実戦TEEトレーニング**南江堂/渡橋和政/9784524259854**

販売価格
14,300円(税込み)
編著
渡橋和政
出版社
南江堂
分野
 
麻酔科学・ペインクリニック

数量

販売期間
2016/09/24~
商品コード
9784524259854
ISBN 978-4-524-25985-4
サイズ:B5 / 316p

『経食道心エコー法マニュアル(改訂第4版)』『レスキューTEE』に続く応用編.TEE(経食道心エコー法)は,その有用性が理解されつつあるが,習得は決して容易ではない.付録DVDの術前~術後の動画を見ながら,著者の経験した症例を疑似体験することで,実戦さながらに臨床現場で必要な手術戦略を学ぶことができる.

【主要目次】SCENARIO 01.意識障害を伴う90歳代A型大動脈解離症例:到着時に血圧低下 02.左室破裂症例が開胸時にVF,DC無効:原因は?対処は? 03.腹痛を伴うA型大動脈解離症例:置換範囲は?開腹は? 04.右手の脈を触知しないA型大動脈解離症例:安全な送血ルートは? 05.左不全麻痺,意識障害を伴うA型大動脈解離:血圧低下ですぐORに 06.亜急性A型大動脈解離症例の術中イベント:救命の糸口を探れ! 07.胸痛,失神,ST上昇,ショックで搬入された症例:思わぬ展開に 08.ULPを伴う血栓閉塞型大動脈解離:ULPの実像と隠された併存疾患 09.ショック状態で搬入されたA型大動脈解離:脳分離体外循環のpitfall 10.ステロイド内服症例のTEVARで大動脈破裂:透視とTEEのコラボ 11.数週間で真腔が狭小化したB型解離に対するTEVAR:TEEの役割は? 12.AVR+CABG症例が閉胸時に突然VTに:原因は?そして対処は? 13.左鎖骨下動脈の高度石灰化を伴うAVR+CABG症例:LITAは使える? 14.上行大動脈全体が高度石灰化で遮断できないAVR症例 15.通常どおりのAVR+CABGとなるはずが:潜んでいた複数の伏兵 16.大動脈弁輪の石灰化が半端ではないAVR+CABG症例 17.AVR+CABG症例:体外循環離脱時に持ち上がった問題とは? 18.左室内狭窄を伴うAVR症例:弁置換後に狭窄が増強しないか? 19.AVR+CABG症例で上行大動脈の広範な石灰化:遮断は?切開は? 20.狭小弁輪を伴うAVR症例:体外循環離脱時に現れたARの正体は? 21.PLSVCを伴う大動脈二尖弁の感染性心内膜炎症例 22.CABG術後慢性期に胸水,腹水貯留をきたした左室周囲の器質化血腫 23.AVR+CABG症例:術前評価で気づかれなかった冠動脈関連の病態とは? 24.ルーチンチェックの大切さを再認識したAVR+上行大動脈置換症例 25.ANCA関連血管炎症例に起こった不思議なAR,MR:治療方針は? 26.上行大動脈石灰化と高度ASに合併する中等度ARをどうする?TOPIC 1.大動脈の描出と病変の評価 A.大動脈の描出 01.上行大動脈の描出 02.弓部分枝の描出 03.腹部血管の解剖とオリエンテーション B.大動脈病変のバリエーション CASE01.OPCAB症例:上行大動脈後壁のmobile plaque CASE02.OPCAB症例:前壁の厚い粥腫 CASE03.OPCAB症例:石灰化+粥腫 CASE04.OPCABで急遽pump conversion CASE05.AVR+CABG予定の症例:石灰化の合間で遮断 CASE06.CABG症例:山脈状の隆起性病変 CASE07.弓部大動脈瘤症例:大動脈病変さまざま CASE08.腹部大動脈閉塞による下肢虚血 2.左鎖骨下動脈の評価 3.TEEによる冠動脈評価 4.大動脈弁と冠動脈の描出 5.僧帽弁・三尖弁と感染性心内膜炎 6.腫瘍の外科治療とTEE A.下大静脈内進展腎腫瘍 B.心臓内腫瘍 C.心大血管への浸潤を疑う腫瘍 7.体外循環におけるsafety net 8.アーチファクト診断のキーポイント索引