapter 1 経管栄養の適応
Chapter 2 経管栄養の禁忌
Chapter 3 経管栄養の利点
Chapter 4 経管栄養の種類
Chapter 5 代表的な経管栄養法の特徴
Chapter 6 栄養法選択のアルゴリズム
Chapter 7 慎重に適応を判断すべき疾患・病態
Chapter 8 経管栄養による合併症(1)
Chapter 9 経管栄養による合併症(2)
Chapter 10 経管栄養による合併症(3)
72 具体的方法:経鼻経管栄養法・間歇的経管栄養法・胃瘻栄養法
1:経鼻経管栄養
Chapter 1 チューブの選択
Chapter 2 チューブ挿入の長さ
Chapter 3 頸部回旋でのチューブ挿入方法
Chapter 4 なぜ,挿入する鼻腔と反対側に頸部を回旋するのか?
Chapter 5 推奨されているチューブの位置確認方法
Chapter 6 胃管挿入後の先端位置確認方法別メリット・デメリット
Chapter 7 胃管挿入から初回栄養剤投与までのフローチャート
Chapter 8 経鼻栄養チューブ挿入確認マニュアル
2:間歇的経管栄養法(間歇的口腔食道栄養法;OE法,IOE),間歇的口腔胃栄養法(OG法)
Chapter 9 開始前の確認
Chapter 10 OE法・OG法のチューブの挿入
Chapter 11 OE法・OG法の注入
3:胃瘻(gastrostomy)
Chapter 12 瘻孔の管理
Chapter 13 胃瘻カテーテル交換と管理
4:経管栄養注入に共通する注意事項
Chapter 14 胃食道逆流・下痢・経管栄養剤汚染の予防
Chapter 15 内服薬によるチューブの閉塞の予防
Chapter 16 誤接続防止
Chapter 17 半固形栄養経管栄養
§24 食物形態の調整
73 食物物性・形態(食物形態の調整)
Chapter 1 はじめに
Chapter 2 食物の物性と形態の関連性
Chapter 3 食物を形態から分類する
Chapter 4 液状食物の物性を評価する方法(1)
Chapter 5 食物形態を物性で分類する(液状食物)
Chapter 6 液状食物の物性を評価する方法(2)
Chapter 7 コーンプレート型回転粘度計におけるずり速度とは
Chapter 8 ずり速度と粘度(粘性率)の関係
Chapter 9 食物の物性を評価する方法(粘度測定)
Chapter 10 半固形状食物を機器測定により評価する方法
Chapter 11 固形状食物を機器測定により評価する方法
Chapter 12 食物の物性を評価する方法(テクスチャー特性の測定)
Chapter 13 食物の形態と物性を変化させる要因(その1)テクスチャー測定条件
Chapter 14 圧縮速度・クリアランスの硬さへの影響
Chapter 15 測定時食品温のテクスチャー特性への影響
Chapter 16 食物の形態と物性を変化させる要因(その2)
Chapter 17 食物の摂食過程の物性変化を把握する
74 増粘食品の使用方法
Chapter 1 はじめに
Chapter 2 増粘食品の特徴,種類,使用方法
Chapter 3 増粘食品の分類と特徴
Chapter 4 増粘食品の使用方法
Chapter 5 学会分類2021(とろみ)
Chapter 6 増粘食品のおもな種類と特徴
Chapter 7 とろみが付きにくい飲料への対応
Chapter 8 きざみ食・ミキサー食に使用する場合
Chapter 9 ゲル化剤の種類,各種特徴,使用方法
Chapter 10 各種ゲル化剤の比較
Chapter 11 増粘食品を用いた経腸栄養剤の半固形化法
Chapter 12 半固形化法の手順例
Chapter 13 半固形化法の注意点,適応
75 嚥下調整食
Chapter 1 嚥下調整食に求められるもの
Chapter 2 必要栄養量の充足と嚥下調整食の経口摂取
Chapter 3 日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類開発の経緯
Chapter 4 日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類の作成目的
Chapter 5 日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021の概要
Chapter 6 日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021の全容
Chapter 7 コード0,1j
Chapter 8 コード2
Chapter 9 コード3,4
Chapter 10 学会分類2021(食事)早見表
Chapter 11 学会分類2021(とろみ)の概要
Chapter 12 学会分類2021(とろみ)早見表
Chapter 13 とろみの程度を確認する方法
Chapter 14 学会分類2021(とろみ)簡易評価方法(1):LST(Line Spread Test)
Chapter 15 学会分類2021(とろみ)簡易評価方法(2):シリンジ残存量テスト
76 調理器具
Chapter 1 はじめに
Chapter 2 嚥下調整食に求められるもの
Chapter 3 嚥下調整食の調理に注意したい食材の特徴
Chapter 4 嚥下調整食調理の工夫
Chapter 5 切り方の工夫の例
Chapter 6 軟らかく加熱する工夫の例
Chapter 7 つなぎでまとめる工夫の例
Chapter 8 つなぎとして利用できる食品
Chapter 9 なめらかにミキサーにかけるときのポイント
Chapter 10 調理器具─粉砕器具─
Chapter 11 粉砕器具の種類と特徴
Chapter 12 ハンドブレンダーの使い方
Chapter 13 業務用粉砕器具の用途
Chapter 14 600μmのメッシュの裏ごし器
Chapter 15 嚥下調整食の品質管理