NYSORA 困難静脈路確保マニュアル**MEDSi/森本 康裕/978-4-8157-3138-0/9784815731380**

販売価格
6,380円(税込み)
編著
森本 康裕
出版社
メディカルサイエンスインターナショナル
分野
看護技術

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特集
新刊
販売期間
2025/09/29~
商品コード
9784815731380
発行 2025年9月
判型:B5判 192頁
ISBN 978-4-8157-3138-0

【監 訳】
森本 康裕(医療法人社団 宇部中央病院 麻酔科)
村田 寛明(長崎大学大学院 麻酔集中治療医学)

あなたの失敗の理由(ワケ)がわかる あのエキスパートの技術(ワザ)がわかる

輸液療法の重要性を考えると、教育的な資料が豊富にあると思われるかもしれない。しかし、質の高い教材が驚くほど少ないことが明らかになった。質の高い静脈路確保に関するマニュアルが必要なのは明らかである。そこで本書を作成した。本書はNYSORAの専門知識と情熱の集大成である。-「はじめに」より

【目 次】
01 静脈路確保に関する重要な知識
 1.1 静脈路確保
 1.2 静脈路確保の適応
 1.3 禁忌:静脈路確保を避けるべき状況
 1.4 適切な静脈路確保法と輸液療法を選択するための意思決定プロセス

02 末梢静脈カテーテル(静脈留置針)の構造
 2.1 オーバーザニードルタイプの静脈留置針の構造
 2.2 静脈留置針のデザイン:ウイング付きあるいはウイングなし
 2.3 静脈カテーテルの種類
  一般的に使用される末梢静脈カテーテル
  Midline カテーテル
 2.4 最適なカテーテル(静脈留置針)の選択:適切なゲージを選ぶ
  静脈カテーテルのゲージの選び方
 2.5 カテーテル挿入後の観察

03 静脈と静脈系の解剖
 3.1 静脈の解剖を理解する
  構造
  弁
  静脈の種類
  静脈の大きさ
  静脈の弾力性と脆弱性
  患者固有の考慮すべき事項
 3.2 静脈カテーテル留置に最適な挿入部位
  上肢
  下肢

04 末梢静脈カテーテル挿入手技をマスターする
 4.1 静脈カテーテル挿入前の準備
  患者の確認と準備
  機材の準備
  静脈路確保スターターキット
  最適なカテーテルのサイズを選択する
  手指衛生と手袋
 4.2 静脈カテーテル挿入の手技
  駆血帯の使用法
  最適な部位を選ぶ:静脈選択の考え方
  適切な穿刺部位の消毒
  しっかりと固定する:静脈の安定性を確保する
  刺入角度を小さくする(皮膚に平行に近い角度で穿刺する)
  針の穿刺を正確に行う
  静脈路確保の別のアプローチ
  血液の逆流を確認し,カテーテルを進める
 4.3 挿入後の手順とカテーテルのケア
  針を抜去し,輸液ルートを接続する
  駆血を解除し,カテーテルを固定する
 4.4 アルゴリズム

05 よくあるミスと解決法
 5.1 よくあるミスを回避する
  短すぎるカテーテル
  静脈留置針の刺入が不十分
  針の刺入角度が大きすぎる
  カテーテル挿入に失敗した後のカテーテル抜去による血腫形成
  中枢すぎる部位からの穿刺
  カテーテル挿入後の固定の失敗
 5.2 穿刺困難が予想される静脈へのカテーテル挿入
  触知や視認が困難な表在静脈
  深部静脈
  蛇行した静脈
  損傷した静脈
 5.3 カテーテル挿入に失敗したときの解決法
 5.4 静脈弁周囲での挿入を避ける
 5.5 カテーテルを進めることができない場合の対処法
 5.6 輸液が流れない
 5.7 太い静脈への大径静脈カテーテル挿入
 5.8 アルゴリズム

06 上肢以外での静脈路確保
 6.1 下肢での静脈路確保
  大伏在静脈へのカテーテル挿入
 6.2 胸部,乳房部,大腿部の表在静脈
 6.3 骨髄路確保

07 特殊な症例での静脈路確保
 7.1 小児患者の静脈路確保
  頭皮静脈へのカテーテル挿入
 7.2 高齢患者の静脈路確保
 7.3 低体重患者の静脈路確保
 7.4 肥満患者の静脈路確保

08 静脈カテーテル挿入の合併症
 8.1 静脈炎および血栓性静脈炎
 8.2 点滴漏れ
 8.3 血管外漏出
 8.4 血腫
 8.5 静脈カテーテル関連感染
 8.6 動脈内注入
 8.7 空気塞栓症

09 超音波ガイド下末梢静脈穿刺
 9.1 超音波ガイド下末梢静脈穿刺の適応
 9.2 針とプローブの関係
  平行法
  交差法
 9.3 穿刺の実際
  患者の準備
  超音波装置の設定
  プレスキャン
  穿刺前の確認
  穿刺の実際(交差法)
  カテーテルの挿入
  固定
 9.4 Tips
 9.5 アルゴリズム

10 中心静脈へのカテーテル挿入
 10.1 中心静脈カテーテルの種類
  末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)
  中心静脈カテーテル(CVC)
  臍帯カテーテル
 10.2 外頸静脈あるいは内頸静脈
  外頸静脈
  内頸静脈
  ランドマーク法
  超音波ガイド下法
 10.4 大腿静脈

11 静脈路確保のトレーニングと補助具
 11.1静脈路確保シミュレータ(IV シミュレータ)
 11.2静脈可視化装置
  静脈可視化装置とは?
  いつ使用するか?
  静脈可視化装置の使用に関する実践的なTIPs
  利点
  限界と考慮事項

12 参考文献

13 日本語版追記
 13.1 静脈留置針について
  逆流防止弁
  針刺し防止機構
  逆流確認法
  カテーテルの長さ
  ウイング付きのカテーテル
  針を曲げる
 13.2 挿入部位
 13.3 超音波ガイド下末梢静脈カテーテル挿入
  使用する超音波装置
  静脈留置針
  短軸像or長軸像
 13.4 超音波ガイド下中心静脈カテーテル挿入
  中心静脈カテーテル
  無菌操作
  外頸静脈
  内頸静脈
  鎖骨下静脈