研修医のための外科の診かた、動きかた**羊土社/山岸 文範/9784758118521**

販売価格
5,280円(税込み)
写真と症例でイメージできる診察から基本手技・手術、全身管理
編著
山岸 文範
出版社
羊土社
分野
 
外科系 一般

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書籍版 販売期間
2019/06/21~
JANコード
9784758118521
商品コード
9784758118521
ISBN 978-4-7581-1852-1
サイズ:B5 / 359p

何を診てどう動くかがよくわかる外科研修の必携書!身体所見からの全身評価,腹痛の診断法や持針器のもち方などの基本手技,周術期管理の知識まで.症例を参考に学べる!

【目次】
第1章 術前の診察から手術室まで
1.腹部診察の基本
2.視診
3.聴診,打診
4.触診
5.腹痛
1 危険な胸部疾患の鑑別
2 腹痛の解析のしかた
3 自発痛の性質(Q)と部位(R)から原因を分類する
6.術前に把握すべき身体所見とは何か?
1 呼吸機能
2 血液
3 循環器・血管系
4 栄養評価
7.手術前後の仕事 ~患者さんが入院してきたら
8.外科の輸液
9.ERAS

第2章 手術で役立つ手技の基本
1.基本中のキホン~糸結び
2.縫合
3.開腹
4.閉腹
5.創傷処置
6.手術に使う基本的な道具
7.止血法
第3章 知っておきたい外科疾患と外科手術
1.手術室に入る作法
2.鼠径ヘルニアと根治術 研修医が執刀すべき手術 へルニア根治術~鼠径部切開法
3.虫垂炎と虫垂切除術 研修医が執刀すべき手術 虫垂切除術
4.気管切開
5.胆嚢炎と胆嚢摘出術
6.幽門輪温存膵頭十二指腸切除(PpPD)
7.肝がんと肝切除
8.痔核
9.腸閉塞
10.腹腔穿刺
11.悪性腫瘍の生存率,stage
1 がんのstagingと生存率
2 各がんのstagingと生存率
12.化学療法について

第4章 全身管理で勉強しよう
A.循環器
1.循環器系薬剤
2.循環器合併症の概説
3.術前の循環器評価
4.術後の循環器評価
5.血圧,心拍数~術後にみられる4つのバイタル異常
6.周術期の循環器合併症
1 心不全
2 心筋虚血
3 弁膜症
4 たこつぼ心筋症(stress cardiomyopathy)
5 PCI症例,抗血小板療法
6 抗凝固療法
7 ペースメーカー
8 心房細動
9 大動脈瘤
10 肺塞栓,深部静脈血栓症(venous thromboembolism:VTE)
B.呼吸器
1.周術期呼吸器イベント発生の予測
2.術前にチェックすべき呼吸器疾患
3.術後呼吸状態のチェックポイント
1 術後の呼吸器における生理学的な変化
2 手術直後から1日目:換気不全が多い!
3 術後2日目から:肺水腫/心不全が多い!
4.周術期の呼吸器合併症
5.ARDS
6.人工呼吸管理
1 帰室時の設定
2 人工呼吸時の使用薬剤
3 換気モードの選択
4 人工呼吸からの離脱
C.腎機能障害
1.血液ガスの読み方
2.術前の腎機能評価
3.術前からの透析患者への対応
4.術後乏尿と急性腎不全
5.術後急性腎不全が発生したら…
6.周術期の電解質異常
1 低Na血症
2 高Ca血症,低Ca血症
3 高K血症
4 低K血症と高Na血症
D.血液
1.貧血
2.輸血の注意点
3.輸血の一般的な副作用
4.大量出血での対処
5.周術期の血液異常
1 血小板減少
2 血小板増多
3 好中球減少
4 好中球増多
5 抗凝固療法中の患者さんに対する手術
E.神経・精神関係
1.術直後の意識障害
2.周術期脳梗塞の発生
3.術後のめまい
4.術後せん妄
5.認知症
6.うつ,不安感と自殺
7.不眠
8.抗精神病薬,抗うつ薬の周術期管理
9.抗てんかん薬の周術期管理
10.統合失調症
F.発熱・感染コントロール
1.術後の発熱
2.抗菌薬選択の基本
3.外科感染症での抗菌薬選択
4.手術における予防的抗菌薬投与
5.術後感染症
1 手術切開創感染
2 腹腔内膿瘍,汎発性腹膜炎
3 術後の下痢
4 胆道系感染症
5 術後肺炎
6 尿路感染症
7 カテーテル感染症
8 真菌感染症
6.細菌培養
7.DIC
8.重症敗血症・ショック
9.破傷風予防 〜外来で外傷をみたら
G.糖尿病,肝機能障害,その他
1.糖尿病の周術期管理
2.術後肝機能障害
3.黄疸を見たときの鑑別
4.高カロリー輸液の副作用,肝胆道系の障害など
5.偽痛風
6.便秘
7.吃逆(hiccup)
8.術後・がん性疼痛
9.その他の薬剤の使い方