「勘ドコロNEO」シリーズ第5弾は，心臓・大血管の画像診断の要点をコンパクトにまとめた一冊。「どこから学び始めたら良いか，基本がわからない」「循環器疾患や末梢血管の診断レポートを知りたい」といった声に応える。エキスパートによるとっておきの画像をとともに，画像所見や鑑別点を端的に解説。目玉となる「ここが勘ドコロ」はもちろん，押さえておきたい文献やガイドラインを取り上げた「必読」，教科書にない経験知が凝縮された「ここだけの話」など欄外も充実。経験者にも役立つ入門書。

【目次】
第1章 基礎編
?? 心臓CTのminimum requirements
01．心臓CTの最新技術学
撮影技術のポイント
画像再構成法のポイント
よい心臓CT検査のテクニック
02．心臓CTに親しむ
心臓解剖の知識
心臓CTの最適心位相
心臓CT読影のための表示法
心臓CTでの冠動脈評価
実際の読影レポートの記載法
心臓CTの問題点

?? 心臓MRIのminimum requirements
01．心臓MRIの最新撮像法
心臓MRI撮像
圧縮センシング技術
シネMRIと心筋ストレイン
薬物負荷心筋パーフュージョンMRI
black blood（BB）T2強調像とT2マッピング
遅延造影MRIとT1マッピング
冠動脈MRA
02．心臓MRIに親しむ
撮像法別読影ポイント

?｡ 心臓核医学のminimum requirements
01．心臓核医学の最新撮像法
シンチレーションからSPECT再構成技術
従来型SPECT→最新SPECT技術
02．心臓核医学に親しむ
虚血性心疾患と心筋シンチグラフィ

第2章 疾患編
?? 虚血性心疾患
01．心筋虚血
02．心筋梗塞

?? そのほかの冠動脈疾患
01．冠動脈奇形
02．冠動脈瘤
03．心筋ブリッジ

?｡ 心筋症
01．肥大型心筋症?氈iHCM）
02．肥大型心筋症??（HOCM，心尖部肥大型心筋症，心中部肥大型心筋症）
03．拡張型心筋症（DCM）
04．左室緻密化障害（LVNC）
05．不整脈原性右室心筋症（ARVC）
06．心サルコイドーシス
07．ヘモクロマトーシス，ヘモジデローシス
08．心アミロイドーシス
09．心ファブリー病
10．膠原病関連の心病変
11．たこつぼ心筋症
12．高血圧性心筋症

?｢ 炎症性疾患
01．急性心筋炎
02．好酸球性心筋炎
03．感染性心内膜炎（IE）
04．収縮性心膜炎

?｣ 腫瘍・腫瘤性病変
01．粘液腫
02．乳頭状弾性線維腫
03．脂肪腫
04．線維腫，横紋筋腫
05．血管腫
06．心腔内血栓
07．血管肉腫
08．悪性リンパ腫
09．転移性心臓腫瘍
10．心膜?胞，心膜憩室

?､ 弁膜疾患
01．大動脈弁狭窄症，大動脈二尖弁，TAVI/TAVR
大動脈弁狭窄症と大動脈二尖弁
TAVI/TAVR
02．大動脈弁閉鎖不全症（AR）
03．僧帽弁閉鎖不全症（MR）

?･ 先天性心疾患
01．心房中隔欠損症
02．卵円孔開存
03．心室中隔欠損症
04．Fallot四徴症
05．Fontan循環
06．三心房心（cor triatriatum sinistrum）
07．分界稜（prominent crista terminalis）
08．調節帯（moderator band）
右室二腔症
修正大血管転位

?ｦ 大血管
01．大動脈瘤
02．バルサルバ洞動脈瘤（破裂）
03．胸腹部大動脈瘤とAdamkiewicz動脈
04．炎症性大動脈瘤
05．感染性動脈瘤
06．遺伝性結合組織疾患に伴う大動脈瘤，大動脈解離（Marfan症候群など）
07．大動脈瘤切迫破裂
08．大動脈瘤破裂
09．大動脈瘤に対するステントグラフト留置術と術後評価（エンドリーク）
10．大動脈解離
11．Penetrating atherosclerotic ulcer（PAU）
12．大動脈弓の先天異常
13．大動脈縮窄症
14．大静脈の先天異常
15．動脈管開存
16．胸郭出口症候群
17．高安動脈炎
18．巨細胞性動脈炎
19．結節性多発動脈炎
20．腎血管性高血圧
21．線維筋性異形成
22．内臓動脈瘤
23．正中弓状靱帯圧迫症候群（MALS）
24．分節性動脈中膜融解症（SAM）
25．腸間膜動脈閉塞症，解離
26．非閉塞性腸間膜虚血（NOMI）

?ｧ 肺循環
01．静脈血栓塞栓症（肺血栓塞栓症，深部静脈血栓症）
02．肺動静脈奇形
03．肺高血圧症
04．肺静脈閉塞性疾患（PVOD）
05．総肺静脈還流異常
06．部分肺静脈還流異常（scimitar症候群を含む）

?ｨ 末梢血管
01．閉塞性動脈硬化症
02．バージャー病
03．下肢静脈瘤
04．膝窩動脈捕捉症候群
05．遺残坐骨動脈