ねころんで読める不眠症**メディカ出版/古川 由己/978-4-8404-8823-5/9784840488235**

販売価格
3,850円(税込み)
睡眠衛生指導や睡眠薬より効く不眠症治療、教えます
編著
古川 由己
出版社
メディカ出版
分野
医学一般

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書籍版 販売期間
2025/06/16~
JANコード
9784840488235
商品コード
9784840488235
発行 2025年6月
判型:A5判 216頁
ISBN 978-4-8404-8823-5

【著】
古川 由己(東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻臨床精神医学教室/ミュンヘン工科大学医学部精神科・心理療法科)

「眠れない」を解決に導く最新エビデンス

不眠症が改善すれば、合併症・併存疾患の治療もスムーズに! プライマリケア医はもちろん、看護師や心理職、リハ職も介入でき、効果を上げられる! 一般人口の約10%、プライマリケア患者の約半数が抱える不眠症に対して、国際的に第一選択となっている不眠の認知行動療法(CBT-I)を中心に解説。最新の薬物療法もエビデンスに基づき詳述。

【目 次】
・推薦のことば
・序文
・患者さん・ご家族への注意事項/本書について
  
第1章 不眠症って何?
  1 「眠れません」は不眠症とは限らない
   TopIcs① 『君は放課後インソムニア』
  2 慢性不眠症の治療は遷延因子に注目しよう
   TopIcs② 『病草紙』
   TopIcs③ 不眠に関する最古の記述
  3 他の病気があっても不眠症の治療もしよう
  
第2章 不眠症の治療法
  1 治療法の概説
  2 不眠症治療のガイドラインとエビデンス
   TopIcs④ 治療効果の大きさをどう理解するか
  3 睡眠薬の適切な活用
  
第3章 不眠の認知行動療法(CBT-I)
  1 不眠の認知行動療法(CBT-I)とは
  2 睡眠日誌:日々の生活の様子をイメージする
  3 臥床時間制限:臥床時間を短くすることで睡眠の質を改善する
   TopIcs⑤ 起床時間を一定にする
   症例1 仕事のストレスで眠れなくなった30代男性
  4 刺激統制:寝床と睡眠を結びつける
   TopIcs⑥ 日中の活動が少ない場合
  5 認知再構成:不眠症を悪化させる思い込みを修正する
   TopIcs⑦ 入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒ごとの使い分け①
   TopIcs⑧ リラクセーションは逆効果!?
  6 終結:CBT-Iで改善した場合、しなかった場合
   TopIcs⑨ 対面CBT-IがデジタルCBT-Iより有効
   TopIcs⑩ Q&A:認知行動療法は手続きが煩雑?
   TopIcs⑪ Q&A:CBT-Iは実践や習得に時間がかかる?
   TopIcs⑫ Q&A:CBT-Iは儲からない?
  
第4章 睡眠衛生指導
  1 睡眠衛生指導とその歴史
  2 睡眠衛生指導のエビデンスとガイドライン上の位置づけ
  
第5章 薬物療法
  1 不眠症治療における薬物療法の位置づけ
   TopIcs⑬ 「就寝前内服」「不眠時頓用」はいつ内服する?
  2 長期的な有効性が示されている薬剤:レンボレキサント、エスゾピクロン
  3 オレキシン受容体拮抗薬:レンボレキサント、スボレキサント、ダリドレキサント
  4 メラトニン受容体作動薬:ラメルテオン
  5 非ベンゾジアゼピン系:エスゾピクロン、ゾルピデム、ゾピクロン
  6 ベンゾジアゼピン系
  7 抗うつ薬(トラゾドン)、抗精神病薬(クエチアピン)、漢方薬の処方
   TopIcs⑭ 入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒ごとの使い分け②
  8 継続処方時/減薬・終了時
   症例2 不眠症状に対して多剤併用となっている60代男性
  
第6章 シチュエーション別CBT-I実践法
  1 外来10分診療で可能なCBT-Iの導入方法
  2 入院環境でのCBT-Iの導入方法
   症例3 うつ病で電気けいれん療法目的で入院した40代女性
  3 合併症ごとのCBT-I
    A アルコール使用障害
    B 概日リズム睡眠障害
    C 閉塞性睡眠時無呼吸症候群
    D むずむず脚症候群
    E うつ病
    F 双極症
    G 統合失調症
    H PTSD(心的外傷後ストレス障害)
    I 慢性疼痛
    J 夜間頻尿
    K がん
    L 透析
  4 ライフステージごとのCBT-I
    A 中高生・大学生の不眠
    B 高齢者の不眠
    C 周産期/更年期の不眠(女性特有の不眠)
  5 交代勤務(当直・夜勤)の不眠とCBT-I
  
第7章 多職種からのアプローチ:Q&Aで理解するCBT-Iの実際
  0 多職種が行うCBT-Iの意義
  1 心理職が行うCBT-I
   坂田 昌嗣(公認心理師、臨床心理士)
  2 看護師が行うCBT-I
   根津 三千代(看護師/公認心理師)
  3 作業療法士が行うCBT-I
   佐藤 大介(作業療法士)
  4 薬剤師が行うCBT-I
   クオール薬局(クオールホールディングス株式会社)
  
巻末資料
  1 不眠症の診断基準①:精神疾患の診断・統計マニュアル第5版改訂版(DSM-5-TR)
  2 不眠症の診断基準②:睡眠障害国際分類第3版改訂版(ICSD-3-TR)
  3 不眠症の診断基準③:国際疾病分類第11版(ICD-11)-Code 7A00
  4 不眠重症度質問票(ISI)
  5 睡眠に対する非機能的な信念と態度質問票(DBAS)
  6 睡眠日誌
  7 不眠症の診断・評価・治療まとめ
  おすすめ参考図書
  
・あとがき
・索引
・著者紹介