子宮鏡 新常識を極める 改訂第2版**メジカルビュー社/日本子宮鏡研究会/978-4-7583-2359-8/9784758323598**
発行 2025年9月
判型:B5判 464頁
ISBN 978-4-7583-2359-8
初心者,スキルアップを目指す医師に向け,新たなデバイスや機器の進歩も取り入れてアップデートした「The 子宮鏡の教科書」
技術指導が難しいといわれる子宮鏡。研究会編ならではの視野確保のtipsや術中の手の動きなどスタンダードな方法をしっかり示す。初心者,スキルアップを目指す医師に向け,新たなデバイスや機器の進歩も取り入れてアップデートした「The 子宮鏡の教科書」,もう子宮鏡は,エキスパートだけのものではない!
【目 次】
Chapter 1 子宮鏡の基礎知識
1.子宮鏡とは何か
2.子宮鏡に必要な解剖
3.子宮鏡システムの理解:硬性子宮鏡
4.子宮鏡システムの理解:細径子宮鏡
5.子宮鏡システムの理解:Oper?ScopeTM
6.子宮鏡システムの理解:軟性子宮鏡
7.子宮鏡システムの理解:組織切除回収システム(シェーバー/モルセレーター)
8.子宮鏡システムの理解:自動灌流装置
9.子宮鏡の組み立て 硬性鏡,軟性鏡,細径,ディスポメーカー
10.子宮鏡と麻酔(オフィス子宮鏡)
11.子宮鏡と麻酔(レゼクトスコープ)
12.子宮鏡と保険制度
13.術前薬物療法
Chapter 2 子宮鏡検査【子宮鏡の基礎】
1.子宮鏡検査とは
2.必要な器具とその操作法
3.検査のためのセットアップ
4.適応と禁忌,実施時期
5.子宮鏡検査の基本手技―軟性子宮鏡の基本
6.トラブルシューティング:Q&A
7.セカンドルックヒステロスコピー
【悪性腫瘍の鑑別】
1.悪性疾患の診断と子宮鏡
2.子宮鏡検査による悪性腫瘍の鑑別(子宮内膜増殖症,子宮体癌の鑑別診断含む)
3.画像所見悪性診断基準AIを用いた機械学習
【子宮鏡画像アトラス】
1.子宮鏡では何がみえる?
Chapter 3 外来で行える子宮鏡手術
1.総論:外来でも行える子宮鏡手術(オフィス子宮鏡手術)
2.適応と禁忌
3.必要な器具(パワーソース含む)
4.手術のためのセットアップ(細径のセットアップ)
5.基本的な手技(子宮内膜ポリープを例に)
1)ポリープ切除(細径)①
2)ポリープ切除(細径)②
3)ポリープ切除(シェーバー)TruClearTM
4)ポリープ切除(シェーバー)MyoSure(R) MANUALティッシュリムーバルデバイス
5)ポリープ切除(シェーバー)MyoSure(R) LITEティッシュリムーバルデバイス
6)ポリープ切除(シェーバー)IBS(R)
7)ポリープ切除(Oper?ScopeTM)
8)細径ヒステロレゼクトスコープ
9)選択通水
10)LINスネアを用いた子宮鏡下子宮内膜ポリープ切除術
6.オフィスヒステロスコピー外来の立ち上げ方
7.トラブルシューティング:Q&A
Chapter 4 子宮鏡手術
1.総論:子宮鏡手術とは 子宮鏡でできること,子宮鏡手術のロールプレイ
2.適応と禁忌,実施時期
3.必要な器具(パワーソースを含む)
4.手術のためのセットアップ
5.頸管拡張の実際
6.TCR施行時の超音波モニタリングについて
7.基本的な手技(子宮内膜ポリープを例に)
8.トラブルシューティング:Q&A
【症例への対応:生殖内分泌編】
1.子宮鏡に必要な生殖医療知識
2.子宮筋腫
1)不妊症,過多月経①
2)不妊症,過多月経②
3)不妊症,過多月経③
3.中隔子宮(不育症)
4.子宮内膜ポリープ
5.慢性子宮内膜炎(反復着床不全不育症)
6.子宮腺筋症
7.帝王切開子宮瘢痕症
1)帝王切開子宮瘢痕症①
2)帝王切開子宮瘢痕症②
8.Asherman症候群 逸見博文
9.卵管閉塞(子宮鏡補助下卵管鏡下卵管形成術)
【症例への対応:周産期編】
1.子宮鏡に必要な周産期知識
2.妊娠組織遺残(RPOC)
3.帝王切開瘢痕部妊娠
【症例への対応:腫瘍編】
1.子宮体癌妊孕性温存治療と子宮鏡
2.異型ポリープ状腺筋腫(APAM)
【症例への対応:女性医学編】
1.閉経後の子宮内膜ポリープ
Chapter 5 合併症
1.低ナトリウム血症
2.子宮穿孔
Chapter 6 子宮鏡トレーニング
1.トレーニング方法,トレーニングのための工夫
2.子宮鏡ハンズオンセミナー
3.オンライン教育セミナー/OSVD
Chapter 7 appendix:日本子宮鏡研究会の取り組み
1.オフィス子宮鏡手術認定医(通称:日帰り子宮鏡手術認定医)
2.子宮鏡専門医の育成:セカンドライフにおける子宮鏡手技習得の意義
3.子宮鏡専門医の育成:生殖医療専門医が子宮鏡技術認定医を取得する意義と実際
4.子宮鏡専門医の育成:婦人科腫瘍専門医が子宮鏡技術認定医を取得する意義と実際
5.子宮鏡と臨床研究:日本発の子宮鏡エビデンスを目指して