シャルコー・マリー・トゥース病診療マニュアル**金芳堂/CMT診療マニュアル編集委員会/9784765316590**

販売価格
4,620円(税込み)
第2版
編著
CMT診療マニュアル編集委員会
出版社
金芳堂
分野
 
脳神経科学・神経内科学

数量

販売期間
2015/12/01~
商品コード
9784765316590
発行 2015年12月
ISBN 978-4-7653-1659-0
シャルコー・マリー・トゥース病研究の更なる発展とCMT患者の両方環境の向上をめざして5年振りの大幅改訂版発刊!

【内容】
シャルコー・マリー・トゥース(Charcot-Marie-Tooth:CMT)は,末梢神経が障害される遺伝子異常による疾患の総称である.症状は,足や手の先の筋肉がゆっくりと進行性に痩せていき,痛みや冷たさに対する手足の感覚が鈍くなるという.本疾患に関する情報,治療法は数少なく,医療関係者や患者には「治療法はない」とさえ思われている部分もあるが,最近,遺伝子診断に大きな進展がみられ,平成27年1月には難病法に基づく「指定難病」にもなった.「シャルコー・マリー・トゥース病の診断・治療・ケアに関する研究」班が研究の一環として進めてきたCMTの遺伝子診断や治療法の開発状況,リハビリテーション等に関する情報,ロボット技術やBMI(Brain machine interface)と言われる新しい研究分野等について,これらの進歩・発展を踏まえ,CMT関する情報を広く知ってもらうために,神経内科医,整形外科医,リハビリテーション医およびCMT患者会「CMT友の会」が共同して,診断,主な治療(薬物治療,理学療法・作業療法,手術療法),ケアに関する研究,療養環境,最新医療技術等を5年ぶりに大幅に改訂して解説した.特に今回の改訂では新たに装具療法の章を設けた.医師,リハビリテーション関係者,CMT患者さんとその家族の方々に読んでいただくことを念頭において作成されている.

■執筆者一覧(五十音順、*は編集)
阿部 暁子 山形市立病院済生館小児科・山形大学医学部小児科学講座(非常勤講師)
大竹 弘哲 前橋赤十字病院リハビリテーション科(部長)
岡本 裕嗣 鹿児島大学・大学院医歯学総合研究科・神経内科学(講師)
小野寺 理 新潟大学脳研究所生命科学リソース研究センター・脳疾患リソース解析部門分子神経疾患資源解析学分野(教授)
小林 庸子 国立精神・神経医療研究センター・身体リハビリテーション部(医長)
滋賀 健介 京都府立医科大学・大学院・総合医療・医学教育学(准教授)
舌間 秀雄 産業医科大学病院リハビリテーション部(技師長)
高嶋 博 鹿児島大学・大学院医歯学総合研究科・神経内科学(教授)
辻 有希子 京都府立医科大学・大学院・神経内科学(大学院)
中川 正法* 京都府立医科大学・大学院・医療フロンティア展開学(教授)
能登 祐一 京都府立医科大学・大学院・神経内科学(助教)
橋口 昭大 鹿児島大学・大学院医歯学総合研究科・神経内科学(助教)
蜂須賀明子 産業医科大学医学部・リハビリテーション医学(助教)
蜂須賀研二 門司メディカルセンター(院長)
服部 直樹 豊田厚生病院神経内科(部長)
早坂 清 社会医療法人みゆき会 みゆき会病院・山形大学(名誉教授)
松嶋 康之 産業医科大学医学部・リハビリテーション医学(准教授)
宮口 琢磨 前橋赤十字病院リハビリテーション科(理学療法士)
山下 敏彦 札幌医科大学医学部・整形外科(教授)
山田 隆司 CMT 友の会副代表・楠メンタルホスピタル(作業療法)
和田 郁雄 名古屋市立大学・大学院医学研究科リハビリテーション医学分野(教授)
渡邉 耕太 札幌医科大学保健医療学部理学療法学第二講座(教授)

【目次】
1 章 シャルコー・マリー・トゥース病とは
2 章 CMTの臨床症状と診断
3 章 CMTの病理
4 章 CMTの遺伝子異常
5 章 CMTの遺伝カウンセリング
6 章 CMTのリハビリテーション
7章 CMTの装具療法
8 章 CMTの薬物治療,注意すべき薬剤,麻酔の際の注意,疼痛への対応
9章 CMTの痛み・しびれへの対応
10 章 CMTの手術療法・術後後療法
11 章 日常生活と工夫,社会資源の利用
12 章 CMT 患者会とその活動について
13章 CMTの外来診療のコツ
14章 CMTの専門医療機関・リンク集
付録 CMTの機能評価スケール