プライマリ・ケア医による自殺予防と危機管理**南山堂/杉山直也 他/9784525201913**

販売価格
3,850円(税込み)
あなたの患者を守るために
編著
杉山直也 他
出版社
南山堂
分野
 
精神医学

数量

販売期間
2010/01/01~
商品コード
9784525201913
発行 2010年1月
ISBN 978-4-525-20191-3
患者に「死にたい…」とうち明けられた時,たじろがず向き合う自信はありますか?うつなどの自殺の背景疾患,アセスメント,法的責任といった基礎知識から,問題に触れることへのためらいをどう克服するか?いい紹介先の見つけ方といった実践のコツ,PC医と精神科医の架空症例検討会まで,読めばこの問題にちょっと前向きになれる一冊.

I.プライマリ・ケア医が自殺防止に関わらなくては日本の自殺は減らない 1.日本の自殺の現状 2.自殺者の多くが,そして自殺に傾く人の多くがプライマリ・ケア医を訪れている 3.プライマリ・ケア医が実践する診療の「光と影」 ?私たちだから「できること」とは?? 4.プライマリ・ケア医は自殺予防の主役の一人である5.自殺対策をめぐる最近の国と政府の取り組みII.プライマリ・ケア医が自殺防止に関わるには? ?その心構えと責任範囲? 1.プライマリ・ケア医が自殺防止に関わるときの心構え 2.自殺既遂における主治医の責任 ?法的立場から?III.どのようなときに自殺の危険があるのか 1.まずうつ病を理解するコラムA 自殺企図者の多くがうつを抱えている 2.こんな症状を見たらうつ病を疑う 3.身体疾患に伴ううつコラムB 一般病院における自殺事故の実態 4.Medically Unexplained Symptoms(MUS) 5.その他の精神障害コラムC 素人が心療に関わっても大丈夫? ?紹介閾値をめぐるジレンマ?IV.希死念慮に遭遇したら ?初期対応とアセスメント? 1.初期対応 ?希死念慮を聞き出す? 2.アセスメントV.自傷行為と自殺企図 ?リストカット・ODなどへの対応? 1.自殺行為と自殺企図の違い 2.自傷行為,自殺企図,その他の自己破壊的行動の関係 3.意識的な自傷行為のリスクアセスメント 4.自殺の意図が曖昧な過量服薬のリスクアセスメント 5.対応に際しての原則VI.プライマリ・ケア医が行う自分の精神科対応能力レベルに応じた自殺防止への関わり 1.特殊装備ゼロレベル(精神科的スキルが特にないプライマリ・ケア医) 2.標準装備レベル 3.重装備レベルコラムD ゆびきりげんまん:面接の合気道による自殺ブロックVII.専門医への紹介 1.専門医に紹介する時のポイント 2.いつ専門医に紹介すべきか 3.どんな専門医が適切か 4.地域における専門医の探し方コラムE 入院治療の実際:主にうつ病についてコラムF 利用できる資源VIII.その他の重要事項 1.支援ネットワークの有用性 2.自殺が生じた後の家族への対応 3.自殺が生じた後の医療従事者への対応IX.ケース・カンファランス 私が止めるしかない? 私でも止められる? セッション1 希死念慮を聞くことに対する医師の恐れとためらい セッション2 自殺念慮が完全に否定できない自傷患者にどう対応するか? セッション3 電話で自殺企図を語る患者に対してどう対処するか? セッション4 がん患者の「死にたい」という言葉に,どう対応するか? セッション5 インスリンを使って自殺を企てた糖尿病患者にどう対応するか? セッション6 病診連携ライブ:プライマリ・ケア医から精神科医へ「命」のリレーMAPSO問診シナリオ