ベーシックGBR**クインテッセンス出版/安斉 昌照/978-4-7812-1113-8/9784781211138**
もう迷わない骨補填材料&メンブレンの材料選択と術式
発行 2025年2月
判型:A4判 120頁
ISBN 978-4-7812-1113-8
著:安斉 昌照 / 中田 光太郎
イラスト:林 和貴 / 関上 絵美 / 晴香
どの欠損に何の骨補填材料とメンブレンを使うのか? 答えはすべてここに!
「骨補填材料やメンブレンなど、どの材料を用いればいいかわからない……」「GBRでの縫合部の裂開を防ぐにはどうしたらいいか知りたい……」「どのような症例からGBRを始めればいいのかわからない……」と、感じている“GBR難民”の先生方に向けて、GBRに欠かせない器具の紹介をはじめ、骨欠損形態に準じた最適な材料選択および術式に至るまで、初学者でもわかるよう、図を多用してわかりやすく解説している。
【目 次】
Part 1 GBR の基礎
Chapter 1 GBR の基礎知識
1.GBR の基礎を身に付けよう
1-1-1 GBR とは
1-1-2 GBR の原理原則
1-1-3 GBR の変遷
1-1-4 GBR と GTR の違い
1-1-5 骨増生と骨造成の違い
2.抜歯後の骨とインプラントの埋入時期
1-2-1 抜歯後の骨はどうなってしまうの?
1-2-2 抜歯後の骨の吸収スピードはどれくらい?
1-2-3 抜歯後の歯槽骨の形態変化は?
1-2-4 抜歯前の歯周組織フェノタイプにも注目
1-2-5 インプラント埋入のベストなタイミング
Chapter 2 GBR のバイオロジー
1.GBR の難易度を考えよう
2-1-1 残存骨壁に応じて GBR の難易度が変わる
2-1-2 骨形態の分類
2-1-3 その骨欠損に対する GBR は内側性? 外側性?
2-1-4 メンブレンの必要性の有無
2.GBR の造成量の限界を知ろう
2-2-1 獲得したい骨造成量はどれくらい?
2-2-2 隣在歯のアタッチメントレベルに注意!
3.GBR 後の造成部形態変化を知ろう
2-3-1 よくある骨造成後の形態変化
2-3-2 骨造成後のボリュームはどうなるの?
Chapter 3 患者の術前管理
1.患者のリスクファクターを理解しよう
3-1-1 事前の全身管理はとても大切
2.術前の口腔内外消毒および術者の感染対策は念入りに
3-2-1 GBR 成功率アップのための術直前管理
3-2-2 術者の手指消毒とガウンテクニック
Chapter 4 GBR に必要な組織・解剖
1.GBR で気を付けるべき上下顎の組織・解剖
4-1-1 上顎の GBR で気を付けるべき脈管・神経
4-1-2 下顎の GBR で気を付けるべき脈管・神経
Chapter 5 GBR に必要な器具
1.GBR で欠かせない器具を揃えよう
5-1-1 GBR をするためには何を揃えればいいの?
2.GBR の一連の流れを使用器具とともに整理しよう
5-2-1 GBR 術式における使用器具・材料の適材適所
Chapter 6 骨補填材料とメンブレン
1.骨補填材料の役割を理解しよう
6-1-1 骨補填材料の役割とは?
6-1-2 骨補填材料の性質の違い
6-1-3 国内で販売されている主な骨補填材料の性質
6-1-4 自家骨採取部位と方法
6-1-5 国内で入手可能な骨補填材料の使い分け
2.メンブレンの役割を理解しよう
6-2-1 メンブレンの役割とは?
6-2-2 吸収性メンブレンと非吸収性メンブレンの違い
6-2-3 メンブレンの設置方法
3.GBR の材料の適材適所を理解しよう
6-3-1 骨欠損を三次元でとらえる
6-3-2 骨欠損をベクトルで考える
Part 2 GBR の臨床
Chapter 7 GBR のテクニック
1. GBR の切開・剥離の勘所を理解しよう
7-1-1 血液供給を第一に考える
7-1-2 縫合を適切な部位で行うための切開線を考える
7-1-3 剥離はどこまですればいいの?
2.GBR の術式の種類を理解しよう
7-2-1 同時法と段階法の違い
7-2-2 主な術式の選択
3.減張切開の基本手技を知ろう
7-3-1 骨膜の仕組み
7-3-2 減張切開のポイント
7-3-3 下顎臼歯部の GBR における注意点
Chapter 8 縫合のテクニック
1.縫合糸と縫合針の使い分けを知ろう
8-1-1 縫合糸の種類と特徴
8-1-2 縫合針の構造
2.主な縫合の術式を理解しよう
8-2-1 GBR で主に使用される縫合の術式
8-2-2 運針の手順
Chapter 9 術後の合併症
1.術後の合併症と対処法を知ろう
9-1-1 術後の合併症①メンブレンの露出
9-1-2 術後の合併症②感染
9-1-3 術後の合併症症例
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