病理形態学で疾病を読む**医学書院/井上泰/9784260007412**

販売価格
9,240円(税込み)
Rethinking Human Pathology
編著
井上泰
出版社
医学書院
分野
 
病理学

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販売期間
2009/02/01~
商品コード
9784260007412
発行 2009年2月
ISBN 978-4-260-00741-2
一片の材料を手掛りに、得られた臨床情報との緻密な照合。点在する情報を結びつけていく劇的な推理。臨床診断を支援する病理の真髄がここに。精選のCPC症例をもとに、診断に至る思考プロセスを詳解する。臨床医としての診断能力を飛躍的に向上させる本書を医学生、研修医のときに読む意義は深い。また、臨床経験の豊かな医師であればあるほど、本書の読み応えに満足していただけるであろう。

Chapter 1 Case 1 とりあえず“出べそ癌”と名づけておこうChapter 2 Case 2 原発不明癌 この癌細胞はどこからきたのか?Chapter 3 Case 3 不明熱,腰痛,歩行困難,進行する腎機能障害Chapter 4 Case 4 大量腹水と発熱,意識障害が出現したChapter 5 Case 5 2歳6か月の男児が色素性蕁麻疹の臨床診断で来院したChapter 6 Case 6 薬物でコントロールできない頑固な慢性水様性下痢Chapter 7 Case 7 こんなところに腫瘍が…(その1)Chapter 8 Addendum 1 血管内に確認された子宮内膜組織Chapter 9 Addendum 2 Epilogue of the EndometriosisChapter 10 Case 8 血痰,喀血,そして突然死Chapter 11 Case 9 こんなところに腫瘍が…(その2)Chapter 12 Case 10 ゆるやかに進行する呼吸困難Chapter 13 Addendum 1 effusive-constrictive pericarditisという病態Chapter 14 Case 11 1回だけの血痰.そして変動する肺野異常影Chapter 15 Addendum 1 ANCAという検査マーカーChapter 16 Addendum 2 彷徨うANCAChapter 17 Case 12 慢性副鼻腔炎術後,蕁麻疹・腹痛・紫斑・関節痛そして血尿・蛋白尿Chapter 18 Addendum 1 IgAの呪縛Chapter 19 Addendum 2 Henoch-Schönlein紫斑病の腎臓障害を具体的に知るChapter 20 Case 13 疼痛を伴った肢端紫藍症で始まり,壊疽へ,そして指趾切断Chapter 21 Case 14 HCV陽性肝硬変肝に出現した結節Chapter 22 Addendum 1 純粋形態学的にみるとこの肝細胞癌はフィブロラメラ肝細胞癌に似ているChapter 23 Case 15 入院時,彼は『すでに身体は死んでおり,脳だけで生きていた』Chapter 24 Addendum 1 われわれは,Kさんを救うことはできただろうか?Chapter 25 Case 16 下部食道の粘膜生検で腺癌が出たChapter 26 Addendum 1 昔の姿をみるChapter 27 Addendum 2 これは使えるかもしれないChapter 28 Case 17 中学生男子が,鼻血が止まらないと受診したChapter 29 Case 18 左腰部疝痛発作起こる.1回目は耐えたが,2回目は無理だChapter 30 Addendum 1 血管筋脂肪腫は本当に腫瘍なのか?Chapter 31 Addendum 2 結節硬化症とはどのような病気なのかChapter 32 Case 19 上部消化管造影検査で,胃の壁外性圧排像を指摘されたChapter 33 Case 20 伯父に肝細胞癌の家族歴をもつ29歳男性Chapter 34 Addendum 1 限局性結節性過形成と線維層板型肝細胞癌と海綿状血管腫をつなぐ糸Chapter 35 Case 21 それは軽い息苦しさから始まったChapter 36 Case 22 人間は,ここまで耐えられるのか?Chapter 37 Addendum 1 メラノーマ血行性転移の実相Chapter 38 Addendum 2 メラノーマ垂直浸潤の病理組織学モデルと分子生物学モデル本書掲載の図・表タイトル一覧索引