科学が伝わる技法**羊土社/奥村 素子/978-4-7581-2141-5/9784758121415**

販売価格
3,960円(税込み)
サイエンスコミュニケーション講座から学ぶ

共感を生む双方向の対話、情報発信、アウトリーチ、研究資金獲得に活きるヒント
編著
奥村 素子
出版社
羊土社
分野
基礎医学関連科学 一般

数量

特集
新刊
販売期間
2026/03/17~
商品コード
9784758121415
発行 2026年3月
判型:A5判 384頁
ISBN 978-4-7581-2141-5

編:奥本 素子 / 種村 剛
著:池田 貴子 / 川本 思心 / 小林 良彦 / 原 健一

「正しく話したのに伝わらない…」「自分の研究に興味を持ってほしい」「炎上しない発信方法は?」そんな悩みを解決するヒントは,サイエンスコミュニケーションにあります.20年間サイエンスコミュニケーション教育をしてきた北大CoSTEPのノウハウをもとに,「伝える」を「伝わる」に変えるコツを伝授!研究のアウトリーチから学際研究,社会実装,資金獲得にまで活きる知識や理論を,豊富な図とともに目的別に解説した入門書.章末にはワークシートがついて,理論を実践につなげるステップもサポートします.

【目 次】
序文
  
序章 サイエンスコミュニケーションには地図がいる
 1.あなたの今の場所、目的の場所
  1)サイエンスコミュニケーションを学ぶとは
  2)サイエンスコミュニケーションとは?
  3)サイエンスコミュニケーションの地図として
 2.サイエンスコミュニケーションの歩き方
  1)サイエンスコミュニケーションの地図を学ぼう
  2)サイエンスコミュニケーションの4つの分類
 付録:目的から見つけるサイエンスコミュニケーションの地図
  
第1章 サイエンスコミュニケーションを俯瞰する
 1.科学・技術とは?
  1)営みとしての科学と技術
  2)科学を理解するむずかしさ
  3)科学をめぐる科学ではないコミュニケーション
 2.コミュニケーションとは?
  1)サイエンスコミュニケーションにおける「コミュニケーション」
  2)コミュニケーションについて考える(A):意思・感情・思考
  3)コミュニケーションについて考える(B):メッセージの伝達と理解
  4)コミュニケーションについて考える(C):相互行為と構成主義
  5)サイエンスコミュニケーションのコミュニケーションの捉え方
  6)目的としてのコミュニケーションと「コミュニケーション・ウォッシュ」
 3.サイエンスコミュニケーターとして歩みはじめる前に
  1)科学技術政策とサイエンスコミュニケーター
  2)サイエンスコミュニケーターの多様性
  3)サイエンスコミュニケーターとしての「自分」を探る
 Column:CoSTEPで学ぶ人はどんな人?
  
第2章 伝えるサイエンスコミュニケーション
 1.多様な主体とメディア
  1)さまざまな立場から伝える
  2)科学を科学的に伝えない発信
 2.サイエンスコミュニケーションとしての広報・発信
  1)多様な媒体
  2)切り口の多様性
  3)課題解決のための発信
 3.アウトリーチのためのコミュニケーション
  1)見えていない対象
  2)アウトリーチの構造
  3)アウトリーチの方向性
  4)アウトリーチとしてのサイエンスカフェ
 Column:失敗する発信、欠如モデル
 あなたのサイエンスコミュニケーションをより良くするためのワークシート
  
第3章 育むサイエンスコミュニケーション
 1.科学との関係性を育む
  1)科学に対する態度を育む
  2)科学に関わる意識を育む
  3)キャリア教育としてのサイエンスコミュニケーション
 2.受容を育む
  1)社会受容とは
  2)社会受容における複雑な問題
 3.未来の科学を育む
  1)日本における科学技術イノベーション政策の展開
  2)科学技術イノベーション政策の概要
  3)科学技術イノベーション政策におけるELSI/RRI
  4)日本の科学技術イノベーション政策の実施体制(A):科学技術・イノベーション基本法
  5)日本の科学技術イノベーション政策の実施体制(B):文部科学省と関連機関
  6)日本の科学技術イノベーション政策の実施体制(C):科学技術振興機構と関連機関など
  7)日本の科学技術イノベーション政策の実施体制(D):日本学術会議と科学的助言
 Column:科学資本とは
 あなたのサイエンスコミュニケーションをより良くするためのワークシート
  
第4章 省みるサイエンスコミュニケーション
 1.ポスト・ノーマルサイエンスを省みる
  1)ポスト・ノーマルサイエンス時代
  2)産業革命と科学技術
  3)世界大戦と科学技術
  4)戦後経済の発展と冷戦下の科学技術
  5)科学技術の負の影響と社会の価値観の変化
  6)地球環境問題と持続可能な開発に対する国際的な対応
  7)科学技術と社会に関連する概念
  8)ポスト・ノーマルサイエンス時代の科学技術ガバナンスと民主主義
  9)科学技術ガバナンスへの市民参加の方法
 2.リスクコミュニケーション
  1)リスクコミュニケーションの定義と目的
  2)リスクコミュニケーションの意義と方法
  3)過去のリスクコミュニケーション事例に学ぶ
  4)クライシスのその後に
 3.科学技術のデュアルユース性を省みる
  1「デュアルユース」とは
  2)科学技術社会とデュアルユース概念発展の歴史
  3)デュアルユース問題はなぜサイエンスコミュニケーションの問題なのか
  4)デュアルユース問題に対応するための倫理
  5)科学技術の未来と過去を省みる
 4.科学技術と倫理の関係を省みる―技術哲学の観点から
  1)科学技術は倫理とどのように関わるのか
  2)技術哲学小史
  3)道具説を構成する3つのテーゼ
  4)道具説への反論―技術を道徳化する
  5)技術に同行する倫理学とサイエンスコミュニケーション
 Column:Human Dimensions of Wildlife Management―人とリスクをつなぐ視点
 あなたのサイエンスコミュニケーションをより良くするためのワークシート
  
第5章 つなぐサイエンスコミュニケーション
 1.科学と社会をつなぐ
  1)社会から駆動される科学
  2)社会が駆動する科学をつなぐ
  3)シチズンサイエンスというネットワーク
  4)オープンサイエンス
 2.研究をつなぐ
  1)アクターネットワークから見る研究者側からの働きかけ
  2)研究者同士をつなぐ
 3.公平性のためにつなぐ
  1)当事者のためのサイエンスコミュニケーション
  2)サイエンスコミュニケーションが届かない層へつなぐ
 Column:関心の翻訳ワークショップ
 あなたのサイエンスコミュニケーションをより良くするためのワークシート
  
終章 サイエンスコミュニケーションには仲間がいる
 1.科学とサイエンスコミュニケーションの社会的意義に関する宣言
  1)ブダペスト宣言とポストブダペスト宣言
  2)CoSTEP宣言
 2.サイエンスコミュニケーションを学ぶうえで
  1)専門用語を知ることで専門家コミュニティの一員になる
  2)サイエンスコミュニケーションの専門用語
  3)言葉と実践
  4)改めて「サイエンスコミュニケーションとは?」
 3.《座談会》すくい上げるサイエンスコミュニケーション―執筆をふりかえって
  目的ベースのサイエンスコミュニケーションの教科書
  概念について考える
  関係性に注目する
  リスクコミュニケーション
  渦中のサイエンスコミュニケーション
  本書の執筆を振り返って
  
謝辞