実験医学 2018年9月 疾患を制御するマクロファージの多様性【電子版】**羊土社/企画:佐藤 荘/9784758125116**

販売価格
2,200円(税込み)
Vol.36 No.14

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編著
企画:佐藤 荘
出版社
羊土社
分野
 
生命科学(ライフサイエンス)

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書籍版 販売期間
2018/08/20~
JANコード
9784758125116
商品コード
9784758125116
発行 2018年8月
サイズ B5 / 139p
ISBN 978-4-7581-2511-6

マクロファージを狙う治療戦略の序章

企画者のことば
最近,免疫学の大きなトピックの1つとしてマクロファージが挙げられる.phagocyteは無脊椎動物において異物を貪食する細胞としてMetchnikoffによって発見され,そのなかから単核のものを“マクロファージ”と名付けた.当初は,体内に侵入した異物やごみを処理するしか仕事をしない細胞だと思われており,免疫学でもスポットライトの当たらない補欠の細胞であった.しかし,近年のM1・M2のコンセプトから,最近のマクロファージサブタイプ(亜種)の研究が徐々に増えつつあり,2011年からはPubMedでの“macrophage”でヒットする論文は毎年10,000を超え続けている.長年スポットライトの当たっていなかったマクロファージ研究は,今まさにNEON GENESIS(新世紀)を迎え,その“序”の章がスタートした.本稿では,前半にてマクロファージの分化や種類の多様性について,そして後半では最近のさまざまなマクロファージ研究のテーマのなかでも,“疾患”との関係にフォーカスを当て概説する.

佐藤 荘 (大阪大学微生物病研究所)