皮膚科診療 Controversy**中外医学社/宮地 良樹/9784498063808**

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10,780円(税込み)
編著
宮地 良樹
出版社
中外医学社
分野
 
皮膚科学

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書籍版 販売期間
2022/06/01~
JANコード
9784498063808
商品コード
9784498063808
発行 2022年6月
サイズ B5 / 348p
ISBN 978-4-498-06380-8
【編著】
宮地 良樹 (静岡社会健康医学大学院大学学長・理事長,京都大学名誉教授 編著)
常深 祐一郎(埼玉医科大学 皮膚科教授)

皮膚科でみる様々な疾患の診断・治療についてエキスパートはどう考え,どう対応するか1問1答形式で伝授.
「薬疹とウィルス疹の鑑別は?」「特発性蕁麻疹はなぜ起こる?」「老人性色素斑が脂漏性角化症になる?」
「脂腺増殖症はなぜ加齢してから起こる?」「肝斑のレーザー治療は無意味か?」など明日からの臨床で
すぐに役立つ実践的知識が満載の必読書.どこから読んでも興味深く,「なるほど!」と唸ること間違いなし!

【目 次】
診断をめぐるControversy
1 ダーモスコピーで足底の色素斑は鑑別できるか?
2 基底細胞癌はダーモスコピーで診断できる?
3 ダーモスコピーで疥癬虫はみつけられるか?
4 パッチテストパネルは有用か?
5 イムノクロマト法は単純疱疹・帯状疱疹鑑別に有用か?
6 水疱のない皮疹で水痘帯状疱疹ウイルス抗原検出キットは使えるか?
7 悪性黒色腫の生検は禁忌か?
8 検査を行うべき蕁麻疹は?
9 内臓悪性腫瘍を調べるべき皮膚疾患は?
10 自己抗体検査で皮膚筋炎の予後判定は可能か?
11 乾癬性関節炎は皮膚科医でも診断できる?
12 頬部に紅斑があればすべて蝶形紅斑か?
13 Palmar hyperlinearityとは具体的にどういう手の小じわ?
14 どういうとき重症薬疹への進展を疑う?
15 白癬は見た目で診断できるのか?
16 Rheumatoid vasculitisと関節リウマチに合併したほかの血管炎はどう区別する?
17 薬疹とウイルス疹の鑑別は?
18 血栓性静脈炎と蜂窩織炎の鑑別は?
19 足底疣贅と鶏眼の鑑別は?

病態をめぐるControversy
20 汗疱・異汗性湿疹:金属アレルギーはどのくらい関与しているのか?
21 異汗性湿疹は汗と関連するのか?
22 掌蹠膿疱症に金属アレルギーは関与しているのか?
23 保湿でアトピー性皮膚炎の発症は減らせるか?
24 アトピー性皮膚炎における血清IgE高値は原因か? 結果か?
25 特発性蕁麻疹はなぜ起こる?
26 多形慢性痒疹とは本当はどういう疾患か?
27 結節性痒疹はまったく掻破しなくても新生するのか?
28 色素性蕁麻疹とびまん性肥満細胞症は別の病気か?
29 老人性色素斑が脂漏性角化症になる?
30 ほくろは悪性黒色腫になることはないのか?
31 脂腺増殖症はなぜ加齢してから起こる?
32 タクロリムス軟膏も酒?を誘発するか?
33 ざ瘡は食べ物の影響を受けるのか?
34 ざ瘡桿菌(アクネ菌)の抗菌薬耐性化は進行しているのか?
35 ステロイド?瘡はマラセチア毛包炎か? ケトコナゾールは有用か?
36 化膿性汗腺炎は感染症か?
37 敏感肌とは皮膚科学的にどういう状態なのか?

治療をめぐるControversy
アトピー性皮膚炎
38 プロアクティブ療法は有用か?
39 デュピルマブの適応となる患者は?
40 デュピルマブはいつ止められるのか?
41 デュピルマブでアトピー性皮膚炎の寛解維持を図ることは妥当か?
42 デルゴシチニブ軟膏の利用価値の高い使い方は?
43 アトピー性皮膚炎に生じたカポジ水痘様発疹症の皮疹にステロイド外用は禁忌か?
44 アトピー性皮膚炎の寛解導入で血清TARC値は基準値以内にしなければいけないのか?
45 脂漏性皮膚炎の発症に真菌は関与しているのか,ケトコナゾールは効くのか?
46 皮脂欠乏症:保湿剤はどこまで有用か?

蕁麻疹
47 抗ヒスタミン薬は増量か変更か?
48 特発性蕁麻疹では症状消失後どのくらい抗ヒスタミン薬を内服すればよいのか?
49 蕁麻疹に外用は有効か?
50 オマリズマブはなぜ原因がないはずの特発性慢性蕁麻疹に効果があるのか?
51 手足症候群の治療は?

膠原病
52 ステロイド投与の対象となる強皮症は?
53 抗MDA5抗体陽性の皮膚筋炎は間質性肺疾患がまったくなくても強力な治療を要するのか?
54 好酸球性膿疱性毛包炎の第一選択薬は?

乾癬
55 乾癬に対する生物学的製剤の使い分けは?
56 妊娠する可能性のある女性乾癬患者に投与するべき生物学的製剤は?
57 生物学的製剤でPASIクリアを達成した後に生物学的製剤は止められるか?
58 アプレミラストの効果が高いのはどういう乾癬?
59 乾癬にも保湿は有効?

肝斑
60 肝斑のレーザー治療は無意味か?
61 肝斑にトラネキサム酸とビタミンCは有効なのか?

ざ瘡
62 尋常性ざ瘡の初診患者の第一選択薬は?
63 尋常性ざ瘡に抗菌薬内服の適応はあるか?
64 胸部や背部のざ瘡のよい治療法はあるか?

酒さ
65 酒さにメトロニダゾールは有効か?

毛髪疾患
66 円形脱毛症の第一選択治療はステロイド局注か?
67 男性型脱毛症の第一選択薬は?
68 フィナステリドやデュタステリド内服にミノキシジル外用の 上乗せ効果はあるか?
69 女性のびまん性脱毛症のよい治療は?

爪疾患
70 陥入爪の第一選択治療は?
71 巻き爪は矯正治療後に元に戻らないのか?

良性腫瘍
72 乳児血管腫の第一選択薬はプロプラノロール?
73 乳児血管腫に対するレーザー治療はもう不要か?
74 肥厚性瘢痕・ケロイドの切除は禁忌?

悪性腫瘍
75 多発日光角化症の第一選択は?
76 乳房外パジェット病はskip lesionや腋窩などの同時多発病変の すべての切除が必要か?
77 どういうメラノーマにニボルマブ(オプジーボ)が奏効するか?
78 悪性黒色腫のセンチネルリンパ節転移が陽性の場合,リンパ節郭清は必要か?
79 BRAF変異のある進行期悪性黒色腫にはキナーゼ阻害薬と免疫チェックポイント 阻害薬をどのように選択すればよいか?

帯状疱疹
80 帯状疱疹の初期治療はアメナメビルで十分か?
81 帯状疱疹ワクチンは打つべきか?
82 皮疹のない片側性の疼痛で帯状疱疹の可能性は? 治療は?
83 妊婦や授乳婦に帯状疱疹の抗ヘルペスウイルス薬は使用できるか?
84 帯状疱疹は抗ヘルペスウイルス薬の外用が必要か?

ウイルス感染症
85 単純ヘルペスにPIT(patient?initiated therapy)は有用か?
86 足底疣贅に凍結療法は効くのか?
87 伝染性軟属腫は取るべきか?

細菌感染症
88 MRSAによる伝染性膿痂疹の治療は?
89 伝染性膿痂疹に抗菌薬治療に加えステロイド外用薬併用は害か? 有用か?
90 伝染性膿痂疹にゲンタマイシン軟膏は意味があるか?
91 深部静脈血栓症のある難治性蜂窩織炎に弾性包帯は禁忌か?
92 梅毒治療の第一選択はいまでもペニシリン?

白癬
93 白癬にステロイド外用は禁忌か?
94 爪白癬に外用薬は効くのか? いつまで続けるのか?
95 爪白癬にホスラブコナゾールとテルビナフィンをどう使い分けるのか?
96 頭部白癬に外用療法は意味があるのか?
97 高齢者に経口抗真菌薬は使えないのか?

動物性皮膚疾患
98 ピレスロイド抵抗性アタマジラミの治療は?
99 疥癬治療は外用よりイベルメクチン内服?

薬剤/治療法
100 保湿剤とステロイド外用はどちらを先に塗るべきか? どちらでもよいのか?
101 皮膚疾患でNSAIDs外用薬が本当に有効な疾患はあるのか?
102 リンデロン(R)-VG軟膏のゲンタマイシンに意味はあるのか?

美容
103 飲む日焼け止めの効果は?
104 食べたコラーゲンは本当に皮膚に届くのか? 塗ったコラーゲンは真皮に入るのか?
105 しわにフィラーは有用か?