当直ハンドブック 2024**中外医学社/志賀 隆/978-4-498-16660-8/9784498166608**
- 編著
- 志賀 隆(国際医療福祉大学 救急医学 教授)
- 書籍版 販売期間
- 2023/12/22~2024/12/31
発行 2023年12月
判型:B6変型判 656頁
ISBN 978-4-498-16660-8
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“現場の疑問が2分で解決!”をキャッチコピーに,救急や当直など第一線で“使える”と好評をいただいている『当直ハンドブック』の最新版.新規項目の大幅な追加や最新エビデンスを反映.しかも毎年刊行される年版となって登場!
研修医はもちろん,医師だけでなく看護師にも必ず役立つ,医療スタッフ,ひとり一冊の必携本!
【目 次】
第1章 よくある症状へのアプローチ
1.意識障害
2.失神
3.痙攣
4.頭痛
5.胸痛
6.腹痛
7.血痰・喀血
8.悪心・嘔吐
9.呼吸困難
10.動悸
11.発熱
12.めまい
13.咽頭痛
14.咳嗽・喀痰
15.腰背部痛
16.麻痺・失語・感覚障害(脳梗塞様症状)
17.下痢
第2章 救急と蘇生
1.重症患者の初期対応
2.ACLS(AdvancedCardiovascularLifeSupport)
3.PALS(PediatricAdvancedLifeSupport)
4.窒息の応急処置
5.蘇生処置
a)気管挿管
b)中心静脈カテーテル
c)緊急ペーシング
d)ECMO
e)人工呼吸器IMV
f)人工呼吸器.NIV・HFNC
g)動脈ライン
6.ショック
7.RUSHexam
8.緊急対応を要する感染症
第3章 中毒
1.中毒患者への一般的アプローチ
2.急性アルコール中毒
3.抗てんかん薬中毒
4.抗うつ薬中毒
5.セロトニン症候群・悪性症候群
6.アセトアミノフェン中毒
7.サリチル酸中毒(アスピリンなど)
8.メチルキサンチン中毒(カフェイン・テオフィリン)
9.有毒アルコール中毒
10.有機リン・神経剤中毒
11.蛇(マムシ・ヤマカガシ・ハブ)
第4章 内因性疾患
A.循環器系
1.急性冠症候群
2.頻脈性不整脈
3.徐脈性不整脈
4.急性心不全
5.大動脈解離
6.肺血栓塞栓症
7.急性下肢虚血
8.高血圧緊急症
B.呼吸器系
1.肺炎
2.COPD増悪
3.気管支喘息
4.呼吸不全
5.ARDS
6.胸水
7.気胸
8.過換気症候群
C.消化器系
1.上部消化管出血
2.下部消化管出血
3.腸閉塞
4.急性腸管虚血
5.虫垂炎・憩室炎
6.胆道感染症(胆?炎・胆管炎)
7.急性膵炎
8.急性肝不全
9.慢性肝不全
10.肝胆道系酵素異常・黄疸
11.腹水
12.便秘
D.腎・電解質
1.Na(ナトリウム)の異常
2.K(カリウム)の異常
3.Ca(カルシウム)の異常
4.アシドーシス・アルカローシス
5.急性腎不全/AKI
E.泌尿器系
1.尿路感染症
2.尿路結石症
3.尿閉
4.血尿
5.乏尿,無尿
6.急性陰?症
7.造影剤腎症(CIN:contrast?indicednephropathy)
F.脳神経系
1.脳血管障害
2.髄膜炎・脳炎
3.救急外来での診断処置が重要な神経疾患(Guillain?Barr?症候群など)
4.腰椎穿刺
G.感染症
1.敗血症
2.救急外来での感染管理
3.COVID?19(新型コロナウイルス感染症)
4.インフルエンザ
5.小児のインフルエンザ
6.急性細気管支炎・クループ症候群(仮性クループ)・急性喉頭蓋炎
7.全身発疹・伝染性疾患
8.軟部組織感染症
9.渡航者感染症
H.内分泌・代謝系
1.甲状腺クリーゼ
2.高血糖緊急症(DKA・HHS)
3.急性副腎不全(副腎クリーゼ)
I.腫瘍関連救急
1.腫瘍関連救急の総論
2.Neutropenicfever
3.腫瘍崩壊症候群(tumorlysissyndrome:TLS)
4.腫瘍関連神経系合併症
5.irAE(immune?relatedAdverseEvents:免疫関連有害事象)
第5章 小児救急
1.小児救急の初期対応(小児患者への接し方)
2.発熱
3.発疹を伴う発熱疾患
4.腹痛
5.嘔吐・下痢
6.痙攣
7.呼吸困難
8.脱水
9.子ども虐待
10.腸重積
11.周期性嘔吐症
12.髄膜炎
13.小児気管支喘息
14.上気道炎・扁桃炎・気管支炎・肺炎
15.川崎病
16.肘内障
17.異物誤飲
18.泣き止まない乳児
19.ALTE/BRUE
第6章 外傷
1.多発外傷の初期対応(外傷患者への接し方)
2.頭部外傷
3.慢性硬膜下血腫
4.頸椎(脊椎)
5.胸腰椎
6.胸部
7.腹部
8.骨盤
9.肩の外傷
10.肘の外傷
11.手の外傷
12.指の外傷
13.下肢
14.創傷処置
15.捻挫・骨折
16.脱臼
17.熱傷
18.コンパートメント症候群
19.クラッシュ症候群
20.陰部打撲(陰?打撲,精巣破裂)
第7章 外傷以外の筋骨格の障害
1.頸部痛
2.急性単関節炎
3.肩関節周囲炎
4.単純性股関節炎
5.脊髄硬膜外血腫
6.ヒョウソ
7.爪囲炎
8.急性化膿性屈筋腱腱鞘炎
9.滑液包炎
10.関節穿刺
11.疲労骨折
12.成長痛
13.足底腱膜炎
14.病的骨折
第8章 皮膚科救急
1.蕁麻疹
2.中毒症(薬疹)
3.Stevens?Johnson症候群
4.アナフィラキシー
5.SJS/TEN
6.SSSS(ブドウ球菌性皮膚剥脱症候群)
7.帯状疱疹
第9章 精神科救急・暴力対応
1.精神科救急の初期対応
2.自殺企図・自傷行為
3.不穏・せん妄
4.うつ状態
5.アルコール離脱
6.暴力的な患者への対応
7.高齢者虐待
第10章 女性の救急
1.女性の救急患者への初期対応
2.婦人科急性腹症(異所性妊娠,妊娠初期を含む)
3.産科急性腹症
4.緊急避妊法
5.妊娠・授乳中の投薬
6.妊娠・授乳中の画像検査
7.乳腺炎
8.DV(ドメスティック・バイオレンス)
第11章 顔面の救急
1.顔面の救急の初期対応
2.顔面(Bell麻痺)
3.眼(コンパートメント・超音波・涙道損傷)
4.急性視力障害の初期対応
5.Redeye(緑内障を含む)
6.眼窩吹き抜け骨折(眼窩底骨折)
7.耳(外耳道異物・耳介裂創)
8.突発性難聴
9.鼻(鼻異物・鼻出血)
10.口腔(歯の救急・脱臼・破折)
11.咽頭(異物)
第12章 環境による障害
1.熱中症
2.低体温症
3.溺水
4.電撃傷
5.虫咬症
6.動物による咬傷
7.放射線障害
8.高山病
9.減圧障害
10.一酸化炭素中毒
第13章 当直医に必要な資料
1.救急薬剤
2.抗菌薬
3.疼痛管理,不穏・せん妄の管理
4.抗凝固薬・抗血小板薬
5.輸血療法・血液製剤
6.輸液療法
7.腎不全・維持透析患者に対する薬物投与
8.薬剤希釈法
9.外国人患者への接し方
10.死亡診断書の書き方
コラム
救急外来からのコンサルテーション
帰宅時のチェックリスト「かきくけこ」を忘れずに!
ビデオ喉頭鏡(VideoLaryngoscope)
マルチタスクの穴にはまらないようにアプリやゴロを活用する
非燃焼式タバコの誤飲
帰宅指示書を活用する―有事再診だけでは不十分―
当直の夜が始まる前に
燃え尽き症候群(バーンアウト)
よい当直チームを作るには
もしも,暴力的な患者に出会ったら