リハスタッフのための排泄リハビリテーション実践アプローチ**メジカルビュー社/鈴木重行/井上倫恵/9784758319089**

販売価格
7,150円(税込み)
編著
鈴木重行(名古屋大学大学院医学研究科 リハビリテーション療法学専攻 教授)/井上倫恵(名古屋大学大学
出版社
メジカルビュー社
分野
 
リハビリテーション技術

数量

販売期間
2018/01/31~
商品コード
9784758319089
ISBN 978-4-7583-1908-9
サイズ:B5 / 432p

2016年の診療報酬改定で「排尿自立指導料」が新設され,理学療法士(PT)はチームで患者のケアにあたることとなった。
しかし実際の臨床現場では「PTは具体的に何をすればいいのか?」「研修はないのか?」など,どうすればいいのかわからないという状況である。
本書は主に臨床勤務のPT・作業療法士(OT)を対象として,泌尿器科医,看護師,理学療法士による執筆により,疫学,解剖,生理,疾患の病態?治療まで,リハに必要な排泄に関する基礎知識から,患者のアセスメント,具体的なリハの方法・テクニック,実践例を紹介。「排泄障害に対するリハビリテーション」の章では,リハが奏効した症例や難渋した症例を取り上げ,詳細に解説している。

【目次】
I章 排泄障害の疫学
1. 下部尿路機能障害の疫学
2. 排便機能障害の疫学

II章解剖と生理
1. 下部尿路の解剖
2. 消化管の解剖
3. 骨盤底の解剖
4. 排尿機能の生理
5. 排便機能の生理

III章 排泄障害の病態と特徴
A 下部尿路機能障害の症状・病態・診断・治療
1. 下部尿路機能障害の概要
2. 女性に多い下部尿路機能障害:(1)尿失禁
3. 女性に多い下部尿路機能障害:(2)骨盤臓器脱
4. 女性に多い下部尿路機能障害:(3)瘻孔やその他の疾患
5. 男性に多い下部尿路機能障害:(1)前立腺全摘出術後の腹圧性尿失禁
6. 男性に多い下部尿路機能障害:(2)下部尿路閉塞性疾患による排尿障害
7. 中枢性排尿障害-パーキンソン病を中心に-
8. 脊髄性下部尿路機能障害
B 排便機能障害の症状,病態,診断,治療
1. 排便機能障害の概要
2. 便失禁
3. 便排出障害(閉塞性排便障害)
4. 大腸癌術後の排便機能障害
5. 便秘

IV章 排泄障害のアセスメント
A 下部尿路機能障害のアセスメント
1. 質問票
2 排尿日誌
3. パッドテスト
4. 尿流動態検査
B 排便機能障害のアセスメント
1. 質問票
2. 排便日誌
3. 排便造影検査
4. 経肛門的超音波検査
5. 直腸肛門内圧検査
6. 腸管運動検査

V章 排泄障害に対するリハビリテーション
1. 排泄障害に対するリハビリテーションの必要性
2. 骨盤底筋トレーニング
3. 尿失禁に対するバイオフィードバック療法
4. 便失禁に対するバイオフィードバック療法と便排出障害に対するバルーン排出トレーニング
5. 行動療法
6. 尿失禁に対する電気刺激療法
7. 便失禁に対する電気刺激療法
8 磁気刺激療法
9. トイレ動作
10. 排泄用具
11. 清潔間欠自己導尿
12. 食事指導
13. 外来における排泄リハビリテーション
14. 在宅における排泄リハビリテーション
15. 地域における排泄リハビリテーション
16. 排泄リハビリテーションにおける多職種連携

VI章 排尿自立指導
1. 排尿自立指導:医師の立場から
2. 排尿自立指導:看護師の立場から
3. 排尿自立指導:理学療法士の立場から