1 手術看護とは何か
1.手術看護の定義
2.看護論から考える手術看護
1)I・J・オーランドの看護論と手術看護
2)V・ヘンダーソンの看護論と手術看護
3)D・オレム看護論と手術看護
3.手術看護の専門性
4.手術看護の特徴
1)対象論:看護の対象である患者の置かれている状況
2)目的論:安全で安心な最良の手術の提供―手術チームで共有
3)方法論:チームの一員としての役割遂行
5.手術看護の流れ
2 手術看護技術の特徴
1.看護技術とは
1)「技術」という言葉の由来
2)辞典類にみる看護技術の定義
2.手術看護技術の特殊性
3.患者の安全と安心を導くコミュニケーション
1)行動の直前にスリムな言葉で話す
2)患者の様子に合わせたコミュニケーション
3)非言語を駆使したコミュニケーション
4)患者の気持ちを支えるかかわり
4.手術の流れをマネジメントする技術
1)メンバー構成をみた上での役割分担の理解
2)優先順位の判断
3)テンポよくタイミングを合わせる技
4)流れを動かすキーマンへのかかわり
5.機能的で安全な場を創出する技術
1)流れに沿った物品の移動
2)手術開始前後の物品の機能的な配置
3)安全のための物品の整理整頓
6.硬膜外カテーテル挿入時の技術
7.手術の流れの中にある看護の技術―まとめ
3 手術看護技術の修得のために
1.徹底した教え込む教育システム
2.日々の繰り返す実践
3.手術室への肯定感
4.うまくやりたい意識・うまくなりたい意識
5.積み重ねられ熟達していく過程
6.モデルとなる先輩の存在
7.技術修得に影響した要因の関連性
8.手術看護技術修得における習慣性と倫理性
4 修得される手術看護技術の構造的な課題
1.手術室における看護過程と看護問題
1)情報収集と判断する時間(アセスメント)
2)手術看護における看護問題
3)看護介入
4)実践の評価
2.手術看護技術修得における構造的な課題
3.手術看護技術の質の向上のための課題
5 手術看護って面白い!
1.患者からの「ありがとう」のフィードバック
2.阿吽の呼吸で実施できた手術
3.医師からの感謝の言葉
4.さまざまな工夫ができる
5.チームメンバーのほほえましい行動