臨床外科 2019年7月 噴門側胃切除術【電子版】**医学書院/4910093230795**

販売価格
2,970円(税込み)
Vol.74 No.7
出版社
医学書院
分野
 
外科系 一般

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冊子版 販売期間
2019/06/24~
ISJP ID
1905102610
商品コード
4910093230795
発行 2019年6月
徹底解説!

食道胃接合部癌の増加に伴い,噴門側胃切除(proximal gastrectomy:以下PG)が考慮される機会が多くなった.胃癌治療ガイドラインでも,径4cmまでの食道胃接合部腺癌に対しては,胃下部リンパ節郭清(全摘)は必要ないとされている.一方,PG後の逆流性食道炎などに悩まされる症例もあり,PG施行を躊躇する外科医もまだ多いと考える.2010年手術症例の胃癌学会全国登録では,PGの割合は4%であった.最近では,さまざまな逆流を防止する工夫も報告されており,また全摘と比較した栄養評価の報告も数多い.しかしながら,いまだ標準化された手法はなく,施設間,外科医間の違いも大きいと考える.本特集では,食道胃接合部腺癌に対しPGを行う際のリンパ節郭清(特に下縦隔)と,PG後の再建方法の手技を,動画もまじえて解説いただいた.名手による郭清と再建方法の実際を一挙に学ぶことで,これからPGに取り組む若手向けに,傍らの手技書になれば幸いである.また,すでにPGを行っている外科医の方々にも参考になれば望外の喜びである.

編集室より:本特集では図に関連する動画を見ることができます.ぜひ論文と併せてご覧ください.