INTENSIVIST 2024年3号 Respiratory ECMO2.0(Vol.16 No.3)**メディカルサイエンスインターナ/9784815720810**

販売価格
5,060円(税込み)
インテンシヴィスト Vol.16 No.3
出版社
メディカルサイエンスインターナショナル
分野
集中治療医学(ICU・CCU)

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書籍版 販売期間
2024/09/01~
JANコード
9784815720810
商品コード
9784815720810
発行 2024年9月
サイズ A4変 / 200p
ISBN 978-4-8157-2081-0
2009年のH1N1インフルエンザパンデミック以降,呼吸ECMOの実施数は世界的に増加しました。日本の集中治療の現場でも「ECMO」が認識され,日本集中治療医学会および日本呼吸療法医学会によるECMOプロジェクト参加施設を中心に,長期管理向きの機器の普及,教育による人材育成,呼吸ECMO症例の集積と精力的な活動が展開されました。この時代は我が国にとってver 1.0であったと言えます。

未曾有のCOVID?19パンデミックでは,日本国内各地域のECMOサージキャパシティを大きく上回る重症呼吸不全患者が発生し,未経験もしくは経験の乏しい施設でもECMOの導入・管理をしなければならない災害医療的状況に陥りました。これらに対し,NPO法人日本ECMOnetによる継続的な教育活動や診療支援活動が行われ,重症COVID?19患者に対するECMO治療は欧米と比較しても良好な成績を残すに至りました。本邦の呼吸ECMOは診療の裾野を大きく広げ,質の維持向上もはかられ,ver 2.0へ大幅に進歩したと言えます。本特集は,本誌を読み終えたときに呼吸ECMOの知識がワンランク上にアップデートされるように構成しました。「COVID?19によるARDS」だけでは経験できなかった呼吸ECMOの真髄,伸び代,奥深さを存分に味わうことのできる1冊になればと考えています。