不随意運動の診断と治療 改訂第3版**診断と治療社/梶 龍兒/978-4-7878-2561-2/9784787825612**

販売価格
24,200円(税込み)
動画で学べる神経疾患
編著
梶 龍兒(徳島大学研究支援・産官学連携センター研究推進部門難治性神経疾患病態研究分野)
出版社
診断と治療社
分野
脳神経科学・神経内科学

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書籍版 販売期間
2025/05/27~
JANコード
9784787825612
商品コード
9784787825612
発行 2025年5月
判型:B5判 328頁
ISBN 978-4-7878-2561-2

初版から19年,待望の改訂第3版!

不随意運動は,神経内科をはじめ多くの専門領域の外来でみられる症状です.しかし,的確な診断と治療を行うには実際の運動をみてみないと困難なところがあります.本書は247本の動画を収載し,そのすべてをオンライン上でみることができます.日常診療で活用することで効果的に診断のコツを習得できます.初版から19年にわたり,不随意運動のスタンダードな教科書として医療現場で活用されるバイブル的書籍です.待望の改訂第3版!

【目 次】
序にかえて
謝辞
献辞
執筆者一覧
動画の再生方法
 
第1部 不随意運動
 第1章 運動制御のメカニズム

  1 大脳皮質
  2 大脳基底核,視床
  3 小 脳
 
 第2章 不随意運動の診かた
  1 医療機関における運動障害をきたす疾患・病態の頻度
  2 運動の分類
  3 異常運動の起源
  4 Parkinson病とパーキンソニズム
  5 各種不随意運動
  6 異常運動の臨床的な鑑別
   向精神薬と運動障害:遅発性ジスキネジアとVMAT2阻害薬
 
 第3章 痙 縮
  1 定義・病因・臨床的特徴
  2 疫 学
  3 病態生理
  4 治 療
 
 第4章 振 戦
  1 概 説
  2 分 類
  3 Parkinson病および類縁疾患でみられる振戦
  4 本態性振戦
  5 本態性振戦に類似する振戦
  6 その他の振戦
 
 第5章 舞踏症
  1 定義,鑑別
  2 病 態
  3 病 因
 
 第6章 アテトーゼ
  1 総 論
  2 脳性麻痺
  3 偽アテトーゼ
  4 発作性運動源性舞踏アテトーゼ(ジストニア)
  5 発作性非運動源性舞踏アテトーゼ
 
 第7章 バリズム
  1 概 念
  2 病 因
  3 病 態
  4 治 療
 
 第8章 ジストニア
  8-1 ジストニアの臨床
   1 定 義
   2 分 類
   3 疫 学
   4 歴史的考察
   5 臨床的特徴
   6 表面筋電図における特徴
   7 代表的なジストニアの臨床的特徴
   8 後天性(二次性)ジストニア
   9 特徴的な症候を合併するジストニア(ジストニア症候群)
   10 治 療
  8-2 遺伝性ジストニア
   1 ジストニアの分類
   2 DYTジストニア
   3 その他の遺伝性疾患に伴うジストニア
   4 おわりに
  8-3 
  X-linked recessive dystonia-parkinsonism(XDP,DYT3/PARK-TAF1)と新しい基底核のモデル
   1 XDPの臨床像
   2 XDPの遺伝子解析
   3 XDPの治療法
   4 XDPの病理像
   5 大脳基底核の新しいモデル:線条体コンパートメントモデルとXDP
    ジストニアが初発症状でありうるParkinson症候群
 
 第9章 
  ジスキネジア─薬剤誘発性運動異常症,発作性運動異常症,その他まれなジスキネジア
  1 薬剤誘発性運動異常症(薬剤誘発性ジスキネジア)
  2 発作性運動異常症
  3 その他のジスキネジア
 
 第10章 ミオクローヌス
  1 定 義
  2 病 因
  3 分 類
  4 病態診断のための検査
  5 病態生理
  6 ミオクローヌスと神経伝達物質
  7 治 療
  8 病因・原疾患別の診断と治療
  9 他の不随意運動との鑑別
   新しい進行性ミオクローヌスてんかん(PME)の発見
 
 第11章 チック
  1 診断,分類
  2 診断ガイドライン
  3 鑑別診断
  4 病因による分類
  5 病 因
  6 病 態
  7 チックの評価スケール
  8 治 療
  9 予 後
 
 第12章 スパズム
  1 概 念
  2 スパズムを起こしうる疾患とそのメカニズム
  3 スパズムと類似した疾患との鑑別
 
 第13章 筋痙攣
  1 概 念
  2 原因疾患
  3 発症機序
  4 検 査
  5 類似疾患との鑑別
  6 治 療
  7 Isaacs症候群
  8 stiff-person症候群
 
 第14章 運動失調
  1 概 念
  2 症 候
  3 診断の進め方
  4 運動失調を呈する疾患
  5 脊髄小脳変性症・多系統萎縮症に伴う不随意運動
 
 第15章 Parkinson病でみられる運動異常症
  1 臨床的特徴
  2 症 候
 
第2部 ボツリヌス治療
 第1章 ボツリヌス毒素の基礎

  1 はじめに
  2 ボツリヌス毒素製剤の開発史
  3 ボツリヌス毒素
 
 第2章 ボツリヌス治療の実際
  1 解 剖
   a 痙性斜頸のボツリヌス治療に必要な解剖
   b 口顎部ジストニアのボツリヌス治療に必要な解剖
   c 痙攣性発声障害のボツリヌス治療に必要な解剖
   d 眼瞼痙攣のボツリヌス治療に必要な解剖
   e 片側顔面痙攣のボツリヌス治療に必要な解剖
  2 手 技
 
  補 遺 その他の適応症
   1 体肢のジストニア(limb dystonia)
   2 口・下顎ジストニア(oromandibular dystonia)
   3 振戦(tremor)
   4 チック(tics)
   5 ミオクローヌス(myoclonus)
   6 カンプトコルミア(camptocormia)
   7 むずむず脚症候群(restless legs syndrome)
   8 片頭痛
   9 分泌腺の異常
   10 排尿障害
   11 美 容
   12 うつ病
 
第3部 運動異常症の外科的治療法
 第1章 脳深部刺激術

  1 DBSの手術法
  2 DBSの標的神経核の同定
  3 DBSの特性
  4 DBSの治療効果
  5 DBSの刺激条件設定
  6 DBSの合併症
 
遺伝性ジストニアの難病指定について