大腿骨近位部骨折**金原出版/佐藤克巳/9784307251563**

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7,480円(税込み)
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編著
佐藤克巳
出版社
金原出版
分野
 
整形外科学

数量

販売期間
2013/10/01~
商品コード
9784307251563
発行 2013年10月
ISBN 978-4-307-25156-3
大腿骨近位部骨折は、そのほとんどが手術的に治療され、治療成績が予後に影響するが、骨折部位毎に、その治療法・対応法は異なる。そこで、さまざまな種類の骨折に対応できるよう、エキスパートがコツとピットフォールを解説。総説的・教科書的な内容を敢えて避けて実践的な内容に絞った。大腿骨近位部に生じうる5つの骨折、大腿骨骨頭骨折、大腿骨頚部骨折、大腿骨頚基部骨折、大腿骨転子部骨折、大腿骨転子下骨折を取り上げた。

第1章 総論◆大腿骨近位部骨折治療の歴史的変遷 1)治療の歴史 2)代表的な術式別の歴史◆大腿骨近位部骨折周術期の合併症 1)SSI(surgical site infection) 2)VTE(venous thromboembolism)第2章 大腿骨骨頭骨折◆分類と診断 1)分類 2)診断◆治療法―内固定術 1)手術法の決定 2)観血的治療法 3)前方脱臼 4)術中・術後の合併症 5)荷重開始時期◆治療法―人工骨頭置換術+THA(後方進入法) 1)適応 2)術前準備 3)手術 4)術中・術後合併症 5)治療に難渋した症例第3章 大腿骨頚部骨折◆分類と診断 1)分類 2)診断◆治療法―内固定術A.CCS 1)手術適応・術前計画 2)整復の指標 3)整復法・手術体位 4)CCS手術手技 5)術後後療法 6)術中・術後合併症 7)症例供覧B.SHS+CCSおよびツインフック 1)内固定法 2)術前計画 3)抗血小板薬、抗凝固薬、血管拡張薬の休薬 4)麻酔 5)手術体位と整復法 6)術前洗浄 7)手術進入路 8)SHS+CCS(sliding hip screw and cannulated cancellous screw)の手術手技 9)ツインフック(Twin Hook)の手術手技 10)術中・術後の合併症 11)荷重開始時期 12)治療に難渋した症例C.Hansson pin 1)骨接合を基準とした骨折型による治療方針の相違点 2)整復方法 3)Hansson pin固定位置 4)術前マーキング 5)経皮法手術手技 6)リバースドリリングテクニック 7)術後転子下骨折を起こさないための注意点 8)後療法◆治療法―人工骨頭置換術(direct lateral approach) 1)手術適応 2)術前準備 3)手術手技 4)術中・術後合併症 5)症例提示 6)考察第4章 大腿骨頚基部骨折◆分類と診断 1)分類と定義 2)診断◆治療法―内固定術A.SHS 1)術前準備 2)麻酔 3)手術体位 4)手術手技 5)術中・術後の合併症 6)後療法 7)治療難渋例B.SFN 1)術前の準備(検査・術前計画) 2)麻酔・手術体位・整復方法 3)手術手技 4)術中・術後の合併症 5)荷重開始時期第5章 大腿骨転子部骨折◆分類と診断 1)大腿骨転子部骨折の分類 2)従来の分類:正面像一次元分類 3)側面像を加味した二次元分類 4)筆者らが提案する新分類AP3×ML3分類 5)安定型・不安定型骨折の定義 6)大腿骨転子部骨折の診断◆治療法―内固定術A.SFN 1)SFNの特徴 2)SFNの適応 3)術前の準備(術前計画・麻酔) 4)手術体位・牽引台での整復 5)手術手技 6)術中の整復法 7)後療法・荷重開始時期 8)術中・術後の合併症 9)治療に難渋した例(症例提示)B.SHS 1)入院から手術までの準備 2)骨折の分類 3)手術 4)後療法 5)手術による合併症 6)困難であった症例C.sliding hip screw(SHS)に種々のインプラントを併用する方法 1)大腿骨転子部骨折に対する術前評価・処置 2)SHSと各種インプラントの併用手術 3)大腿骨転子部骨折に対する骨接合術について第6章 大腿骨転子下骨折◆分類と診断 1)定義 2)病態生理と治療法選択 3)分類と診断 4)atypical fracture(非定型骨折)の診断と対応◆治療法―内固定術A.SFN・Long Gamma Nail 1)術前準備(麻酔と術前計画) 2)手術体位・手術手技 3)術中整復 4)荷重開始 5)術中・術後合併症 6)治療に難渋した症例B.Ender法 1)Ender釘について 2)Ender釘による内固定方法 3)Ender法の手技の実際 4)術後 5)治療に難渋した症例