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認知症をもつ人への作業療法アプローチ 改訂第2版**メジカルビュー社/【監修】/宮口英樹(広島大学大学院医歯薬保健学研究科 保健学専攻 作業療法学専攻 教授)/【編集】/9784758319447**

販売価格
4,950円(税込み)
視点・プロセス・理論
編著
【監修】/宮口英樹(広島大学大学院医歯薬保健学研究科 保健学専攻 作業療法学専攻 教授)/【編集】/
出版社
メジカルビュー社
分野
 
リハビリテーション技術

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書籍版 販売期間
2019/07/31~
JANコード
9784758319447
商品コード
9784758319447
ISBN 978-4-7583-1944-7
サイズ:B5 / 344p

認知症をもつ人に対する作業療法はさまざまな面で困難なことが多く,臨床現場で働く作業療法士のなかには,どのようにアプローチしたらよいか困惑している人も多いと思われる。また,高齢化やリハビリテーションの個別化が進む昨今では,単純に作業を行うだけのアプローチではうまく対応できないことが多い。本書は,認知症をもつ人に対する作業療法について,評価から実際の介入およびその効果の検討まで,一貫性のあるプロセスで解説した実践書である。改訂にあたっては,(1)認知症高齢者等に対する国の政策(「新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)」等)に合わせて「地域支援」の内容を追加し多職種連携についての解説を盛り込み,(2)認知症特有の作業療法で使用する評価を掲載,(3)キーポイントとなる用語について,適宜用語解説の囲み記事を掲載など,全体の約40%を改稿した。実践方法から理論までを押さえた本書は,講義でも臨床でも使いやすい。

【目次】
第1部 認知症をもつ人への作業療法の視点
1章 認知症をもつ人への作業療法のポイント
はじめに
作業療法の実践のポイント
まとめ
2章 認知症と作業療法の基盤
認知症の疫学
認知症の病態と症状
主な原因疾患の症状と経過
認知症の治療
認知症の人に対する作業療法の基盤
3章 認知症をもつ人への作業療法の視点
認知症をもつ人への作業療法の考え方
認知症をもつ人への作業療法のエビデンスとガイドライン
認知症をもつ人への作業療法の挑戦
4章 作業療法と多職種連携
多職種連携の必要性
連携に必要な能力
連携の実際
事例紹介

第2 部 認知症をもつ人への作業療法のプロセス
1章 作業療法のプロセス
作業療法のプロセスの重要性と役割
認知症をもつ人を対象としたとき,なぜ作業療法のプロセスを行うことが難しくなるのか
認知症をもつ人に対する作業療法のプロセス
まとめ
2章 評価
1.ニーズの評価
ニーズ・背景の評価
2.作業遂行の評価
作業遂行の概要
作業遂行の分析方法
認知症をもつ人の作業遂行の特徴
3. 認知症をもつ人への作業療法で使用されている評価
《評価の目的》
認知症をもつ人への作業療法における評価・検査の役割
評価の選択
《日常生活活動(ADL)》
Functional Independence Measure(FIM)
Assessment of Motor and Process Skills(AMPS)
N 式老年者用日常生活動作能力評価尺度(N-ADL)
Instrumental Activities of Daily Living Scale(IADL 尺度)
老研式活動能力指標
障害高齢者の日常生活自立度判定基準
認知症高齢者の日常生活自立度判定基準
Evaluation of Social Interaction(ESI)
Assessment of Communication and Interaction Skills(ACIS)
《認知機能評価》
認知症をもつ人への作業療法における認知機能評価
改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)
Mini-Mental State Examination(MMSE)
Montreal Cognitive Assessment日本語版(MoCA-J)
認知機能のスクリーニング評価実施時の注意点
《情緒》
老年期うつ病評価尺度(Geriatric Depression Scale(GDS),短縮版GDS(GDS15)
Neuropsychiatric Inventory(NPI)
《行動》
Functional Assessment Staging(FAST)
Clinical Dementia Rating(CDR)
GBS スケール
N 式老年者用精神状態尺度(NM スケール)
認知症ケアマッピング(DCM)
パラチェック老人行動評定尺度
問題行動評価票(TBS)
Behavioral Pathologic Rating Scale for Alzheimer's Disease(Behave-AD)
《介護負担》
Zarit 介護負担尺度(J-ZBI)
Sense of Competence Questionnaire(SCQ)
《その他》
Dementia Assessment Sheet for the Community-Based Integrated Care System 21(DASC?-21)
3章 介入
はじめに
介入計画
介入実践
介入の振り返り
4章 成果の検討
作業療法で焦点を当てる成果
成果のタイプ
成果の示し方
成果を検討するときの注意点

第3 部 認知症をもつ人への作業療法理論
1章 作業療法実践における理論の使い方
はじめに
理論とは何か?
理論の有用性
理論の開発と発展
作業療法の理論と分類
作業療法のプロセスモデル
理論の実践での活用
2章 人間作業モデル(MOHO)
MOHO の概要
理論的背景
MOHO の構造
MOHO で用いられる評価法
MOHO で用いられるリーズニングと
認知症をもつ人に対する適応
3章 CMOP-E とCPPF
はじめに
CMOP-E
CPPF
事例紹介
最後に
4章 OTIPM とAMPS
認知症をもつ人への作業療法
作業療法介入プロセスモデル( OTIPM)
運動とプロセス技能の評価( AMPS)
認知症をもつ人へのAMPS/OTIPM 導入の実際
5章 パーソン・センタード・ケア/
VIPS の視点を活かす
はじめに
パーソン・センタード・ケアとは
ある認知症をもつ人の物語を通して
VIPS フレームワークで実践を振り返る
まとめ
6章 プール活動レベル(PAL)
プール活動レベルの概要
理論的背景
4 段階の活動レベル
PAL Instrument の実施手順
PAL チェックリストの妥当性・信頼性
臨床での応用
7章 回想法
回想法の概要
理論的背景
グループ回想法の実践方法
臨床での応用
8章 神経心理学的評価・支援
認知症と神経心理学
神経心理学的テストを用いる際の留意点
認知症に対する認知機能評価
神経心理学的視点に基づいた支援
9章 機器・装置を用いた支援
機器・装置を用いた支援と認知症をもつ人に対するケア
作業療法評価のなかにおける機器・装置を用いた支援の位置付け
生活を支援するIT を用いた支援および機器・装置
情報の入手方法
臨床での応用
まとめ・今後に向けて
10章 タクティールマッサージ
タクティールマッサージとは
理論的背景
認知症をもつ人への効果
タクティールマッサージの手技
臨床での実際
11章 基本となるかかわり:ノンバーバル
コミュニケーションを中心に
はじめに
援助者の感情の重要性
援助者の心構え
ノンバーバルコミュニケーション
まとめ
12章 リスクコミュニケーション
1.リスクコミュニケーションの理論
はじめに
リスクマネジメントとリスクコミュニケーション
リスク認知
医療リスクと生活リスク
リスクコミュニケーションの定義
リスクコミュニケーションの方略
作業療法におけるリスクコミュニケーション展開の可能性
2. リスクコミュニケーションを他職種との連携に活用した例
はじめに
クライエント紹介
まとめ

第4 部 作業に焦点を当てた介入事例紹介
1章 認知症をもつ高齢者の家事活動の獲得:作業を基盤においた作業療法介入
はじめに
事例紹介
考察
2章 趣味だったガーデニングの感覚経験を通して落ち着きを取り戻した事例
はじめに
事例紹介
初期評価
介入
成果
考察
3章 ちぎり絵の再開を通して自分らしさを再獲得した事例
本事例のポイント
事例紹介
初期評価
介入
成果
考察
4章 作業に焦点を当てた訪問作業療法介入によって閉じこもりが改善した認知症をもつ女性の事例
はじめに
事例紹介
介入の方針
経過
考察
おわりに
5章 作業プロフィールの活用により意味ある作業の特定とチームケアが可能となった軽度認知症をもつ女性
はじめに
事例紹介
評価
介入と経過
成果
考察
おわりに
6章 クライエントの自宅での役割に焦点を当てた退院支援─認知症治療病棟における家族との協働─
はじめに
事例紹介
評価
介入と経過
成果
考察
おわりに