急性感音難聴診療の手引き 2018年版**金原出版/日本聴覚医学会/9784307371230**

販売価格
3,080円(税込み)
編著
日本聴覚医学会
出版社
金原出版
分野
 
耳鼻咽喉科学・頭頸部外科学

数量

販売期間
2018/10/23~
商品コード
9784307371230
発行 2018年10月
サイズ B5 / 152p

ISBN 978-4-307-37123-0
本書は、厚労省研究班の長年の研究成果をもとに急性感音難聴についてまとめたわが国初の診療の手引きである。1)突発性難聴、2)急性低音障害型感音難聴、3)外リンパ瘻、4)ムンプス難聴、5)音響外傷を対象疾患とし、各疾患の概説、疫学、診断基準、重症度、診断フローチャート、治療、予後などについてCQを交えて記載した。急性感音難聴はいまだ診断の難しい疾患であるが、現時点で得られているエビデンスをまとめることで、標準的な診断・治療の流れを提示することを目指した。

【目次】
I 序論
1 作成の目的
2 作成の方法
3 作成手順
4 エビデンスレベル、推奨グレード
5 作成上の留意点
6 利益相反

II 総論
1 対象疾患
2 急性感音難聴の診断の流れ
3 診断・治療方針
(1)問診・聴覚検査・画像検査
(2)疾患特異的な検査
(3)基本的な治療方針

III 各論
1 突発性難聴
(1)疾患概要
(2)疫学
(3)診断基準・重症度分類・治療効果判定基準
(4)診断の流れ
CQ 1-1 突発性難聴はどのような症状のときに診断されるか?
CQ 1-2 突発性難聴の診断にどのような問診が必要か?
CQ 1-3 急性低音障害型感音難聴やメニエール病との鑑別で注意すべき点は?
CQ 1-4 両側発症の場合に突発性難聴と診断できるのか?
CQ 1-5 突発性難聴の診断において平衡機能検査は有用か?
CQ 1-6 突発性難聴の診断において画像検査は有用か?
CQ 1-7 突発性難聴の診断において他覚的聴力検査は有用か?
(5)治療方針
CQ 1-8 突発性難聴にステロイド剤の全身投与は有効か?
CQ 1-9 突発性難聴に高気圧酸素療法(HBOT)は有効か?
CQ 1-10 突発性難聴に対するステロイド鼓室内投与のタイミングとその有効性は?
CQ 1-11 ステロイド鼓室内投与に使用する薬剤は?
CQ 1-12 突発性難聴にプロスタグランジンE1 製剤(PGE1)は有効か?
CQ 1-13 突発性難聴に星状神経節ブロックは有効か?
CQ 1-14 突発性難聴に入院・安静は必要か?
CQ 1-15 突発性難聴に抗ウイルス薬は有効か?
CQ 1-16 突発性難聴に早期治療は必要か?
CQ 1-17 突発性難聴の重症度によって治療法は異なるか?
CQ 1-18 突発性難聴の症状固定後の治療は?
(6)予後
2 急性低音障害型感音難聴
(1)疾患概要
(2)疫学
(3)診断基準・重症度分類・治療効果判定基準
(4)診断の流れ
(5)治療方針
CQ 2-1 急性低音障害型感音難聴にステロイド治療は有効か?
CQ 2-2 急性低音障害型感音難聴に浸透圧利尿剤は有効か?
CQ 2-3 妊娠中の急性低音障害型感音難聴患者への対応は?
(6)予後
3 外リンパ瘻
(1)疾患概要
(2)疫学
(3)診断基準・重症度分類
(4)診断の流れ
CQ 3-1 外リンパ瘻を疑う臨床症状は何か?
CQ 3-2 発症の誘因・原因がない場合も外リンパ瘻を疑うべきか?
CQ 3-3 外リンパ瘻を疑ったときにどうやって確定診断するか?
(5)治療方針
CQ 3-4 外リンパ瘻の治療はどうするか?
(6)予後
(7)予防
4 ムンプス難聴
(1)疾患概要
(2)疫学
(3)診断基準
(4)診断の流れ
CQ 4-1 ムンプス難聴はどのような状態のときに診断されるか?
CQ 4-2 ムンプス難聴の診断にウイルス抗体価測定は有用か?
(5)治療方針
CQ 4-3 ムンプス難聴に有効な治療法はあるか?
(6)予後
(7)予防
CQ 4-4 ムンプス難聴の予防にワクチンは有用か?
5 音響外傷
(1)疾患概要
(2)疫学
(3)診断基準
(4)診断の流れ
CQ 5-1 音響外傷の診断に詳細な病歴聴取は必要か?
CQ 5-2 音響外傷の診断に、オクターブオージオグラムに加え、中間周波数の純音聴力検査は必要か?
(5)治療方針
CQ 5-3 音響外傷にステロイド治療は有用か?
(6)予後
(7)予防

IV システマティックレビュー・サマリー
1 突発性難聴
2 急性低音障害型感音難聴
3 外リンパ瘻
4 ムンプス難聴
5 音響外傷

索引