一歩進んだ遺伝学**羊土社/芹沢 宏明 訳/原著者:R. Scott Hawley,Michelle Y. Walker/9784897064789**

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5,170円(税込み)
バイオ研究に役立つ
変異体の解析法から遺伝子マッピングまでモデル生物を例に原理からわかる
編著
芹沢 宏明 訳/原著者:R. Scott Hawley,Michelle Y. Walker
出版社
羊土社
分野
 
遺伝学・遺伝子工学

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2005/02/01~
商品コード
9784897064789
発行 2005年2月
ISBN 978-4-89706-478-9
「研究に使える遺伝学」のテキストがついに登場!欧米では大学院講義の教科書としても大好評の“ADVANCED GENETIC ANALYSIS”を完全翻訳!実験で避けて通れない変異体の獲得・解釈などについて,遺伝学の一線で活躍中の著者が最新理論に基づき解説.本書で正しく理解すれば,実験がよりスムーズに進みます!

Chapter1 変異 1. 変異の種類 1)Mullerの5分類 2)変異体に関する現代用語 3)DNAレベルの用語2. 優性と劣性 1)細胞レベルでの優性と劣性 2)伴性変異体(sex-linked mutant)に対しては「優性」ならびに「劣性」という用語使用は困 難である 3. 優性および劣性変異体の遺伝学的有用性まとめChapter1付録 モデル生物の一覧 1)研究上好まれる生物: キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster) 2)2番目に重要な生物:酵母菌(Saccharomyces cerevisiae) 3)3番目に重要な生物:線虫(Caenorhabditis elegans) 4)新たに重要となった生物:ゼブラフィッシュ(zebrafish) 5)ラムダファージ 6)T4ファージ 7)シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana) 8)マウス(Mus musculus)Chapter2 変異体の獲得 1. なぜ新規変異体を探すのか?2. 変異導入と変異のメカニズム3. どのような表現型をスクリーニング(あるいは選択)すべきか?4. さあ実験を始めよう まとめ Chapter3 相補性試験 1. 相補性試験の本質2. 相補性試験を用いる際の決まり3. 相補性試験から誤った結果を得てしまうのは,どのような場合か?4. 新規部位非相補性(非対立遺伝子的非相補性)5. 新規部位非相補性の拡張:優性促進変異体まとめChapter4 抑圧 1. 遺伝子抑圧の基本的定義 2. 遺伝子内抑圧(偽復帰)3. 遺伝子外抑圧 4. 転写による抑圧 5. 翻訳による抑圧6. 翻訳後修飾による抑圧 7. タンパク質-タンパク質相互作用の結果生じる遺伝子外抑圧8. 物理的相互作用のない抑圧9. 優性変異の抑圧10. 独自の抑圧変異スクリーニングを設計するまとめと注意Chapter5 遺伝子機能発現の時期と位置の決定 1. エピスタシス:複数の経路内での遺伝子機能の序列2. モザイク解析:どこで遺伝子は作用するのか?まとめChapter6 遺伝子の微細構造分析 1. 遺伝子内マッピング(かつて)2. 遺伝子内マッピング(現在)3. 遺伝子内相補性と遺伝子内組換えの出会い:微細構造解析の基礎4. 多機能タンパク質をコードする真核細胞遺伝子の微細構造分析の例5. 真核生物の複雑な制御エレメントをもった遺伝子の微細構造分析6. 対合に依存的な遺伝子内相補性まとめ Chapter7 減数分裂期における染色体レベルの組換え 1. 減数分裂の序論 2. 交叉とキアズマ:組換えは遺伝物質の物理的組換えを伴い,相同染色体の分離を保証す る3. 組換えの古典的解析 4. 組換え頻度の測定5. 組換えのメカニズムまとめChapter8 減数分裂時の染色体分離 1. 不分離のタイプとその結末2. 自然発生的不分離が生じる原因3. セントロメア 4. 分離機構まとめ